6月 1 2014
先週(~2014/5/30)の動向と主要通貨4本値及び今週のPivot
先週(5/26~5/30)の動向及び過去4週(5/5~5/30)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(6/2~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
先週のドル円は5月最終週とも重なりましたが、1ヶ月を通して102円強から始まり102円弱で終わりと、Sell in Mayと言うほどの下落もなく、良く言えば安定した相場を提供してくれた月であり週となりました。
初日5/26(月)は週越え懸念だったウクライナ大統領選もそつなく通過しての強含みから一時102円04円を付けたものの英米が休場のため続伸無くじり安の展開。明けて5/27(火)日経の前日比プラス圏に連れてドル円も堅調ながら102円を目前に足踏み、午後から欧州時間にかけウクライナ情勢懸念の再燃や米債利回り低下を受け、一時101.70円付近まで軟化したが、休み明けのNYはダウや日経先物の堅調などからドル円も一時102.12円付近まで反発、しかし長続きせず102円割れまで息切れ。明けて5/28(水)序盤に一旦102円を回復するも月末フローからか売り方が優勢の情況、欧州を過ぎNY時間に入るとダウや日経先物の軟調から更に値を崩し、一時101.60円付近まで急落、引けにか反発を見せるが101.85円止まり。明けて5/29(木)序盤から日経がマイナススタートとなり、ドル円が連られて再度101.64円付近まで軟化、欧州時間に入ると101.50円付近まで下落が加速、NY時間直前には一旦反発するも、米国GDPや住宅指標の悪化から再度101.50円付近まで急落、午後からは米債利回りの上昇などから再び101.70円付近まで反発。最終日5/30(金)前半は月末フローから円買い攻勢となり再度1014.50円付近まで推されたが、円買いが一巡すると徐々に反発、しかし月末週末調整に加え各種の指標も発表直後こそ変動はあったものの特段トレンド材料となることもなく、最終的に101.70円付近に落ち着いて1週間を終了。
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_0530.pdf
●P1:ドル円/ユーロ円/ユーロドル/ポンド円/ポンドドルの過去5日分日足及び過去4週分(週足)の4本値と値幅、及びそこから算出されるWilderピボット/Demarkピボット/Demarkレンジ/フィボナッチゾーン
●P2:IMMで扱われる主要対ドル8通貨とダウ先/日経/金/オイルの過去5日分日足及び過去5週分週足の4本値
●P3:IMM取り扱いの対ドル主要8通貨の先週1週間チャート(1H足&週間Hi-Lo&SuperBollinger+スパンモデルもどき)
■次週(6/2~)用 主要通貨の週間Fibonacci Zone
Fibonacci Zone USD/JPY | |||
R2 | 102.50 | ~ | 102.77 |
R1 | 102.14 | ~ | 102.23 |
S1 | 101.43 | ~ | 101.35 |
S2 | 101.08 | ~ | 100.81 |
Fibonacci Zone EUR/USD | |||
R2 | 1.3710 | ~ | 1.3742 |
R1 | 1.3669 | ~ | 1.3679 |
S1 | 1.3587 | ~ | 1.3578 |
S2 | 1.3546 | ~ | 1.3515 |
■次週(6/2~)用 主要通貨のTD Range Projection
TD Range Projection | ||||
USD/JPY | High: | 101.97 | Low: | 101.26 |
EUR/JPY | High: | 140.02 | Low: | 138.17 |
EUR/USD | High: | 1.3691 | Low: | 1.3609 |
GBP/JPY | High: | 171.29 | Low: | 168.86 |
GBP/USD | High: | 1.6822 | Low: | 1.6632 |
先週(5/26~5/30)の動向及び過去4週(5/5~5/30)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(6/2~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_0530.pdf
こちらも併せてご覧ください。『なじらね流 Pivot_Trade (連載4回)』
~pivotの多様な考え方とその応用~
第1回:PIVOTという概念
第2回:WilderのPivotとその概念図
第3回:Wilder “以外の” Pivot
第4回:BollingerBandとの関係
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6月 7 2014
CFTC IMMポジション(6/3付集計-6/6公開分)
先週のドル円は週初早々に102円を突破後、中盤には103円をも狙える位置まで上昇しましたが、週末に控えた雇用統計が気になり始めた頃から減速、しかし雇用統計発表後は再び反発をし、102円台中盤で終了。という流れという形になりましたが、今回のIMM集計は前半の買い上げにより週高値を付けた直前のものとなります。
6/3付IMM集計、対円では2週連続のロング減・2週連続のショート増から、売り越しは7万枚台中盤まで・売買計も10万枚目前まで共に増化。 対ユーロは4週連続のロング減・2週連続のショート増から、売り越しを3万台まで拡大・売買計は15万枚台割れで若干減少。IMM全体では2週連続のロング減・ショート増から、売り越しを25699枚まで拡大・売買計も僅かに増化。
CFTC IMMポジション(6/3付集計-6/6公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140603.pdf
・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数
・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
データ参照先:CFTC Historical Compressed
※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。
CFTC IMMポジション(6/3付集計-6/6公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140603.pdf
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By najirane • IMMポジション • Tags: CFTC, IMMポジション, 売り越し, 実需筋, 投機筋, 米証券先物取引委員会, 買い越し