9月 1 2008
FXのおさらい_05 思惑を動かす物は?
外国為替レートは、日々のさまざまなニュースによっても変動します。
「サブプライム問題」~「リーマン・ブラザース 破綻!」などは、
その典型例として記憶に新しいところです。
日ごろから要チェックのニュースとしては、やはり米国の通貨政策です。
たとえば「リーマン・ブラザース」の破綻を受け、米国の財務長官や大統領が
「強い米ドルを支持する」といった発言を行うと、米ドルが買われるようになり
一旦、地に落ちたかと思われたドルも、ドル高傾向に転じたりします。
しかし逆に、これは米国に限った話ではありませんが
米国の通貨政策において通商政策が重視されると、
輸出が円滑に行われるよう、米ドル安を促す傾向があります。
どのような状態がその国にとって望ましいか?で為替レートは変化します。
しかし、米国の通貨政策は最重視が必要ではあっても
そう頻繁に変更されるものではありません。
米ドルに材料がない場合は、他の通貨の動向、
例えばユーロ圏の通貨政策を担っている欧州中央銀行の動向や、
日本の通貨政策の動向をチェックする必要があります。
通貨政策に関するニュースがどこからも出されない場合でも、
さまざまな事件/事故、消費者動向や資源の需給率などが
市場を動かす材料として浮上してきます。
原油価格、インフレの推移、米国の雇用統計や住宅建築数、
内紛やテロなどの紛争問題なども為替レートに影響を与えます。
しかしこれらの材料は極めて短期的な値動きで終わる傾向が強いため、
一応念頭に置く…程度でも良いかも知れません。
なお、このような「(心情的に)レート変化が予想される」と言った要因を
ファンダメンタル要因と言い、それによる変化を予測/分析することを
ファンダメンタル分析と言います。
また、あくまで実際の値動き(チャート)から予測/分析することを
テクニカル分析と言います。
7月 16 2009
連載:その地合判断、正しいですか? (その4)
さて、下で「今週はユーロ円なら132円位に戻るかも」なんてことを書きましたが、
その根拠はデマーク指標だったりします。
EUR/JPYの先週終値は128.88円でしたが、4本値で書くと
始値:134.05 高値:134.08 安値:126.97 終値:128.88 となり、
さらにその前週の4本値は
始値:133.94 高値:136.91 安値:133.35 終値:134.07 となりまして、
ここからデマーク指標を計算してみると、
S1:124.37、R1:131.48となります。
加えて、今週に目白押しな決算発表や各種経済指標は好感される内容が多いだろう。
と言うことは、予想値よりもさらにユーロ高に振れる可能性が高い。と判断したわけです。
実際これを書いている時間帯ではEUR/JPYは132.50円を超えてますので
予想道理高値に振れたことになりますね。
今日のこれからの動きによっては、
もう一つのデマーク指標の使い方の実証が出来ると思いますので
ちょっと注意深く見ていきたいと思います。
ちなみに今日ここまでの私の成績は
家に帰ってきてから(19時頃から)現在までで、+58pipでした。
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By najirane • 分析・相場観・手法 • Tags: デマーク指標, ファンダメタリックテクニカル, ファンダメンタル, 相場感