9月 26 2010
先週(09/20~09/24)の為替動向
■米国株式市場 = もみ合い~上昇
■原油先物市場 = もみ合い
■NY金先物市場 = 上昇
■ドル円 = 下落
■ユーロドル = 上昇
■ユーロ円 = 上昇
85.73円で始まったドル円も週終値は84.18円と、介入が続くのか続かないのか解らないまま手探り相場の中じりじりと値を下げ、通貨全体では相変わらずのドル独歩安です。
介入警戒が続く中、最初の理由になったのは、FOMC声明文中で必要に応じた追加緩和の可能性が示唆されたことで米国債利回りが急落、これに追随しドル円は84.97円と瞬間85円を割り込みました。
明けて水曜日の東京は何とか85円弱を維持しましたが、欧州参入後、米債利回りが過去最低逝きに下落すると84.50円前後まで続落。
更にNY勢参入後、米追加金融緩和期待を背景にドル売りはストップ・ロスを巻き込み 84.26円まで下落。
そして最終日13:15頃、突発的なドル買いが発生。ストップロスを巻き込んで85.39円まで急騰しました。
介入かどうかはコメントされていませんが、東京市場で出たかなりまとまった大口ドル買いを為替ディーラー諸氏が介入と勘違いし、我も我もと後追いしたのは良いけれどどうも続く様子が見られない。
と、今度は一斉にドル売り。欧州勢参入後には84.20円付近まで急反落。
その後指標好感やダウ上昇に右往左往しましたが結局、84.20円付近で引ける形となりました。
今週もこの介入警戒肝試し相場が続くと思われますが、日本では日銀短観、米国ではISM製造業指数等、雇用統計への先行指標群がそれぞれ発表されます。変動要因が多い中介入が実行されるか否かを重大な関心を持って注視ですね。
■週足デマーク指標/フィボナッチゾーン
(Demark Range Projection / Fibonacci Zone)
TD Range Projection
USD/JPY Upper: 85.01 / Lower: 83.26
EUR/JPY Upper:112.65 / Lower:109.84
EUR/USD Upper:1.3727 / Lower:1.3257
GBP/JPY Upper:133.80 / Lower:131.03
GBP/USD Upper:1.6002 / Lower:1.5660
Fibonacci Zone USD/JPY
R2 86.40 ~ 87.05 / R1 85.55 ~ 85.75
S1 83.63 ~ 83.84 / S2 82.33 ~ 82.98
Fibonacci Zone EUR/USD
R2 1.3806 ~ 1.3986 / R1 1.3571 ~ 1.3626
S1 1.3046 ~ 1.3101 / S2 1.2686 ~ 1.2866
■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(09/20~09/24)の為替動向』 → 2010_0924.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF
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10月 2 2010
先週(09/27~10/01)の為替動向
先週の各主要相場は下記のような流れでした。
■米国株式市場 = もみ合い
■原油先物市場 = 上昇
■NY金先物市場 = 上昇
■ドル円 = 下落
■ユーロドル = 上昇
■ユーロ円 = 上昇
介入警戒肝試し相場が続く中、財務省から 8月30日~9月28日までの介入実績が発表されました。
参照→ http://www.mof.go.jp/feio/monthly/220930.htm
これによると同期間の介入額は、2兆1,249億円。
市場では、日銀の当座預金勘定残高から逆算して、9月15日の介入を1兆8千億円くらいと読んでいますし、政府筋に近い人からも約2兆円という数字が出てますので、 2兆1,249億円と言うことは 9月15日の1回だけではなく
期間中に幾度かの介入があったことが推定されます。
また、9月24日の瞬間高騰は未だ介入だったのか、単なる大型のドル買いだったのか不明ですので、11月に発表される詳細発表まで待つ必要があります。
問題はこの推定なり金額の解釈において、1回こっきりだったなら今後の介入は無い。=規定路線のドル売り円高を進められる。
複数回であったなら、介入レベルやその規模が解らず肝試し相場が続く。
そういうことになります。
先週は各連銀が発表の景況指数の軒並みの低調振りから一貫してドル円は下がり続けましたが、週末発表のISM製造業指数は指数こそ予想並みだったものの、雇用部分が嫌気され、NYクローズにかけて介入実行以前のレベル=再び83円割れを狙う位置まで下落を進めてしまいました。
さて、そのような中、今週は米指標イベントウィーク。予想並みであればまだしも、好感嫌気が交錯する乱高下に
はたして対処できるのか?介入はあるのか?まだまだ重大な関心を持って注視要です。
■週足デマーク指標/フィボナッチゾーン
(Demark Range Projection / Fibonacci Zone)
TD Range Projection
USD/JPY Upper: 83.79 / Lower: 82.53
EUR/JPY Upper:117.47 / Lower:110.23
EUR/USD Upper:1.3998 / Lower:1.3585
GBP/JPY Upper:132.66 / Lower:129.71
GBP/USD Upper:1.5869 / Lower:1.5614
Fibonacci Zone USD/JPY
R2 84.83 ~ 85.31 / R1 84.20 ~ 84.35
S1 82.79 ~ 82.94 / S2 81.83 ~ 82.31
Fibonacci Zone EUR/USD
R2 1.4067 ~ 1.4225 / R1 1.3861 ~ 1.3909
S1 1.3399 ~ 1.3448 / S2 1.3083 ~ 1.3241
■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(09/27~10/01)の為替動向』
→ 2010_1002.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF
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By najirane • 為替動向と予想 • Tags: デマーク指標 Demark Range Projection Fibonacci Zone ユーロドル ドル円 クロス円 原油 為替 株式 米国 指標 ダウ 介入 日銀 金融緩和 FRB ECB QE2 QE3 FOMC バーナンキ 出口戦略 ギリシャ イタリア スペイン 緊縮財政 雇用統計