先週(07/12~07/16)の為替動向

2010_0716_c 先週の各主要相場は下記のような流れでした。

■米国株式市場 = 前半上昇-金曜下落
■原油先物市場 = もみあい
■NY金先物市場 = もみあい 
■ドル円    = 下落(ドル安)
■ユーロドル  = 上昇(ドル安)
■ユーロ円  = もみあい

景気の先行き観好転から市場はリスクオンへと傾倒してきたかのように見えましたが、15日(木)未明に発表されたFOMC議事録で、これまでの「強まっている」文言が消え「穏やかな回復」と書き改められたため、これまでの順風は止まり市場はフリーズ状態。

そして、いきなり逆風となったのは16日(金)
GE、シティグループ及びバンカメはいずれも減益。
景況感にブレーキが掛かり重い気分の中発表されたミシガン大学消費者信頼感指数は予想を遙かに下回り、2009年8月以来の低水準と惨憺たる結果に終わると市場は一斉に投げ売りモードへと回れ右。

Pivot_2010_0716 この結果、ドル円は86.25円と年初来最安値を更新、ダウも一時10000ドルを切らんレベルまで急速下落。
しかし米国経済とドルとは裏腹に、ユーロは久々の1.3000ドル台乗せに成功する等、明暗がはっきり分かれてしまいました。

ところで、今週末に欧州銀行のストレステスト結果が公表されますが、事前の結果想定が「何の不安もない」と言うことばかり強調されているのが気になります。

米国とドルは一体であり世界経済の牽引役ですがユーロは欧州各国の集合体であり、格差もあります。それが一同揃って「健全である」確立はむしろ低い。と思うのが普通であると思うのですが「揃って健全」?
今般のドル転落のように期待が高ければ高いほど裏切られたときの転落は大きいものです・・・。

■各為替の週足デマーク指標値
 (Demark Range Projection / Demark Pivot Points)

ドル円    
  予想高値   87.87  (DRP) / 87.87  (DPP)
  予想安値   84.97  (DRP) / 84.97  (DPP)
ユーロ円    
  予想高値   112.03  (DRP) / 113.15  (DPP)
  予想安値   110.73  (DRP) / 109.62  (DPP)
ユーロドル    
  予想高値   1.3212  (DRP) / 1.3212  (DPP)
  予想安値   1.2725  (DRP) / 1.2725  (DPP)
ポンド円    
  予想高値   134.10  (DRP) / 134.10  (DPP)
  予想安値   130.25  (DRP) / 130.25  (DPP)
ポンドドル    
  予想高値   1.5642  (DRP) / 1.5642  (DPP)
  予想安値   1.5117  (DRP) / 1.5117  (DPP)

■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(07/12~07/16)の為替動向』

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◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分
◎先週の4本値と今週のPivot
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