5月 30 2010
IMMポジション(05/28公表分)
「円」は、ロングは前週比 49.6%の急増、ショートは
24.2%の急減、結果売り越しは前週の34289枚から10238枚へと急速にロング側に移動しました。
円が売買されるのは主にリスク回避かその巻き戻しで、先週の材料から言えば長期化するユーロ問題のリスク回避及び米国金融改革規制法案による円買いか、半島情勢による・・・これは双方の見方があって日本が攻撃対象なら円売り、対岸の火事で最後は漁父の利と見れば円買い。と言うことになりますが、ユーロがロングショートとも減少したことを見ると、何らかの理由でそれらが円買いに傾いた。と見ることが見えます。
次に「ユーロ」はロングが 16.1%減、ショートが 5.7%減と共に減少しましたが、売り越しは前週の 107143枚から 106736枚へと微減の状態で、不安要因の沈静化は見られても、長期化による既成事実扱いとなっている様子が見て取れます。
先週も書きましたが、当該資料は元々私の個人的な資料の流用です。
IMMポジションは各種通貨及びコモディテイも含めて公表されておりますが、私は「円」と「EURO」しか必要としていないので、今週もこの2種だけ提示しております。他通貨・コモディティ等必要な方はご自身でダウンロード~加工してください。
IMM
ポジション資料PDF→
IMM_20100525.PDF をダウンロード
6月 5 2010
IMMポジション(06/04公表分)
「円」は、ロングは前週比
3.8%の微増、ショートは前週比
-6.0%の微減、結果売り越しは前週の 10238枚から 6484枚へと更にロング側に移動し、ほぼイーブン状態になってきました。
しかし、今回のIMMポジションが集計された6月1日の翌日、日本では鳩山総理が辞任、次いで小沢幹事長も辞任と言うニュースが流れると、政局不安からか次期首相と目される菅直人の円安選好からか円が売られ始め、金曜日雇用統計直前ではIMMデータ集計時比で、ドル円では1円80銭強まで売られ込みました。
その後雇用統計の失望売りでドル円は1円40銭程度まで下げましたが、6月1日付けデータよりは多少売りポジションが増えている可能性は考えた方が良いかも知れません。
続いて「ユーロ」はロングが -1.4%と微減、ショートも -9.2%減と先週に引き続き共に減少し、売り越し枚数も前週の 106736枚から 93325枚へと微減の状態です。
先週同様、「とりあえず売っておけ」でしょうか。
ただ為替的には金曜日の雇用統計による(経済全体安の)連れ安と、雇用統計発表直前にハンガリーの前政権による粉飾財政が発覚し、第二のギリシャか?との不安要因からユーロの下値攻めが再燃し、一時1.1954と、2006年2月以来の1.2000割れまで下落しました。
この水準まで下落したことで多少のショートポジション消化があったとも、更なるショート積み増しがあるとも言えますが、多少なりとも次週のポジション構成には変化が見られそうです。
IMM
ポジション資料PDF→
IMM_20100601.pdfをダウンロード
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By najirane • IMMポジション • Tags: CFTC, IMMポジション, ガイトナー, 中国, 介入, 利上げ, 売り越し, 実需筋, 投機筋, 日銀, 米証券先物取引委員会, 買い越し