3月 23 2014
先週(~2014/3/21)の動向と主要通貨4本値及び今週のPivot
先週(3/17~3/21)の動向及び過去4週(2/24~3/21)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(3/24~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
先週のドル円は前週末のウクライナ情勢緊迫化とミシガン大学消費者態度指数の予想割れがWパンチとなっての101円台からのスタート、前半は何度か102円台回復を試すものの勢い及ばずもみ合うだけでしたが、水曜のFOMC声明とイエレン議長発言から102円台へ一気にジャンプアップ、そのまま102円台を維持しての終了と言った週となりました。
初日3/17(月)は日経の堅調ぶりに連れて反発スタート、午後からはロシア株の堅調ぶりも重なり上昇継続、しかし102円台を目前に上値は重く、101.80円付近で頭打ち。明けて3/11(火)も日経の堅調ぶりに連れての上値追いから始まり、午前中に101.93円と前日高値を上抜いたものの102円の壁は厚くまたもここで頭打ちとなり、欧州時間に入る頃プーチン大統領がクリミア編入の合意承認を議会に求めたとの報道から米欧ロの緊張関係が連想され、ドル円は101.30円付近まで一気に円高へ。明けて3/19(水)はNY時間に予定されているFOMC声明発表の様子見から動意無く推移したが、発表された声明内容やイエレン議長の発言が好感され、ドル円は一気に1円近い急上昇となる。明けて3/20(木)は日経の軟調から102.40円付近まで押されたものの中国国務院の内需拡大政策報道から中国株が堅調となりドル円も買い支えられる形となる。最終日3/21(金)は東京が祝日休場となり動意無く推移したが欧州時間に入る頃、特に材料もない中ダウ先や米債金利低下などからドル円は102円切れ直前まで急落、しかし底堅さを確認した後は反発が入り102.20円付近で1週間を終了。
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_0321.pdf
●P1:ドル円/ユーロ円/ユーロドル/ポンド円/ポンドドルの過去5日分日足及び過去4週分(週足)の4本値と値幅、及びそこから算出されるWilderピボット/Demarkピボット/Demarkレンジ/フィボナッチゾーン
●P2:IMMで扱われる主要対ドル8通貨とダウ先/日経/金/オイルの過去5日分日足及び過去5週分週足の4本値
●P3:IMM取り扱いの対ドル主要8通貨の先週1週間チャート(1H足&週間Hi-Lo&SuperBollinger+スパンモデルもどき)
■次週(3/24~)用 週間Fibonacci Zone
Fibonacci Zone USD/JPY | |||
R2 | 103.46 | ~ | 103.99 |
R1 | 102.75 | ~ | 102.92 |
S1 | 101.35 | ~ | 101.19 |
S2 | 100.65 | ~ | 100.12 |
Fibonacci Zone EUR/USD | |||
R2 | 1.4027 | ~ | 1.4103 |
R1 | 1.3928 | ~ | 1.3952 |
S1 | 1.3731 | ~ | 1.3707 |
S2 | 1.3632 | ~ | 1.3556 |
■次週(3/24~)用 TD Range Projection
TD Range Projection | ||||
USD/JPY | High: | 103.14 | Low: | 101.74 |
EUR/JPY | High: | 146.04 | Low: | 141.05 |
EUR/USD | High: | 1.3870 | Low: | 1.3672 |
GBP/JPY | High: | 169.09 | Low: | 167.15 |
GBP/USD | High: | 1.6575 | Low: | 1.6385 |
先週(3/17~3/21)の動向及び過去4週(2/24~3/21)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(3/24~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_0321.pdf
こちらも併せてご覧ください。『なじらね流 Pivot_Trade (連載4回)』
~pivotの多様な考え方とその応用~
第1回:PIVOTという概念
第2回:WilderのPivotとその概念図
第3回:Wilder “以外の” Pivot
第4回:BollingerBandとの関係
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3月 29 2014
CFTC IMMポジション(3/25付集計-3/28公開分)
先週のドル円は週を通じて102円台前半をもみ合う展開となりましたが、最終日に突如として平均値幅の2倍近い上進を見せ、103円を伺う位置での終了となりました。今回のIMM集計はもみ合いの最中のまた平均値のような時点のものとなります。
3/25付IMM集計、対円では反転のロング減・反転のショート増から、売り越しは若干の増・売買計は微減。 対ユーロは7週ぶりのロング減・反転のショート増から、買い越しは5週ぶりに増化・売買計は若干の減。
なお、IMM全体においては依然緩やかにロング方向へシフト中で売り越しも2万枚台と前週に続いての半減、ほぼイーブンとなりました。
CFTC IMMポジション(3/25付集計-3/28公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140325.pdf
・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数
・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
データ参照先:CFTC Historical Compressed
※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。
CFTC IMMポジション(3/25付集計-3/28公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140325.pdf
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By najirane • IMMポジション • Tags: CFTC, IMMポジション, 売り越し, 実需筋, 投機筋, 米証券先物取引委員会, 買い越し