3月 25 2012
CFTC IMMポジション(3/20集計-3/23公表分)
資料ダウンロード 『3/20集計-3/23公表のIMMポジション』 → IMM_20120320.pdf (計4p)をダウンロード
【対円】非商業ポジション(投機筋)
ロングは前週比 12674枚(57.0%)の増加で 34923枚(前週:22249枚)、ショートは前週比 -3855枚(-6.0%)の減少 60774枚(前週:62629枚)。前週とは一転のロング増・ショート減の結果、売買比は売り越しを大きく減少。売越し枚数は前週比 -16559枚(-39.1%)の減少で 25821枚(前週:42380枚)。売買計は前週比 8789枚(10.1%)の増加で 95667枚(前週:86878枚)となりました。
売買枚数占有率(MXN除く)では、ロングはIMM全ロング枚数の 11.7%(前週:8.2%)で 3.5%の増加、ショートはIMM全ショート枚数の 17.8%(前週:17.8%)で先週と同値となりました。
ドル換算では52.2億$のロング、90.7億$のショートにより、38.6億$の売越しという事になります。
【対円】商業ポジション(実需筋)
ロングは前週比 63633枚の減少で 92729枚(前週:156362枚)、ショートは前週比 -41502枚の減少で 32938枚(前週:74440枚)。双方大量減の結果、売買比は買越しを継続ながら減少。買越し枚数は前週比 -22131枚の減少で 59791枚(前週:81922枚)。売買計は前週比 -105135枚の減少で 125667枚(前週:230802枚)と半減しました。
投機筋+実需筋の合計では 127652枚のロング、93682枚のショートにより 33970枚の買越し。総売買枚数は221334枚と言うことになりました。
レート変化では、前火曜→前金曜終値で82.99円 →83.43円と円安、前火曜→今火曜終値では82.99円→83.68円と円安、今火曜→今金曜では 83.68円→82.35円と円高、2週通算の前火曜→今金曜では82.99円→82.35円と円高。と、6週連続の週終値高値更新(陽線)もここに来て陰線引けとなりました。
売買枚数もレートも、ここまでの続騰が調整入りしたかのような状況ですが、前々回も同じようなショート減から再度増加に転じまるで猫ダマシのような動きとなりました。ただ前々回はショート減少のみでしたが、今回はロング増も重なっており、前回は頭打ちを見越しての最後の荒稼ぎ、今回はいよいよ調整段階か?と思われますが、調整なのか年末相場での特殊な動きなのかは、加熱レベルの10万枚台に迫る売買枚数を鑑み、残り1週間の月末相場を注意深く見守りたい。 と言うところです
【対ユーロ】非商業ポジション(投機筋)
ロングは前週比 10091枚(25.0%)の増加で 50416枚(前週:40325枚)、ショートは前週比 -6291枚(-4.5%)の減少で 133370枚(前週:139661枚)。この結果、売買比は売り越しを更に縮小。売り越し枚数は前週比 -16382枚(-16.5%)の減少で 82954枚(前週:99336枚)と、昨年11/22以来17週ぶりに8万枚台まで減少してきました。売買計は 3800枚(2.1%)の増加で 183786枚(前週:179986枚)となりました。
売買枚数占有率(MXN除く)では、ロングはIMM全ロング枚数の16.9%(前週:14.9%)、ショートはIMM全ショート枚数の39.0%(前週:38.5%)となりました。
金額換算では83.4億$のロング、220.6億$のショートにより、137.2億$の売り越しという事になります。
レート変化では、前火曜→前金曜終値で 1.3082→1.3175とユーロ高、前火曜→今火曜終値で1.3082→1.3230とユーロ高、今火曜→今金曜では 1.3230→1.3270とユーロ高、2週通算の前火曜→今金曜では 1.3082→1.3270とユーロ高となっております。
ユーロにも前々回に一旦の調整があったようですが、緩やかなロング増と大量のショート減による売り越し減少と言った流れは継続模様であり、チャート的には3月初頭を頂点とした三尊(五尊)の右肩の行方が気になるところです。つまりここから下落に転じやはり三尊だったのか、そう見せかけての大幅反騰なのか、昨今急に増えだした中国経済の陰り情報とも絡め、注視していきたいところです。
【全体概況】非商業ポジション(投機筋)
CFTCで扱われる通貨全体(MXN除く)では、ロングが前週比 26427枚(9.7%)の増加で 297516枚(前週:271089枚)、ショートは前週比 -21133枚(-5.8%)の減少で 341618枚(前週:362751枚)、ロング増ショート減の結果、売買比は売り越しを大幅に縮小。売り越し枚数は前週比 -47560枚(-51.9%)の減少で 44102枚(前週:91662枚)と半減。売買計は前週比 5294枚(0.8%)の増加で 639134枚(前週:633840枚)となりました。
ドル換算では、354.4億$のロング、467.7億ドルのショートにより、113.3億ドルの売り越し(MXN除く7通貨計)という事になります。
個別に見た場合、対円でのロング増・豪ドルのショート増・ポンドの売り越しげ減・加ドルの買い越し増・NZドルのショート増/買い越し減がそれぞれ前回に対し倍増なり半減という数字に
なっているところで、それだけ多くの資金移動があったことを示しております。またNZドルにおいてはこのところ買い越し減少の流れになっていた物が今回のショート増によりイーブンに迫る勢いになっております。
全体売買枚数構成比から言ったロングベスト3は 豪ドル・加ドル・ユーロ。ショートベスト3はユーロ・円・豪ドルと、ショートで豪ドルが円と交代した以外は先週と同様な構成になっています。
資料ダウンロード 『3/20集計-3/23公表のIMMポジション』 → IMM_20120320.pdf (計4p)をダウンロード
※なお、先回のPDF資料より軽量化=高速表示を目的に互換対象をAcrobat7.0以降互換としております。(従前はAcrobat5.0以降互換)
↓ ↓ お役に立ちましたらこちらもよろしくお願いします ↓ ↓ | |||
デマークのチャート分析テクニック―マーケットの転換点を的確につかむ方法 | |||
DVD 外為ディーラーのテクニカル分析 デマーク指標に学ぶ普遍的テクニック | |||
トレーダーズショップ 投資関連書/投資DVD 月間総合ランキング |
4月 1 2012
CFTC IMMポジション(3/27集計-3/30公表分)
資料ダウンロード 『3/27集計-3/30公表のIMMポジション』 → IMM_20120327.pdf (計4p)をダウンロード
【対円】非商業ポジション(投機筋)
ロングは前週比 -24018枚(-68.8%)の減少で 10905枚(前週:34923枚)、ショートは前週比 17783枚(29.3%)の増加で 78527枚(前週:60744枚)。前週の売買逆転から更に一転、再びロング減ショート増路線に戻った結果、売買比は売り越しを大きく増加。売越し枚数は前週比 41801枚(161.9%)の増加で 67622枚(前週:25821枚)。売買計は前週比 -6235枚(-6.5%)の減少で 89432枚(前週:95667枚)となりました。
売買枚数占有率(MXN除く)では、ロングはIMM全ロング枚数の 4.6%(前週:11.7%)で -7.1%の減少、ショートはIMM全ショート枚数の 23.6%(前週:17.8%)で 5.8%の増加となりました。
ドル換算では16.4億$のロング、118.0億$のショートにより、101.6億$の売越しという事になります。
【対円】商業ポジション(実需筋)
ロ ングは前週比 30391枚の増加で 123120枚(前週:92729枚)、ショートは前週比 -13914枚の減少で 19024枚(前週:32938枚)。この結果、売買比は買越しを大幅に拡大。買越し枚数は前週比 44305枚の増加で 104096枚(前週:59791枚)。売買計は前週比 16477枚の増加で 142144枚(前週:125667枚)となりました。
投機筋+実需筋の合計では 134025枚のロング、97551枚のショートにより 36474枚の買越し。総売買枚数は231576枚と言うことになりました。
レート変化では、前火曜→前金曜終値で83.68円 →82.35円と円高、前火曜→今火曜終値では83.68円→83.19円と円高、今火曜→今金曜では 83.19円→82.86円と円高、2週通算の前火曜→今金曜では83.68円→82.86円と円高。と、2週連続の陰線引けとなりました。
今回ロング大量減によりロング枚数が1万枚台となりましたが、ここまで減少したのは2010,2011年の4,5月に1万2千枚台を記録した以外は2005年まで遡るほかは無く、ショートの7万8千枚台も2010年5月の同レベル以外は2005-7年の水準となっております。2005-7年当時と言えばドル円は110円程でしたから一部でささやかれているように100円台復帰か?と言う話もあながち大袈裟ではなく見えてきますね。
売買枚数的には年度末めがけて一旦退却したかのように見せ、最終週に倍返しと言った風情ですが、週明けからは新年度そして雇用統計週です。レートから見た例年のアノマリでは年度末まで円安、新年度から円高攻勢となりますが、今年はまだまだ円安が継続するのか、それとも今年は若干早まっただけでアノマリ通り反転なのか、新年度の動向を注意深く見ていきたいと思います。
【対ユーロ】非商業ポジション(投機筋)
ロングは前週比 -16383枚(-32.5%)の減少で 34033枚(前週:50416枚)、ショートは前週比 -10208枚(-7.7%)の減少で 123162枚(前週:133370枚)。双方減の結果、売買比は売り越しを僅かに拡大。売り越し枚数は前週比 6175枚(7.4%)の増加で 89129枚(前週:82954枚)となりました。売買計は -26591枚(-14.5%)の減少で 157195枚(前週:183786枚)となりました。
売買枚数占有率(MXN除く)では、ロングはIMM全ロング枚数の14.4%(前週:16.9%)、ショートはIMM全ショート枚数の37.0%(前週:39.0%)となりました。
金額換算では56.7億$のロング、205.1億$のショートにより、148.4億$の売り越しという事になります。
レート変化では、前火曜→前金曜終値で 1.3230→1.3270とユーロ高、前火曜→今火曜終値で1.3230→1.3319とユーロ高、今火曜→今金曜では 1.3319→1.3342とユーロ高、2週通算の前火曜→今金曜では 1.3230→1.3342とユーロ高となっております。
今回は売買枚数的にはロング大量減とショート減少傾向の継続と言う形になりましたが対ドルレートとしてはむしろ戻りを見せています。と言う事は今回のロング減少は期末調整による可能性が高く、今回の集計以降は再度ロングが増加していることが予想されます。
先週、チャート的には3月初頭を頂点とした三尊(五尊)の右肩の行方が気になるところです。つまりここから下落に転じやはり三尊だったのか、そう見せかけての大幅反騰なのか、と書きましたが、現状は後者のようにも見えます。しかし、これが期末調整に乗じての攪乱なのか、むしろ三尊の右肩がダマシで、本年1月安値を底とした逆三尊が正解なのか、先週末発表の中国PMIの大幅改善が懸念を払拭することになるかどうかを含め、雇用統計週を通過してなお4月中旬までは解らないと言った感じです。
【全体概況】非商業ポジション(投機筋)
CFTCで扱われる通貨全体(MXN除く)では、ロングが前週比 -60583枚(-20.4%)の減少で 236933枚(前週:297516枚)、ショートは前週比 -9023枚(-2.6%)の減少で 332595枚(前週:341618枚)、双方減の結果、売買比は売り越しを再度倍増。売り越し枚数は前週比 51560枚(116.9%)の増加で 95662枚(前週:44102枚)。
にほんブログ村
為替・FXランキング
By najirane • IMMポジション • Tags: 米商品先物取引委員会 通貨先物 取組 IMMポジション CFTC CME ドル 投機筋 仮需 実需 円 ユーロ 売り越し 買い越し 円高 円安 日銀 金利 FOMC ADP ISM 雇用統計 欧州 ギリシャ 総選挙 QE3 緩和 緊縮