11月 16 2014
先週(~2014/11/14)の動向と主要通貨4本値及び今週のPivot
先週(11/10~11/14)の動向及び過去4週(10/20~11/14)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(11/17~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
11月第2週となった先週のドル円は、前週最終日の雇用統計の再評価なのか利益確定か初日こそ大きく押され114円を割り込みましたが、これを週最安値としてその日のうちに下落幅を上回る反発、翌火曜日には本邦解散総選挙思惑報道から円安に弾みが付き116円を突破、中盤は115円台後半をもみ合いましたが、最終日には116.825円の週最高値を記録し週末調整を経ても116円台で終了と、その堅調ぶりを再確認させた週となりました。
先々週、とらタヌな話と前置きし、週足の赤チャネル~緑チャネルとクリアしたなら、緑破線チャネル上限まで行くつもりか?と言うことを書きましたが、雇用統計に水を差されたとは言え結果的に到達してしまったようです。
(左図:2008年1月頃からの週足チャート)
初日11/10(月)出足こそ下げ止まり模様だったものの日経が寄り付きからマイナスに転じ下げ幅を拡大するとドル円も連れ安、午後からは更にこの動きが増し114円を割れるとクロス円全体が円高の流れとなり、ドル円は113.85円付近まで、しかしこれを週安値とし欧州からNYにかけては反発も本格化しFIXには114円台後半と下落幅を超えての反発し115円を目前にNYを終了。明けて11/11(火)序盤は本邦貿易収支・経常収支が予想越したことから円買い先行となったが、遅れて日経が上げ幅を拡大すると円売りドル買いに転じ115円を回復、更に欧州時間色頃、本邦解散総選挙思惑が材料となり、日経先物の上昇幅拡大とともにドル円クロス円は買い一色となり、ドル円は116円台乗せ、しかし祝日休場のNYに入ると頭打ちから軟化模様となり115円後半へと押し戻される。明けて11/12(水)序盤こそ再度の116円乗せとなったが前日高値を上抜けなかったため達成感を含めた利益確定の流れとなり再び115円台から徐々に値が重い展開となり、軟調な日経も手伝い午後には115円台前半へ、しかし消費税や解散関連の報道に一喜一憂しての荒っぽい動きも散見。明けて11/13(木)材料薄く、先行き不透明な本邦政局や日経の動きに沿って115円台後半での小幅もみ合いが終日続き、何とも動意の無い1日。最終日11/14(金)序盤から堅調な日経に連れし、早々に116円を突破したドル円は週高値を更新したことから上値追いモード、流れは欧州~NYまで続いたが、117円を目前にしたFIX直後にユーロ急騰・加ドルやスイス急落等の相場巻き返しあおりを受け、ドル円も116円すれすれまで値崩れ、しかし116円の底堅さを確認した後は116.38円付近で1週間を終了。
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_1114.pdf
●P1:ドル円/ユーロ円/ユーロドル/ポンド円/ポンドドルの過去5日分日足及び過去4週分(週足)の4本値と値幅、及びそこから算出されるWilderピボット/Demarkピボット/Demarkレンジ/フィボナッチゾーン
●P2:IMMで扱われる主要対ドル8通貨とダウ先/日経/金/オイルの過去5日分日足及び過去5週分週足の4本値
●P3:IMM取り扱いの対ドル主要8通貨の先週1週間チャート(1H足&週間Hi-Lo&SuperBollinger+スパンモデルもどき)
■次週(11/17~)用 主要通貨の週間Fibonacci Zone
Fibonacci Zone USD/JPY | |||
R2 | 118.61 | ~ | 119.74 |
R1 | 117.13 | ~ | 117.48 |
S1 | 114.17 | ~ | 113.82 |
S2 | 112.69 | ~ | 111.56 |
Fibonacci Zone EUR/USD | |||
R2 | 1.2639 | ~ | 1.2697 |
R1 | 1.2564 | ~ | 1.2582 |
S1 | 1.2413 | ~ | 1.2395 |
S2 | 1.2337 | ~ | 1.2280 |
■次週(11/17~)用 主要通貨の週間TD Range Projection
TD Range Projection | ||||
USD/JPY | High: | 118.03 | Low: | 115.07 |
EUR/JPY | High: | 143.51 | Low: | 137.92 |
EUR/USD | High: | 1.2611 | Low: | 1.2460 |
GBP/JPY | High: | 185.20 | Low: | 181.64 |
GBP/USD | High: | 1.5807 | Low: | 1.5457 |
先週(11/10~11/14)の動向及び過去4週(10/20~11/14)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(11/17~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_1114.pdf
こちらも併せてご覧ください。『なじらね流 Pivot_Trade (連載4回)』
~pivotの多様な考え方とその応用~
第1回:PIVOTという概念
第2回:WilderのPivotとその概念図
第3回:Wilder “以外の” Pivot
第4回:BollingerBandとの関係
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11月 22 2014
CFTC IMMポジション(11/18付集計-11/21公開分)
先週のドル円は、週初こそ日経の軟調などから116円を割り込む押し目を作りましたが以後は淡々と上昇、11/20(木)には118.97円と119円を目前にしたところで米債利回り下落などに水を差され118円を割り込んだものの、そのままのレベルで1週間を終了しました。今週のIMM集計は週前半の反発時期のものとなります。
11/18付IMM集計、対円では反転のロング減・3周連続のショート増から、売り越しは92454枚へと約0.2万枚・売買計も185678枚へと約0.5万枚の増加。 対ユーロは反転のロング減・反転のショート減の双反転から、売り越しは168730枚へと約0.5万枚の増・売買計も284826へと微増。IMM全体では売り越しは364495枚へ・売買計は779305枚へと共に微増となり、5週ほど前を両底にした収縮からのショート方向に偏りながらの拡大模様が継続しております。
CFTC IMMポジション(11/18付集計-11/21公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_201401118.pdf
■資料PDF内容
・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数
・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。
データ参照先:CFTC Historical Compressed
※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。
CFTC IMMポジション(11/18付集計-11/21公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_201401118.pdf
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By najirane • IMMポジション • Tags: CFTC, IMMポジション, 売り越し, 実需筋, 投機筋, 米証券先物取引委員会, 買い越し