CFTC IMMポジション(9/10集計-9/13公表分)

 

先週のドル円は2020年オリンピックの東京開催決定を受け週初から前週末引け値99.09円に対し始値99.65円と上窓を開けて上昇、しかし100円をタッチしたところで100円台の売りが大量に残っているためか頭打ち、欧州時間にはずるずると値を下げるものの99.30円付近で底堅く推移、翌9/10(火)には日銀金融政策決定会合議事要旨が公表される想定通りだったため無風通過、その後欧州時間に入り安倍首相による金融パッケージとりまとめ指示やシリア外相による化学兵器の国際社会管理下への移行提案受け入れ発言から再びドル買いが盛んとなり、NY時間には100.45円まで上進。今回のIMMポジション集計はその頃にまとめられたものとなります。

9/10付IMM集計、対円では4週ぶりの反転ロング減・3週連続のショート増となり、売り越しは10万枚に迫る増化・売買計は減。 対ユーロは2週連続のロング減・ショートは反転減と双方減となり、買い越しは1万枚に台に減少・売買計も減。
なお、IMM全体においては先回反転?としましたがショート底打ちを8/13・ロング頭打ちを8/27とした縮小のようです。

CFTC IMMポジション(9/10集計-9/13公表分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20130910.pdf

IMM_20130910_P1

■資料PDF内容

・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数

・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

IMM_20130910_P3

※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。
データ参照先:CFTC Historical Compressed

※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。

CFTC IMMポジション(9/10集計-9/13公表分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20130910.pdf

 

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