9月 11 2010
CFTC IMMポジション(09/11公表分)
日本時間 9/11午前に、9/7 NYクローズ時点で集計のCFTC IMMポジションが公表されました。
「円」は、ロングが前週比
6.9%の増加で 65440枚(前週:61219枚)、ショートは前週比 17.2%の増加で
13257枚(前週:11315枚)、結果、買い越しは前週比 4.6%の増加となり 52183枚(前週:49904枚)へと、直近1年間ではドバイショック時の昨年12/1レベル(56907枚)に相当し、先月8/10(52478枚)に次ぐ年間第3位の買い越し枚数となりました。
ドル円レートから見ても、先週は9/8(水)に年初来安値を更に更新し、ついに83.32円と、15年ぶりに83.30円台を示現しました。
それ以外でも先週は週初月曜日以外はすべて最安値が84円未満と、円高局面も極まるところまで来た。と言う様相を呈しています。
政府・日銀も口先介入やオーバーナイト体制を確認する等パフォーマンスキャンペーンを張っていますが、口先介入発言中に「効果は限定的と思うが」等と漏らしたり、日銀総裁自ら「円高にもメリットはある」などと円高容認発言するようでは、投機筋や諸外国から見透かされても当然でしょう。何よりも、言葉とは裏腹に「断固」対応する意志が全く感じられません。ここまで無能極まり無い民主党政権の金融財務関係者では半島の某国でなら粛清(処刑)レベルの職務怠慢と思います。
続いて「ユーロ」は、ロングが前週比 4.0%の増加で 53156枚(前週:51099枚)、ショートは前週比 0.2%の微増で
76855枚(前週:76668枚)、結果、売り越しは前週比 -7.3%の減少で 25569枚から
23699枚へと、前週・前々週の売り越し増が若干トーンダウンとなりました。
これは多分にロング増による物と思われ、最近発表の米国指標、特に9/3発表の雇用統計等が好感され、リスクオンに傾いてきたように思われます。
先週、ポジションとしてはロングが減少しているのにレートとしては上昇していると言うことは、今回集計の8/31以降、ポジションに変化があることが推測されます。その反動が何時出てくるのか要注視(笑)ですね。
などと書きましたが、「案の定。」と言ったところでした。
腹立ち紛れにここでも書きますが、来るべきモノを想定し、それが来たら瞬時に対応するための行為が「注視」であるべきと思いますが、こと民主党政権にあっては何もしないことを注視と言い換えているか、さもなくば来るべきモノが何かも、取るべき行動が何かもまるで解ってないし知らない。と言うのが実情ではないでしょうか。
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9月 18 2010
CFTC IMMポジション(09/18公表分)
日本時間 9/18午前に、9/14 NYクローズ時点で集計のCFTC IMMポジションが公表されました。
なお、残念ながらと言うかそれを狙ったのか、この集計は日銀による6年ぶりの円売りドル買い介入の5時間前の数字となりますので、介入やその反動は全く反映されていないことを考慮し、開戦前夜の状況して今回の数字を見る必要があります。
「円」は、ロングが前週比 -6.5%の減少で 61215枚(前週:65440枚)、ショートは前週比 2.4%の増加で 13573枚(前週:13257枚)、結果、買い越しは前週比 -8.7%の減少となり 47642枚(前週:52183枚)へと、最高レベルである5万枚を割り、若干落ち着く傾向に向かうかのようです。
ドル円レートは今回集計の最終日、9/14に民主党菅代表の続投が決定したことで83.10円まで下落、その夜のNYに米債金利低下から82.90円と、15年ぶり円高局面を更新し、ついに82円台を見ました。
なお、これがきっかけとなって翌朝、6年ぶりの介入となったわけですが、冒頭にも書いた通り、今回の集計では介入もその反応も全く数字には出てきません。
次回の数字公表を楽しみに待ちたいと思います。
続いて「ユーロ」は、ロングが前週比 2.6%の増加で 54543枚(前週:53136枚)、ショートは前週比 -16.5%の減少で 64187枚(前週:76885枚)、結果、売り越しは前週比 -59.3%の大幅な減少で 23699枚から 9644枚へと、一気に1万枚を切り、1.3200台の戻り高値を付けた8月初旬の数宇と並びました。
レートから再度見ると、8月初旬に1.3200越えの戻り高値を付けて以来押し込まれ、一時期1.2600台まで押されましたが、今回のIMM集計時点(NYクローズ)では1.2995まで回復、集計後の数字では週末にかけて1.3000台まで回復してますので、この売り越し減少も十分に頷ける数字ですね。
さて、ユーロは週末になりアイルランド問題が再燃し陰りが見えましたが基本路線はリスクオンと見て良いかと思います。
問題はドル円及びクロス円で、介入がどのように行われるかを見ながらの手探り相場が続くかと思われますので、投機筋の大玉は期待薄といった観があります。
何よりも政府日銀が投機筋の向こうを張った大勝負をしているわけですので、重大な関心を持って注視する必要があるかと思います。(しかしこれは流行語大賞決定ですね。)
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By najirane • IMMポジション • Tags: CFTC, IMMポジション, ガイトナー, 中国, 介入, 利上げ, 売り越し, 実需筋, 投機筋, 日銀, 米証券先物取引委員会, 買い越し