9月 23 2011
MetaTrader 5 build 507
MetaTrader 5 がアップデートされ build 507 となりました。
今回のアップデート内容は画像の通り、
・トレードダイアログの修正
・スペイン,イタリア,フランス,アラビア,中国語への対応
・その他報告のあった不具合の改修
という事で目立った機能追加などはないのですが、私はPC版MetaTraderもWindowsMobile版mtmも大好きなだけに、同じファミリーであるMT5も気になるわけですが…今回のアップデートでもやっぱり駄目な物は駄目ですね。チャート&トレードアプリとして全くお話になりません。
何がお話にならないかを、私が一押しのTradeInterCeptorと対比しながら書いていきたいと思いますが、左は多くの人のスタートアップ画面だろうと思われるQuotes(レートパネル)です。
MT5の場合、現在の気配値表示のみです。それで事が済むならそれでも良いですが、この現在値はどのくらいの水準にあるのか?はTradeInterceptorのように、日次の高値安値表示を一緒に出してくれなきゃ天井近いのか底近いのかも解らないわけです。現在気配値のみではそれこそ「値頃感売買」に陥ってしまいます。
さて、次は本来のチャート機能ですが、MT5のそれは相変わらずFX会社のトレードアプリの域を出ず、全くお話にならないですね。ユーザーは何故MetaTraderを使うのか?という事すら理解出来ていないと思います。
メインウィンドウに加えてサブウィンドウにいくつかのインジケータを追加出来る仕様ではありますが、インジケータの種類も少なければ、ウィンドウ配置(サイズ)も固定、ライン等の色も変えられない、そもそもトレンドラインやフィボナッチさえ引けないなんてお粗末さではチャートソフトを名乗れないですね。
それでも何とか無理矢理MT5の良いところを揚げるなら、画面ローテーション機能でしょうか。iPhoneを横にした場合横向き表示になるのは両者とも当たり前の機能ですが、MT5が横長になった分期間も長く表示してくれるのに対し、TaradeInterceptorでは縦表示で表示していた期間をそのまま横に伸張するだけなので芸がないと言えば芸がないです。
しかし唯一、MT5の方が勝るというのはここだけですね。まぁ逆に言えばほぼ全てのチャートアプリが横向きにしたら横長になった分期間も延びると言う仕様になっているのに、TradeInterceptorだけは何故か同期間を伸張という仕様になっていて、これが玉に瑕というか数少ない欠点のひとつだったりするわけですが。
冒頭にも書きましたが、私はPC版MetaTraderもWindowsMobile版mtmも大好きで、言ってみれば長男も次男もそれなり優秀なのに3男坊のこれは…何?という失望感というか、期待を裏切られている観があります。
醜いアヒルの子はいつか白鳥になれるのでしょうか?
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5月 4 2012
MetaTrader 4 build 420 for iPhone
5/2付けで iPhone用Metatrader4(MT4)がbuild420にアップデートされました。
今回のアップデート内容は
– クロスヘアカーソルの採用
– OHLCをチャート上に表示
– データウィンドウをチャート上に表示
– その他報告されたバグフィクス
詳しくはAppStoreへ
とのことではありますが、このMT4(及びMT5)に対しては毎回苦言を書いてきておりますが今回もまた、まだまだMT4を名乗るにふさわしくない、落胆せざるを得ないアップデートでお茶を濁しているようです。
マルチベンダと言うことだけがアピールポイントで、肝心なチャート機能においてはFX会社各社が独自に提供しているトレードアプリのチャート機能の方がどれほど使い易くまた見易いか、まったく調査も参考にもしていないお粗末さを今回も露呈してくれたようです。
左記は左が前回バージョン(build415)、右が今回バージョン(build420)を並べたものですが、上部ボタンの配置を見ればお解りの通り、クロスヘアカーソルボタンが追加されています。また、これまでは横位置でのみ表示されたカギ足/ローソク/ライン描くチャートへの切り替えボタン、及びインジケータ詳細画面への移動ボタンも追加され、代わりにタイムスケール変更は選択方法が変更になっています。
さて、今回変更の2点のクロスヘアカーソルとデータウィンドウ表示を同時にしてみました。(左)
データウィンドウにチャートが隠されなんのことやらさっぱり解りません。
データウィンドウを非表示にしてみたら(右)、まだこちらの方が実用上問題ないばかりかまだ見やすいですね。
また、この一連の操作ではクロスヘアカーソル表示ボタンの操作やデータウィンドウの表示/非表示はセッテイング画面に移動しての作業が強いられるわけですが、何も考えなくたって単に画面をタップすればクロスヘアカーソルが出てくる事がデフォルトなFX会社各社が提供しているトレードアプリ辺りの方が遙かに簡便かつ実用上優れていると思います。
例えば2月のiPhone版MT4リリース時にも書きましたがPC用MT4やWindowsMobile用MetaTrader(mtm)、またTradeInterCeptor for iPhoneで出来るようなトレンドラインを引いてみるとかフィボナッチを引いてみるとか…etc、定型チャート上で随時行ってみたい追加の分析が全くで きないなんて事は言語道断に近いあり得ないことではないでしょうか。
私は全てのチャートソフトの中でMT4ほど自由度や操作性に優れたものはないと思っています。ただしそれはPC版においての話で、iPhone版に関してはFX会社各社のトレードアプリにも劣る代物であり、MT4を名乗るどころかチャートアプリとしてすらリリースして欲しくないと言うのが偽らざる気持ちです。
今回もまた苦言だらけとなりましたが、これは罵倒ではなく叱咤激励と思って頂ければ幸いです。
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By najirane • iPhone, MT4 & mtm, TradeInterceptor • Tags: Crosshair, iPhone, mt4, mtm, TradeInterCeptor, WindowsMobile, クロスヘア