常在戦場

Jyouzai3 「常在戦場」はどこかの総理も多用した言葉ですが、私の出身地越後長岡藩の藩是でもあります。
さて、この「常在戦場」同じく長岡・・・と言うか栖吉出身の長尾景虎(上杉謙信)も好んで使っておりまして、世間ではそちらの方が有名になってしまったのか「常在戦場」=「常に臨戦態勢」と訳された物が多く出回っております。

が、長岡の「常在戦場」は「牛久保の壁書」に由来する牧野家の家訓から来ており、
平たく言うと「腹が減ったとかゆっくり寝たいだとか・・・、戦場の武士はもっとひもじくもっと疲れておる。それを思えば贅沢も安穏も出来まい。」と、質実剛健、刻苦勉励の気風を保てと言う教えで、これこそが米百俵の精神でもあります。
(この辺の話は長くなるので簡単にまとめると→広報とよかわ 2009.9.1号)
Kabegaki

何でこんな話を持ってきたかというと、Twitterでも各所ブログでもファンダメンタル不要論が多々散見され、今日などもファンダ分析は時間軸がずれまくるので将来起こると予測出来たにしてもほとんど意味はないと言ったつぶやきがありました。

でも私の感覚だと「なりきってないからでしょ?」なんですよ。
たとえばあなたが「○○銀行」に預金を持っていたとします。
「○○銀行が危ないらしい」そんな噂が流れてきたらどうしますか?
考えるよりも何よりも、取る物とりあえず全額引き出しに行くでしょう。
でも傍観者だったら、「へぇ~」とか「○○が危ないと次は△△か?」ですよね。

ファンダメンタルが解らない。というのは傍観者だからです。
「当事者だったらこう動く」それを思い描くことがファンダメンタルです。

同じようなことを言わんとする文章がありました。
以久遠氏の Beauty,Business & Favorites マーケッティングとは「常在戦場」
ここでは「常在戦場」を「臨戦態勢」ではなく「共に在ること」を述べており、とても正しい理解であると思いました。
市場と共に在ること、企業活動、経済活動と共に在ること、相場と共に在ること。
長岡人(=牛久保の壁書の教え派)である私は、「常在戦場」をそう考えておりますし、それが真の意味と思います。

Kabegaki2

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