11月 30 2014
先週(~2014/11/28)の動向と主要通貨4本値及び今週のPivot
先週(11/24~11/28)の動向及び過去4週(11/3~11/28)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(12/1~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
11月最終週かつ週後半にThanksgiving、及び全米規模のバーゲンセールBlackFridayを据えた先週のドル円は、週初こそ再度の119円トライを臭わせましたが118円後半を上抜けず意気消沈、ジリ下がりとなりこのまま調整入りかと思われましたが、Thanksgivingに合わせたのか週後半に再度の119円トライ、しかし先週高値を上抜けないまま1週間、そして11月を終了となりました。
先週も月足を用いて年内に意識されるレートをいくつか考えてみましたが、週足・月足とも陽線引けと言うことから変わらず120円狙い、あわよくば122円と言う目算は変わらないまでも、11月最終週に前週高値を上抜けていないのは少し気になるところではあります。
(左図:1990年1月頃からの月足チャート)
初日11/24(月)東京は勤労感謝の祝日で休場、序盤こそ118円に迫りはしたもののオセアニア通貨売りの流れに巻き添えを食い、117.58円付近まで軟化、しかし直後からアジア株の堅調に助けられ117円台後半に反発、欧州時間となり市場が活性化すると難なく118円台を回復、その後も堅調を続け118円台中盤。明けて11/25(火)NY終了間近から一服したドル円は序盤から高値追いとなり、早々に前日高値を上抜く118.57円を付けた途端、高寄した日経の後が続かず反落、そのまま117.79円まで雪崩落ちるように続落、しかし昼には118円を回復し欧州時間は118円台前半で粘ったが、NY時間になると弱いダウや経済指標、米債利回りの低下などから軟調となり118円を割ったレベルで東京へ。明けて11/26(水)日経の軟調からドル円も連れ安となり前日安値を下抜ける117.60円付近まで軟化、欧州時間も精彩を欠いた動きが継続し、NYでは前日同様に株も利回りも指標低迷から117.44円付近まで軟化を強める。明けて11/27(木)日経の続落にドル円も連れ安し午後には117.27円付近まで押されるが、欧州時間から弱い欧州株や指標からユーロ売りとなり反対売買のドルが浮上、NYはThanksgivingで休場ではあったが底堅く推移していたところにOPEC総会にて生産維持が発表されるとドルは急騰し、117円台後半へ。最終日11/28(金)前日のOPEC決定を受けドル円は堅調、早々に118円を回復すると週末月末フローによる利益確定などに118円台前半でもみ合いはしたが欧州時間後半から堅調再開、NY時間に入るとBlackFridayのご祝儀相場かダウの堅調も手伝い、ドル円は118.72円まで上昇、しかし週末月末の時間切れとなり、118.60円付近まで調整され1週間と11月を終了。
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_1128.pdf
●P1:ドル円/ユーロ円/ユーロドル/ポンド円/ポンドドルの過去5日分日足及び過去4週分(週足)の4本値と値幅、及びそこから算出されるWilderピボット/Demarkピボット/Demarkレンジ/フィボナッチゾーン
●P2:IMMで扱われる主要対ドル8通貨とダウ先/日経/金/オイルの過去5日分日足及び過去5週分週足の4本値
●P3:IMM取り扱いの対ドル主要8通貨の先週1週間チャート(1H足&週間Hi-Lo&SuperBollinger+スパンモデルもどき)
■次週(11/17~)用 主要通貨の週間Fibonacci Zone
Fibonacci Zone USD/JPY | |||
R2 | 119.74 | ~ | 120.32 |
R1 | 118.98 | ~ | 119.16 |
S1 | 117.45 | ~ | 117.26 |
S2 | 116.68 | ~ | 116.10 |
Fibonacci Zone EUR/USD | |||
R2 | 1.2611 | ~ | 1.2674 |
R1 | 1.2528 | ~ | 1.2548 |
S1 | 1.2362 | ~ | 1.2342 |
S2 | 1.2279 | ~ | 1.2216 |
■次週(11/17~)用 主要通貨の週間TD Range Projection
TD Range Projection | ||||
USD/JPY | High: | 119.47 | Low: | 117.94 |
EUR/JPY | High: | 148.47 | Low: | 143.02 |
EUR/USD | High: | 1.2569 | Low: | 1.2403 |
GBP/JPY | High: | 186.83 | Low: | 184.78 |
GBP/USD | High: | 1.5731 | Low: | 1.5520 |
先週(11/24~11/28)の動向及び過去4週(11/3~11/28)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(12/1~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_1128.pdf
こちらも併せてご覧ください。『なじらね流 Pivot_Trade (連載4回)』
~pivotの多様な考え方とその応用~
第1回:PIVOTという概念
第2回:WilderのPivotとその概念図
第3回:Wilder “以外の” Pivot
第4回:BollingerBandとの関係
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12月 6 2014
CFTC IMMポジション(12/2付集計-12/5公開分)
先週のドル円は、週初こそムーディーズによる日本国債の格付け引き下げやダウの軟調などから118円を割り込む押し目を作りましたが、以後は前週からの流れに復帰しての淡々上昇、最終日12/5(金)には雇用統計のサプライズも手伝い121.68円とまたまた年初来高値を更新、そのまま121円台中盤を維持して1週間を終了しました。今週のIMM集計は週前半の反発時期のものとなります。
12/2付IMM集計、対円では3週連続のロング減・5週連続のショート増から、売り越しは111160枚へと約0.7万枚の増化・売買計は194220枚へと約0.3万枚の縮小。 対ユーロは3週連続のロング減・2週連続のショート減の双方減から、売り越しは159279枚へと約0.6万枚の減・売買計も273823へと約0.7万枚の減。IMM全体では売り越しは385554枚へ・売買計は780266枚へと共に微減となり、僅かながら縮小傾向が見られます。
CFTC IMMポジション(12/2付集計-12/5公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_201401202.pdf
なお、米国感謝祭休暇で公表順延となったCFTC IMMポジション(11/25付集計-12/1順延公開分) 資料はこちらです。 → IMM_201401125.pdf
■資料PDF内容
・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数
・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。
データ参照先:CFTC Historical Compressed
※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。
CFTC IMMポジション(12/2付集計-12/5公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_201401202.pdf
CFTC IMMポジション(11/25付集計-12/1順延公開分) 資料 → IMM_201401125.pdf
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By najirane • IMMポジション • Tags: 4本値, Demark, EUR, Fibonacci, JPY, N225, Pivot, USD, Wilder, フィボナッチゾーン, 日経