1月 12 2014
先週(~2014/1/10)の動向と主要通貨4本値及び今週のPivot
先週(1/6~1/10)の動向及び過去4週(12/16~1/10)の主要通貨4本値&チャート、及び今週(1/13~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
先週のドル円はクリスマスや年末年始を通過し、2014年本番開始また重要指標集中の週となりましたが、年初から乱高下やはしご外しが散見された形となりました。
初日1/6(月)は早朝から前週末からの上昇が続き、東京開始時点では104.92円と105円台を目前にしたものの、出会いから安値となった日経が下げ幅を拡大すると共に、一時104.15銭付近まで大きく下落、欧州時間に入ると欧州株の堅調やダウ先・日経先の堅調から再びリスクオンとなり反発上昇するがNY時間に発表のISM非製造業が予想割れとなると反発上昇分を一気吐き出し、NY時間午後には103.90円まで大きく下落。明けて1/7(火)東京はNY午後から続く反発上昇に乗りながらも104円中盤で上値の重い展開。明けて1/8(水)は前日のNY時間に発表の貿易収支赤字額の改善やダウの上昇、加えて日経の16000円台回復などを受け上昇一途、欧州時間入り頃に105円台を回復。またNY時間に入って発表のADP雇用統計も予想を上回り、104円台後半に押されていたドル円も105円前後を浮沈と高値圏維持に貢献。明けて1/9(木)は金曜日に控える全米雇用統計睨みの動きか、105円前後を維持が続く。明けて最終日1/10(金)はゴト金の需要などからじり高、また欧州株の堅調などから上昇機運にあったが、NY時間に発表の全米雇用統計は失業率は下がったもののNFPが予想を大きく割り込むものとなり、一時103.81円と週初の下落からの反発を全て吐き出す1円以上の急落。NY午後からは徐々に持ち直したものの104.13円付近で1週間を終了。
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_0110.pdf
●P1:ドル円/ユーロ円/ユーロドル/ポンド円/ポンドドルの過去5日分日足及び過去4週分(週足)の4本値と値幅、及びそこから算出されるWilderピボット/Demarkピボット/Demarkレンジ/フィボナッチゾーン
●P2:IMMで扱われる主要対ドル8通貨とダウ先/日経/金/オイルの過去5日分日足及び過去5週分週足の4本値
●P3:IMM取り扱いの対ドル主要8通貨の先週1週間チャート(1H足&週間Hi-Lo&SuperBollinger+スパンモデルもどき)
■今週(1/13~)用 週間Fibonacci Zone
Fibonacci Zone USD/JPY | |||
R2 | 105.89 | ~ | 106.45 |
R1 | 105.14 | ~ | 105.32 |
S1 | 103.66 | ~ | 103.49 |
S2 | 102.92 | ~ | 102.35 |
Fibonacci Zone EUR/USD | |||
R2 | 1.3770 | ~ | 1.3822 |
R1 | 1.3701 | ~ | 1.3718 |
S1 | 1.3564 | ~ | 1.3548 |
S2 | 1.3496 | ~ | 1.3443 |
■今週(1/13~)用 TD Range Projection
TD Range Projection | ||||
USD/JPY | High: | 104.69 | Low: | 103.21 |
EUR/JPY | High: | 147.45 | Low: | 142.75 |
EUR/USD | High: | 1.3744 | Low: | 1.3606 |
GBP/JPY | High: | 172.33 | Low: | 169.63 |
GBP/USD | High: | 1.6589 | Low: | 1.6410 |
先週(1/6~1/10)の動向及び過去4週(12/16~1/10)の主要通貨4本値&チャート、及び今週(1/13~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_0110.pdf
こちらも併せてご覧ください。『なじらね流 Pivot_Trade (連載4回)』
~pivotの多様な考え方とその応用~
第1回:PIVOTという概念
第2回:WilderのPivotとその概念図
第3回:Wilder “以外の” Pivot
第4回:BollingerBandとの関係
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1月 18 2014
CFTC IMMポジション(1/14付集計-1/17公開分)
先々週末 1/10(金)の全米雇用統計で1週間分の値幅を吐き出し、週明け直後はほぼ同じ値幅を続落、雇用統計直前から数えれば都合約2円50銭落ちから反発をしたものの105円台の復活はならず104円台前半で1週間を終えた先週ですが、今回の集計は週初の下落~V字反発しきった処=週初値=週終値というレート的には興味深いレベルでの集計となります。
1/14付IMM集計、対円では2週連続のロング減・3週連続のショート減の双方減となり、売り越しは11万枚台に後退・売買計も13万枚台と昨年11月レベルまで減少。 対ユーロは3週連続のロング減・4週連続のショート増となり、買い越しは1万枚割れ・売買計は微増。
なお、IMM全体においては、縮小からショート方向に向きかけている模様です。
CFTC IMMポジション(1/14付集計-1/17公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140114.pdf
■資料PDF内容
・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数
・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。
データ参照先:CFTC Historical Compressed
※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。
CFTC IMMポジション(1/14付集計-1/17公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140114.pdf
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By najirane • IMMポジション • Tags: CFTC, IMMポジション, 売り越し, 実需筋, 投機筋, 米証券先物取引委員会, 買い越し