CFTC IMMポジション(2/3付集計-2/6公開分)

 

2月第一週となった先週は、ロシアの利下げを受けたルーブル安、ギリシャのユーロ離脱懸念、米4SQ-GDPの予想下振れ等々の世界経済原則懸念から重い展開の狭いレンジとなりましたが、最終日金曜の雇用統計で鬱積を開放したかのような急騰花火を打ち上げた1週間となりましたが、今回の集計は週初月初での方針見定め中と言った情況のものとなります。

2/3付IMM集計、対円ではロングが反転増・5週連続のショート減から、売り越しは59571枚へと約0.5万枚の減・売買計は110743枚へと約0.7万枚の減。 対ユーロは2週連続のロング減・7週連続のショート増から、売り越しは196309枚へと約1.2万枚の増・売買計は291747枚へと約0.6万枚の増。なお、注目の対スイスではロングが前週比458枚減・ショートが前週比2481枚の減で、売り越しは前週比2023枚の減となる5350枚に縮小しました。IMM全体では売り越しは391605枚と約1.3万枚の増・売買計は729539枚と約1.2万枚の増となり、全体の傾向としてはロング・ショート共小幅な浮沈を繰り返しつつ徐々にロング側へ移行?と言った形となっています。

CFTC IMMポジション(2/3付集計-2/6公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20150203.pdf

 

IMM_20150203_P1■資料PDF内容

・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数

・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

 

IMM_20150203_P3※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。

データ参照先:CFTC Historical Compressed

※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。

CFTC IMMポジション(2/3付集計-2/6公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20150203.pdf

 

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