4月 13 2014
先週(~2014/4/11)の動向と主要通貨4本値及び今週のPivot
先週(4/7~4/11)の動向及び過去4週(3/17~4/11)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(4/14~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
先週のドル円は前週末の雇用統計後の下落から103円台前半からスタート、反発できずじり安となったところに火曜日のBOJ及び黒田日銀総裁から追加緩和の声も聞けず雪崩を打つ下落となり101円中盤へ、さらに反発も弱く102円を明確に上抜けない展開から101円中盤のまま1週間を終了と言った展開となりました。
初日4/7(月)は低すぎる週超えからの自力反発で103.39円付近まで戻したものの更なる上昇には至らず、株や債権利回り等と共に上値の重い展開。明けて4/8(火)ダウ続落に連れて日経も下げ幅が拡大し、午前中に103円を割れ102.74円付近まで押される、午前遅くに発表されたBOJ及び午後からの黒田日銀総裁会見でも追加緩和が否定された形となり、欧州時間頃には102.50円付近、NY時間に入りダウの底堅さから一旦は102円付近で下落にブレーキがかかったが、午後からは円高が再燃、102円を割れると101.55円付近まで一気になだれ落ちる。明けて4/9(水)は下げすぎた反動から102円を回復はしたものの日経の続落に連れて再度101円台後半まで押し戻され、NY時間に公表されるFOMCも重しとなり102円を挟む水準で一進一退、午後に発表のFOMCではQE後の利上げについての言及がなかったため再び101.74円付近まで下落。明けて4/10(木)日経の軟調ぶりに連れてドル円も軟調な展開となり、ここに米債利回りやダウの軟調ぶりが重なり102円とも決別し、101円中盤をも割り込む展開に。最終日4/11(金)は早朝から円買い先行となり101.34円付近まで押されるが新たな手がかりも見えないまま週末調整へと移行し、101.60円付近での終了となる。
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_0411.pdf
●P1:ドル円/ユーロ円/ユーロドル/ポンド円/ポンドドルの過去5日分日足及び過去4週分(週足)の4本値と値幅、及びそこから算出されるWilderピボット/Demarkピボット/Demarkレンジ/フィボナッチゾーン
●P2:IMMで扱われる主要対ドル8通貨とダウ先/日経/金/オイルの過去5日分日足及び過去5週分週足の4本値
●P3:IMM取り扱いの対ドル主要8通貨の先週1週間チャート(1H足&週間Hi-Lo&SuperBollinger+スパンモデルもどき)
■次週(4/14~)用 主要通貨の週間Fibonacci Zone
Fibonacci Zone USD/JPY | |||
R2 | 104.18 | ~ | 104.97 |
R1 | 103.15 | ~ | 103.39 |
S1 | 101.08 | ~ | 100.83 |
S2 | 100.04 | ~ | 99.25 |
Fibonacci Zone EUR/USD | |||
R2 | 1.4036 | ~ | 1.4115 |
R1 | 1.3932 | ~ | 1.3956 |
S1 | 1.3724 | ~ | 1.3699 |
S2 | 1.3620 | ~ | 1.3540 |
■次週(4/11~)用 主要通貨のTD Range Projection
TD Range Projection | ||||
USD/JPY | High: | 102.51 | Low: | 100.44 |
EUR/JPY | High: | 142.34 | Low: | 140.91 |
EUR/USD | High: | 1.3998 | Low: | 1.3790 |
GBP/JPY | High: | 170.84 | Low: | 168.73 |
GBP/USD | High: | 1.6904 | Low: | 1.6650 |
先週(4/7~4/11)の動向及び過去4週(3/17~4/11)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(4/14~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_0411.pdf
こちらも併せてご覧ください。『なじらね流 Pivot_Trade (連載4回)』
~pivotの多様な考え方とその応用~
第1回:PIVOTという概念
第2回:WilderのPivotとその概念図
第3回:Wilder “以外の” Pivot
第4回:BollingerBandとの関係
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4月 19 2014
CFTC IMMポジション(4/15付集計-4/18公開分)
先週のドル円は本邦の追加緩和期待が喪失し101円中盤での週超えから始まりましたが、週頭に102円を超えることが出来ず再度101円台中盤に押し込まれたところで本邦の追加緩和期待が遅咲きに再燃、加えて中国GDPの好数字が後押しとなり102円を回復、その後一旦は押し目から102円を割れたものの、最終的には102円台中盤で終了という1週間でしたが、今回のIMM集計は週前半の反発むなしく振り出しに戻った頃のものとなります。
4/15付IMM集計、対円では反転のロング増・2週連続のショート減から、売り越しは6万枚代後半に減・売買計も10万枚を割り込む減。 対ユーロは反転のロング増・4週連続のショート増の双方増から、買い越し微増・売買計は増。
なお、IMM全体においては再度ロング方向へシフトが加速し、16000枚と僅かですが買い越し転となりました。
CFTC IMMポジション(4/15付集計-4/18公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140415.pdf
■資料PDF内容
・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数
・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。
データ参照先:CFTC Historical Compressed
※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。
CFTC IMMポジション(4/15付集計-4/18公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140415.pdf
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By najirane • IMMポジション • Tags: CFTC, IMMポジション, 売り越し, 実需筋, 投機筋, 米証券先物取引委員会, 買い越し