3月 9 2014
先週(~2014/3/7)の動向と主要通貨4本値及び今週のPivot
先週(3/3~3/7)の動向及び過去4週(2/10~3/7)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(3/10~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
3月第1週の先週のドル円はウクライナ情勢緊迫の煽りからリスク回避のスタートとなりましたが、欧米ロ三つ巴の最悪の想定は回避しつつあるとの認識からドル円としては1週間をかけて上昇、最終日には104円を伺うところまで伸長しての終了となりました。
初日3/3(月)はリスク回避の下窓開けに日経の伸び悩みが重なり101.26円付近まで下押ししたものの底値は固く101円を守った後は反発を開始、NY時間に発表のISM製造業指数が予想を上回るとドル買いが勢い付いたが101円中盤で伸び悩み。明けて3/4(火)は慎重すぎた前日の反動か早々に日経がプラスに転じるとドル円も追随、午前中に101.60円まで延ばした後、欧州時間に入るとプーチン大統領から演習中の部隊への帰還指示との報でドル円は102円を目前に、NY時間に入るとダウの好調から102円台乗せ。明けて3/5(水)は前日からの急進に疲れを見せたか、日経の伸び悩みに連れてドル円も102円台前半で膠着、欧州時間からは日経やダウの先物好調に連れて102.42円付近まで再度上昇するも、NY時間に発表のADP雇用統計やISM非製造業指数が共に予想割れとなり102.30円付近まで押し戻される。明けて3/6(木)は厚労省が公的年金の財政検証に関しGPIFに国内債中心の運用求めない意向を示したことから日経が強含みドル円も102.60円付近まで強含む、欧州時間に入ってもこの流れは変わらずNY時間を待たず103円を回復。最終日3/7(金)はNY時間に雇用統計を迎える為のポジション調整中心の様子見相場となり、102円台まで押し戻される展開となったが雇用統計にて発表された内容が予想を遙かに上回ったため、先月高値もあっさり上抜き103.75円まで急進。その後、週末調整の流れから安堵できないウクライナ情勢が重しとなったか103円台前半に落ち着き、1週間を終了。
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_0307.pdf
●P1:ドル円/ユーロ円/ユーロドル/ポンド円/ポンドドルの過去5日分日足及び過去4週分(週足)の4本値と値幅、及びそこから算出されるWilderピボット/Demarkピボット/Demarkレンジ/フィボナッチゾーン
●P2:IMMで扱われる主要対ドル8通貨とダウ先/日経/金/オイルの過去5日分日足及び過去5週分週足の4本値
●P3:IMM取り扱いの対ドル主要8通貨の先週1週間チャート(1H足&週間Hi-Lo&SuperBollinger+スパンモデルもどき)
■次週(3/10~)用 週間Fibonacci Zone
Fibonacci Zone USD/JPY | |||
R2 | 105.31 | ~ | 106.28 |
R1 | 104.03 | ~ | 104.33 |
S1 | 101.47 | ~ | 101.17 |
S2 | 100.20 | ~ | 99.22 |
Fibonacci Zone EUR/USD | |||
R2 | 1.4039 | ~ | 1.4118 |
R1 | 1.3935 | ~ | 1.3959 |
S1 | 1.3728 | ~ | 1.3703 |
S2 | 1.3624 | ~ | 1.3545 |
■次週(3/10~)用 TD Range Projection
TD Range Projection | ||||
USD/JPY | High: | 104.81 | Low: | 102.25 |
EUR/JPY | High: | 142.37 | Low: | 139.78 |
EUR/USD | High: | 1.3997 | Low: | 1.3790 |
GBP/JPY | High: | 175.53 | Low: | 170.79 |
GBP/USD | High: | 1.6754 | Low: | 1.6610 |
先週(3/3~3/7)の動向及び過去4週(2/10~3/7)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(3/10~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_0307.pdf
こちらも併せてご覧ください。『なじらね流 Pivot_Trade (連載4回)』
~pivotの多様な考え方とその応用~
第1回:PIVOTという概念
第2回:WilderのPivotとその概念図
第3回:Wilder “以外の” Pivot
第4回:BollingerBandとの関係
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3月 15 2014
CFTC IMMポジション(3/11付集計-3/14公開分)
先週のドル円は下窓を空け、前週末の雇用統計発表以前の水準からスタートし反発も及ばず、雇用統計直後高値の更新はおろか前週終値水準を明確に上抜くことも出来ないまま足踏みを続け、週中盤からはじり安の展開となり、辛うじて101円前半を維持しての終了となりました。今回のIMM集計は序盤の足踏み状態から片足を踏み外した時点のものとなります。
3/11付IMM集計、対円では反転のロング減・4週連続のショート増とショートに大きく傾き、売り越しは10万枚目前まで増化・売買計も4週連続増。 対ユーロは5週連続のロング増・反転のショート減となり、買い越しは3週連続増・売買計は微減。
なお、IMM全体においては依然緩やかにロング方向へシフトかつ拡大が若干鈍ったような情況となりました。
CFTC IMMポジション(3/11付集計-3/14公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140311.pdf
・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数
・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
データ参照先:CFTC Historical Compressed
※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。
CFTC IMMポジション(3/11付集計-3/14公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140311.pdf
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By najirane • IMMポジション • Tags: CFTC, IMMポジション, 売り越し, 実需筋, 投機筋, 米証券先物取引委員会, 買い越し