4月 27 2014
先週(~2014/4/25)の動向と主要通貨4本値及び今週のPivot
先週(4/21~4/25)の動向及び過去4週(3/31~4/25)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(4/28~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
先週のドル円は前半こそ102円台中盤を維持してましたが、中盤以降はオバマ大統領訪日と時期を同じくしてのTPP交渉難航、加えてウクライナ情勢悪化懸念の再来などから動揺が拡がり、中程度のN字を2回描いての段階的な下落となり、最終的には102円台前半で終了という1週間でした。
初日4/21(月)は本邦貿易収支が予想より赤字幅を拡大したことから序盤から堅調、週越えの102.42円付近から102.70円付近まで急上昇、午後からは日経の軟化に連れ一旦は押されるも欧州時間からは米債金利上昇などに連れ再度102.70円付近まで上昇。明けて4/22(火)も好調な日経に連れ前日高値抜きを果たしたが、午後からは上海株の軟調などから欧州時間に入ると米債金利低下などからドル円は軟化、一時102.50円を割り込むがNY時間に発表の指標好感などから102.60円付近まで戻しての堅調推移。明けて4/23(水)は日中の豪ドル急落を無風通過したものの、欧州時間に入ると日経先物や欧州株の下落につられドル円も102.20円付近まで急落、NY時間のダウの軟調ではあったが底堅さを確認すると米債金利上昇などに連れ12.53円付近まで反発。明けて4/24(木)オバマ大統領訪日と時を同じく継続のTPP交渉がオバマ在日中に決着が付かないことが明らかになると市場は動揺、午後の早い時間には午前の反発分を全戻ししたが、欧州時間には再び午前と同レベル反発、しかしNY時間にウクライナ情況の緊迫が伝わると一斉のリスクオフからドル円は102.09円付近まで急落、102円を守る攻防となる。最終日4/25(金)は102円の底堅さを確認し、102.50円付近まで反発はしたが、午後からは日経の軟化に伴いじり安、ウクライナ情勢が重しとなり一時102円を割り込んだものの102.18円付近で1週間を終了。
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_0425.pdf
●P1:ドル円/ユーロ円/ユーロドル/ポンド円/ポンドドルの過去5日分日足及び過去4週分(週足)の4本値と値幅、及びそこから算出されるWilderピボット/Demarkピボット/Demarkレンジ/フィボナッチゾーン
●P2:IMMで扱われる主要対ドル8通貨とダウ先/日経/金/オイルの過去5日分日足及び過去5週分週足の4本値
●P3:IMM取り扱いの対ドル主要8通貨の先週1週間チャート(1H足&週間Hi-Lo&SuperBollinger+スパンモデルもどき)
■次週(4/28~)用 主要通貨の週間Fibonacci Zone
Fibonacci Zone USD/JPY | |||
R2 | 103.03 | ~ | 103.32 |
R1 | 102.65 | ~ | 102.74 |
S1 | 101.89 | ~ | 101.80 |
S2 | 101.51 | ~ | 101.22 |
Fibonacci Zone EUR/USD | |||
R2 | 1.3894 | ~ | 1.3921 |
R1 | 1.3859 | ~ | 1.3868 |
S1 | 1.3789 | ~ | 1.3781 |
S2 | 1.3754 | ~ | 1.3728 |
■次週(4/28~)用 主要通貨のTD Range Projection
TD Range Projection | ||||
USD/JPY | High: | 102.43 | Low: | 101.67 |
EUR/JPY | High: | 141.48 | Low: | 140.68 |
EUR/USD | High: | 1.3880 | Low: | 1.3810 |
GBP/JPY | High: | 172.20 | Low: | 170.78 |
GBP/USD | High: | 1.6858 | Low: | 1.6782 |
先週(4/21~4/25)の動向及び過去4週(3/31~4/25)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(4/28~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_0425.pdf
こちらも併せてご覧ください。『なじらね流 Pivot_Trade (連載4回)』
~pivotの多様な考え方とその応用~
第1回:PIVOTという概念
第2回:WilderのPivotとその概念図
第3回:Wilder “以外の” Pivot
第4回:BollingerBandとの関係
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5月 4 2014
CFTC IMMポジション(4/29付集計-5/2公開分)
先週のドル円はチャート的に前半で大きく行って来い、後半で瞬間的に行って来い、終わってみれば何も変わらずと言う結果でしたが、今回のIMM集計は週前半の山頂まで上がった直後のものとなります。
4/29付IMM集計、対円では反転のロング減・2週連続のショート増から、売り越しは7万枚台前半に微増・売買計は再び10万枚台割れへ減。 対ユーロは反転のロング増・反転のショート増の双方増から、買い越しは微減・売買計は微増。IMM全体ではロング微減・ショート微増から買い越しを21444→12210枚へと半減させています。
CFTC IMMポジション(4/29付集計-5/2公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140429.pdf
■資料PDF内容
・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数
・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。
データ参照先:CFTC Historical Compressed
※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。
CFTC IMMポジション(4/29付集計-5/2公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140429.pdf
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By najirane • IMMポジション • Tags: CFTC, IMMポジション, 売り越し, 実需筋, 投機筋, 米証券先物取引委員会, 買い越し