怖い物知らず?

先の日曜日(1/16)からフジテレビ系列で放映が始まった日9ドラマ「スクール!!」を見ていて、これまで「なんだかなぁ…。」とか「どうして?」と思っていた数々の疑問が氷解したと言うか1本の線でつながった思いがした。

クレクレ君・感謝のない奴・クレーマー・一攫千金を狙う奴・モンスター○○・偶然を勘違い・mixi気質・・・etc。

今の世の中、甘やかされるのが当たり前で、現実を突きつけられたり甘えが通じなかったりしたら逆ギレか挫折。それがまた(当人がいる集団の中では)当たり前なのだ。と。

考えても見て欲しい。為替等相場の価格決定というのはあくまで需給バランスの結果であって、間違っても線形計画によって得られる物ではない。まれに"輩"と言われるようなHF勢が線形計画に沿わせた相場操作を仕掛けることもあるが、それらは結果として"ダマシ"となり、ストップをごっそり持って行かれるだけである。
押し目や戻りが続くと思わせて突然の反転、いきなりのレンジブレイクなども同種だろう。

最近では例えばMT4のような優れたチャートソフトが無料で入手でき、インジケータやEAまで無料化ごく安価に入手できるし、書籍や手法解説ブログなども星の数ほどある。旧来より遙かに敷居は低く、事前知識も豊富であれば早々大きな失敗続きと言うこともない。しかし、基礎もなければインジケータが計算している内容も知らなければどのような状態がシグナルオンなのかも解らない状態でやっていては、いつか必ず"ダマシ"にも遭うし、他人のふんどしで相撲を取っているのに自身の技術と錯覚し、必ず大きなしっぺ返しを堪う事にもなる。

これらは全て冒頭に書いたように「甘やかされてきた当然の帰結」だと思う。

相場は、素人だからと言ってけしてハンディキャップなど与えてくれない。素人だろうが熟練のトレーダーだろうが1円の騰落は1円の騰落なのだ。
「初心者にそんなことを言っても無理ですぅ~。(ハート)」 「だったら怪我する前にやめとけ。」の世界が当たり前なのに、そんな対応をしてみよう物なら本人はおろか取り巻きからも罵詈雑言。挙げ句、助言したつもりが人間性まで疑われ、助言した本人ばかりか育った環境が云々・・・親の顔を見てみたい云々・・・。とまで罵倒される始末。

あえてもう一度言わせて頂く。甘えるのも世間をなめるのもいい加減にしろ!
特に世間をなめてかかっているような手合いは必ず相場もなめる。mixiだのTwitterなどだったらマイミク切りでもリムーブやブロックして辛い現実を見ずに逃げることも出来るが、相場の世界でそれをやったら「確実に破産する。」

加えて言うなら「相場には聖杯などけして存在しないし、掴んだと思った翼はイカロスの翼かも知れない。」そんな無駄な物を探し求めるくらいなら、自身のミストレードを「何処で何を間違ったのか」何度でもチャートを見返すことしかないと思う。拝む相手はシストレプログラムでもサイコロでもなく相場そのものだ。そして相場にも世間にも常に「畏敬の念と感謝」これを忘れたら成功だの失敗だのの前に・・・、人間が終わる。

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