先週(05/10~05/14)の為替動向

2010_0514_P3 先週の各主要相場は下記のような流れでした。

■米国株式市場 =前半もみ合い、金曜下落
■原油先物市場 =下落
■NY金先物市場 =前半上昇、後半もみ合い 
■ドル円 =もみあい
■ユーロドル =下落
■ユーロ円 =下落

先週のセリング・クライマックスを引きずり、ユーロは変わらず下落を続け、ドル高、円高によりクロス円は総じて下落、ドル円はもみ合いとなった。と言う週です。
特に最終日は各種の疑心暗鬼が噴出し、リスク資産から資金を引き揚げる動きを強め、米株、原油が大幅に下落し相場は乱れました。

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しかし、米国は景気指標や雇用改善が認められ、ゴールドマンサックスの提訴も和解へ向かい、その他の金融機関への不信も緩和方向にあること。
現在の世界不況の震源地であるギリシア問題も個別の問題が脚色され大げさに伝わり、その度に相場を短期的に大きく揺らすも、世界景気が回復に向かっていることも確かです。

たとえば大荒れだった最終日も「サルコジ仏大統領がユーロ離脱を示唆」とか、「フランスが格下げされる」という報道がありましたが、フランスのユーロ離脱に関しては決意の現れが逆説的表現で脚色されただけのことでしたし、フランスの格下げは単に噂に終わりました。

2010_0514_P5 日本に限らず世界のマスコミはこのように不安要因をあおる報道を多々行います。
さらには投機筋からの依頼で誘導記事やありそうな噂さえ出すこともあります。
「噂で買って事実で売る」人は良いですが、どちらかだけ見て、短絡的に行動してしまうのは、振り回され、往復びんたを喰らう元です。

■各為替の週足デマーク指標値

 (Demark Range Projection / Demark Pivot Points)

ドル円     
  予想高値   93.27  (DRP) / 93.27  (DPP)
  予想安値   86.29  (DRP) / 86.29  (DPP)
ユーロ円     
  予想高値   121.44  (DRP) / 121.44  (DPP)
  予想安値   112.20  (DRP) / 118.48  (DPP)
ユーロドル     
  予想高値   1.3050  (DRP) / 1.3050  (DPP)
  予想安値   1.2230  (DRP) / 1.2230  (DPP)
ポンド円     
  予想高値   140.20  (DRP) / 140.20  (DPP)
  予想安値   125.20  (DRP) / 125.20  (DPP)
ポンドドル     
  予想高値   1.5060  (DRP) / 1.5060  (DPP)
  予想安値   1.4216  (DRP) / 1.4216  (DPP)

■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(05/10~05/14)の為替動向』:
2010_0514.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎5/11までのIMMポジション(JPY-Yen)
◎先週限のドル円/ユーロドル日足6ヶ月分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF

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