1月 17 2015
CFTC IMMポジション(1/13付集計-1/16公開分)
1/13付集計のCFTC IMMポジションが公表されました。が、世界を激震させたSNBの対ユーロ無制限介入が撤廃される2日前のものとなりますので、次週はスイスフランと密接な欧州通貨はもとより、安全資産としての円やカナダドル、そして米ドルと、全ての通貨バランスに大変動が起こるだろう事をあらかじめ御承知おきください。
1/13付IMM集計、対円では反転のロング減・2週連続のショート減から、売り越しは94625枚へと約0.5万枚の増・売買計は146369枚へと約1.0万枚の減。 対ユーロは3週連続のロング増・4週連続のショート増の双方増から、売り越しは167851枚へと約0.7万枚の増・売買計は269567枚へと約1.6万枚の増。IMM全体では売り越しは394380枚と約2.7万枚の増・売買計は743070枚と約1.2万枚の増となり、全体の傾向としては今回のロング増から2,3週前の収縮から双方への拡大模様と伺えます。
CFTC IMMポジション(1/13付集計-1/16公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20150113.pdf
・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数
・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。
データ参照先:CFTC Historical Compressed
※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。
CFTC IMMポジション(1/13付集計-1/16公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20150113.pdf
↓ ↓ お役に立ちましたらこちらもよろしくお願いします ↓ ↓ | |||
デマークのチャート分析テクニック―マーケットの転換点を的確につかむ方法 | |||
図解 ひとめでわかる株・FX・不動産の税金 | |||
FXファンダメンタルズの読み方・使い方 3倍儲かる指標分析術 | |||
トレーダーズショップ 先月の投資関連書/投資DVD 月間総合ランキング |
1月 18 2015
MT4 どうする?(その5)
本年3月13日(金)の営業時間終了と同時にサービス終了となる私のメインMT4口座、YJFX! MT4 (旧CyberAgent MT4) の代替になる口座を探しているってぇコンテンツのその5です。
既に当ブログでも触れましたが、先ごろとんでもないニュースが舞い込み、外資系大手や国内でもFX会社各社に激震が走っております。
後出しジャンケンと取られてもいたしかたなくはありますが、この「MT4どうする?」シリーズで何故に当初から最大手でもあるアルパリを書かなかったのかと言えば今回のことを想定していたわけではなく、単に敬遠したい何かがあったからだったのですが、それがこのような形になってしまうとは、私自身多少驚いています。
【重要なお知らせ】アルパリUKより(2015/01/16 20:17)
しかし今回のこと、これまで入手した各社の動向を整理してみますと
Bloomberg 米シティ、フラン急騰で1億5000万ドル強の損失-関係もの より
–ドイツ銀行、シテイグループ(米)は約1億5千万ドル、バークレイズ(英)は約1億ドルの損失か?
Reuters 「スイスショック」の余波、為替業者が破綻 より
–バークレイズ(英)は数千万ドルの損失を被る恐れがある。
–アルパリ(英)は破算申請。
–グローバルブローカーズ(NZ)は閉鎖へ。
–FXCM(米)は2億5千万ドルの損失を被り自己資本規制に抵触の恐れがあり進退が危ぶまれたがJefferiesが救済か?
–しかし、ゲインキャピタルはこの機を巧く乗り切り増収。
Reuters フラン暴騰で巨額損失のFXCM、リューカディアが3億ドル融資 より
–FXCMの損失をJefferiesの親会社であるリューかディアが救済に乗り出し。
などなど、まだまだ氷山の一角かと思われますが、ここで注目なのはゲインキャピタル。額までは明かしていませんがなんとこの大波乱の中にあって増収を果たしたと公言したのは驚きです。またゲインキャピタルと言えば、Forex.comのサービス名で日本でも営業を行っていますが、米国での株価上昇が日本を始め各国の国外拠点業績に寄与するのではないでしょうか。
ちなみに、既報でも紹介しましたが、国内でMT4が使える外資系FX会社の変遷をまとめてありますのでご覧ください。
外資系FX会社変遷.pdf
また、現時点では
OANDA JAPAN はなにも公式には報道されていませんが無傷か損失は軽微な模様。奇しくも当ブログで有力候補としていた2社が共に生き残ったというのは…私ゃ見る目があるのかな?(笑)
見る目があると言えばAVATradeも凄いです。と言うのはAVAが昨年10月に出したコメント。
【緊急】11月3日 スイス・フラン(CHF)全ペア 法人口座 証拠金引上げ(レバレッジ低下)(2014/10/31)
既にこのとき、スイスフランの対ユーロ無制限介入の撤廃を予見し、証拠金の引き上げという方法で顧客に警鐘を鳴らしておりました。もしAVA自身がこれを予期したポジションを持っていたら…爆益でしょうね。
しかし本日になりユーザー宛のメールやサイトでの公知にてユーロ/スイスフランについては、グリニッジ標準時9時30分(日本時間18時30分)から10時50分(日本時間19時50分)までに執行されたすべての約定と注文を、1.0450という価格で成立したものとして扱わせていただきます。と方針の表明をしたのは良いのですが、あまりに一方的かつ損失の大半をユーザーに押しつけていないか?との批判の声も聞かれているようです。
と言うことで、今現在なにも波風の立っていない
OANDA JAPAN に関しては「無事、これ名人なり」が言えるのではないかと思います、既にリアル口座でのトレードを試しておりますが現在のところ目立った非もなく、何と言ってもスプレッドの狭さがありがたいですよね。
と言うことで代替MT4口座は
OANDA JAPAN で決まりなのかな?
にほんブログ村
為替・FXランキング
By najirane • FX業者情報, MT4 & mtm • Tags: Forex.com, mt4, アルパリ, ゲインキャピタル, スイスショック