6月 13 2010
IMMポジション(06/11公表分)
「円」は、ロングは前週比
-14.1%の減、ショートは前週比
3.4%の微増、結果売り越しは前週の 6484枚から 12547枚へと4週連続して減少してきた売り越しがここに来て反転増加しています。
前週の雇用統計を嫌気している動きが継続しているなら、変わらず売り越し減(=ドル買い減)になるはずが反転していると言うことは、雇用統計の数字はあくまで一過性のもの、基調はリスク回避からリスク選好へ転じつつあり、それは日本時間6月10日未明に発表されたベージブックで各地区連銀すべてが「経済活動は緩やかながら引き続き改善」としていることが裏付けているのではないでしょうか。
続いて「ユーロ」はロングが 2.1%と微増、ショートは 14.1増、売り越し枚数は前週の 93325枚から
111945枚へと、こちらもポジションに反転が見られますが、集計時点では収まりきっていなかったハンガリー問題のことを考えれば過剰な売りではないと思います。
言い換えれば、リスク選好への転換を予感しての「ここが最後の売り時」といった売りオーダーなのかも知れません。
何度も試した1.200の攻防も現在は1.2110ほどまで反発しているのを見ても、底堅さが確認出来、この先数回は下値攻めがあるかも知れませんが、結局割ることなく現在の水準以上はキープするのではないでしょうか。
IMM
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6月 19 2010
IMMポジション(06/18公表分)
「円」は、ロングが前週比
-18.3%減で 23304枚、ショートは前週比
-34.3%の大幅減で 26987枚、結果売り越しは前週の 12547枚から 3680枚へと、先週の反転はなんだったの?と言うほどの減少です。
来週は買い越しに反転してもおかしくないような雰囲気です。
ロングショート共に減少している=売買そのものが減少している訳ですが、円ショートの大幅減はこの下の書くようにユーロロングへ移動している。と考えると多少はつじつまが合うような感じですが、他金融資産への移動を含め相場の方向性が転換する調整の時期なのかな?と考える方が自然に思えます。
続いて「ユーロ」は、ロングが前週比
7.8%増で 49526枚、ショートは前週比
-29.1%の大幅減で 111886枚、結果売り越しは前週の 111945枚から 62360枚へと、こちらも半減に近い激減です。
ユーロの1.2000割れは通算で5営業日ときわめて短時間でしたが、こちらもどうやらロングへの転換時期なのかな?という感じですね。
と言うことで、数字とグラフだけを見る限り、円の売買は縮小傾向にありユーロはロングに傾きつつある。と言う流れが連想されます。
IMM
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※初稿アップの際に資料を付け忘れました。
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By najirane • IMMポジション • Tags: CFTC, IMMポジション, ガイトナー, 中国, 介入, 利上げ, 売り越し, 実需筋, 投機筋, 日銀, 米証券先物取引委員会, 買い越し