9月 6 2009
先週(8/31~9/4)の為替動向
■米国株式市場
火曜日に下落、その後なだらかに下落を続け
木曜のISM製造業景況指数後に反発。
■WTI原油先物市場
週前半に下落、後半は安値圏でもみ合い。
■ユーロドル
週初はユーロ高ドル安。
ダウ下落に呼応しユーロ下落。その後はもみ合い。
■ドル円
ほぼダウに呼応するかのように集中版に下落し
ISM製造業景況指数~雇用統計で上昇傾向へ。
■ユーロ円
ほぼダウに呼応するかのように集中版に下落し
ISM製造業景況指数~雇用統計で上昇傾向へ。
先週1週間もダウ市場に呼応する動きが見えます。
ただ、ISM製造業景況指数~雇用統計の動きは
悪い数字にもかかわらず、ダウやクロス円の上昇
という反応になっているのが特徴的です。
これまでリスク回避姿勢一辺倒だった状況が
これ以上は悪くならないという景気の底打ち感から、
強気姿勢に転じてきたのではないでしょうか。
また、民主党政権となった日本の先行きが
今ひとつ不透明なのも、
これまでの「リスク回避先の円」という構図に
変化を与えていることも否めないと思います。
■各為替の週足デマーク指標値
(Demark Range Projection / Demark Pivot Points)
ユーロ円
予想高値 134.48 / 133.51
予想安値 130.50 / 131.48
ドル円
予想高値 94.03 / 93.28
予想安値 90.89 / 91.64
ユーロドル
予想高値 1.4347 / 1.4334
予想安値 1.4118 / 1.4134
※デマーク指標の予想には
Demark Range Projection と
Demark Pivot Points の2種ありますので
両方を提示しています。
※なお、このコンテンツはチャート図を含めPDF文書としてダウンロード可能です。
先週の4本値と今週のピボット「Pivot_2009_0904.pdf」をダウンロード
週間為替リポート「2009_0904.pdf」をダウンロード
※今週からピボットデータ(DeMarkとPivot)も掲載するようにしました。
なお、このピボットデータは拙作「指標ホイホイ(仮称)」が
勝手に為替データをダウンロード~指標値計算更新をするもので
いずれ何らかの形で公開したいと思います。
3月 2 2010
ISM製造業景況指数=シナリオ的中
昨日のエントリーで
>>先週それぞれの段階段階で売りポジを
>>積み増ししているかと思います。
>>これは市場全体にも言えますので
>>ある程度のところでこの利食いが出始めれば
>>市場もそれに追随する。と読めることになります。
と言うことを書きましたが、
今日の相場はまさにその通りになりました。
88.80円付近から始まったドル円は
本日分の取引開始直後から上昇し、
東京時間に89.20円台へ、
欧州勢が参加してからは89.30円台へと
昨日書いたように「階段状に」上昇し、
24:00のISM製造業景況指数で一気に89円割れ。
これを機関投資家的な筋書きになおすと
88円ハイから落としても良いけど
日銀レートチェックという鬼門がある。
それならここまで積み増されたショートポジションを
じわじわと利食い、ISMで行って来い状態にすれば
「1粒で2度美味しいじゃないか」
その筋書きを予見していたので
昨日のエントリーはそういったことを書き、
私は私で要所要所で仕込み、
ISM製造業景況指数まではスキャルもせず静観。
そして24:00。仕込んでおいた複数の建て玉は順次決済され、
都合、106pip取得。と言う結果で終わりました。
先週末の色々な予想サイトを見ていても「ショート推奨(維持も新規も)」が大多数。
「反発買いのあと機を見て落とすだろう」などと予想していたのは
私や平田啓氏含めごく少数に止まりましたが、結果はそういう事でした。
さて今週は月に一度の雇用統計がありますが、その金曜日5日に
もう一つビッグイベントが飛び込んできました。
3月に行われる。と言う予定だけは解っておりましたが、
中国の全人代会議の開幕日も、5日(金)に決定。
通常、全人代会議では温首相が記者会見を行うのが恒例になっていますが、
その中身によって株価が過激に動くことも多々あり、
最悪(最高?)のシナリオを書くと、全人代会議の事前期待(噂)で上げるだけ上げて
雇用統計で一気に落とす。などと言うことも考えられます。
金曜日はしっかり読んでシナリオ通りに仕込むか、
ノーポジで静観=入れたら入る。が良いかも知れません。
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By najirane • 為替動向と予想 • Tags: ISM製造業景況指数, ショート, ロング, 指標, 機関投資家