5月 25 2014
先週(~2014/5/23)の動向と主要通貨4本値及び今週のPivot
先週(5/19~5/23)の動向及び過去4週(4/28~5/23)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(5/26~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
先週のドル円は週初と中盤、2度の下値攻めにより101円を割ってしまったもののその後は直線的に反発、終わってみれば約102円での終了と、結果的に押し目買いでの週足陽線となった週となりました。
初日5/19(月)は序盤こそ堅調な様子を示したものの午後から日経が先週比マイナスになると円買いへ反転、欧州序盤には早くも101円割れを試す展開となったが、NY時間からはダウの堅調や日経の反発に助けられNY終了時には101.48円とスタートレベルに戻る。明けて5/20(火)序盤から堅調の日経に連れドル円は101.60円付近まで反発したが、RBA議事録にて緩和維持が示されると豪ドルに続きNZドルが下落、クロス円全体がそれに連れる形となり101.40円付近まで軟化、さらにNY時間からはダウが軟化し101.20円付近まで軟化を強める。明けて5/21(水)序盤はBOJを控えて目立った動きも無く推移したが、BOJが現状維持の決定を示すと再度円買いの流れとなり、後刻の黒田日銀総裁会見でも追加緩和の示唆等無かったためドル円は急落、2月以来の101円割れとなったが、年初来安値更新が見えた101.80円付近で下げ渋り、NY時間からは弱含みのユーロの反対売買としてのドル買いやダウの堅調からドル円は反発、101.40円付近の週スタートレベルまで復帰、継いでFOMCでの発表内容に市場回復視の文言があったため、ドル円は一時101.60円付近まで急騰する場面もあった。明けて5/22(木)中国PMIの上振れから軟調だった豪ドルが回復、クロス円全体を押し上げる形となりドル円も101.50円台に復帰、午後からの日経が前日比300円超え高となるとドル円も勢いを増し101.80円付近まで上昇。最終日5/23(金)はタイの軍事クーデターや北朝鮮情況等の有事のドル買い円売りの流れからドル円は堅調となり、NY時間には102円にタッチしたものの週末調整の時間となり、102円を若干割れた水準で1週間を終了。
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_0523.pdf
●P1:ドル円/ユーロ円/ユーロドル/ポンド円/ポンドドルの過去5日分日足及び過去4週分(週足)の4本値と値幅、及びそこから算出されるWilderピボット/Demarkピボット/Demarkレンジ/フィボナッチゾーン
●P2:IMMで扱われる主要対ドル8通貨とダウ先/日経/金/オイルの過去5日分日足及び過去5週分週足の4本値
●P3:IMM取り扱いの対ドル主要8通貨の先週1週間チャート(1H足&週間Hi-Lo&SuperBollinger+スパンモデルもどき)
■次週(5/26~)用 主要通貨の週間Fibonacci Zone
Fibonacci Zone USD/JPY | |||
R2 | 102.78 | ~ | 103.23 |
R1 | 102.19 | ~ | 102.33 |
S1 | 101.01 | ~ | 100.87 |
S2 | 100.42 | ~ | 99.97 |
Fibonacci Zone EUR/USD | |||
R2 | 1.3778 | ~ | 1.3823 |
R1 | 1.3719 | ~ | 1.3733 |
S1 | 1.3601 | ~ | 1.3587 |
S2 | 1.3542 | ~ | 1.3497 |
■次週(5/26~)用 主要通貨のTD Range Projection
TD Range Projection | ||||
USD/JPY | High: | 102.58 | Low: | 101.40 |
EUR/JPY | High: | 141.20 | Low: | 138.89 |
EUR/USD | High: | 1.3682 | Low: | 1.3564 |
GBP/JPY | High: | 172.74 | Low: | 170.69 |
GBP/USD | High: | 1.6932 | Low: | 1.6814 |
先週(5/19~5/23)の動向及び過去4週(4/28~5/23)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(5/26~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_0523.pdf
こちらも併せてご覧ください。『なじらね流 Pivot_Trade (連載4回)』
~pivotの多様な考え方とその応用~
第1回:PIVOTという概念
第2回:WilderのPivotとその概念図
第3回:Wilder “以外の” Pivot
第4回:BollingerBandとの関係
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6月 1 2014
CFTC IMMポジション(5/27付集計-5/30公開分)
先週のドル円は火曜日に米の指標や株高の好感から102.14円付近まで買い上げられましたが、その後は米長期金利の低下やGDP不振などから下落、しかし101.50円付近で下げ止まり101.70円付近で終了という流れという形になりましたが、今回のIMM集計は前半の買い上げにより週高値を付けた直後のものとなります。
5/27付IMM集計、対円では反転のロング減・反転のショート増から、売り越しは5万枚台後半まで・売買計も9万枚台前半で共に増化。 対ユーロは3週連続のロング減・反転のショート増から、売り越しを増化しつつ3週継続・売買計は16万枚台割れで若干減少。IMM全体ではロング微減・ショート増から、売り越しを増化しつつ3週継続・売買計も僅かに増化。
CFTC IMMポジション(5/27付集計-5/30公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140527.pdf
■資料PDF内容
・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数
・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。
データ参照先:CFTC Historical Compressed
※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。
CFTC IMMポジション(5/27付集計-5/30公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140527.pdf
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By najirane • IMMポジション • Tags: CFTC, IMMポジション, 売り越し, 実需筋, 投機筋, 米証券先物取引委員会, 買い越し