11月 16 2013
CFTC IMMポジション(11/12付集計-11/15公開分)
週初にロックハート・アトランタ連銀総裁が12月FOMCでのQE縮小開始の可能性を示唆した事からドル堅調となり、週末の上院銀行委員会でのイエレン議長候補指名承認公聴会での「QEを恒久的に維持する可能性はない」との発言からドル買いが加速、ドル円はこれらFRBの動静を好感し、7/16週以来17週ぶりの100円台での週引けとなりました。
11/12付IMM集計、対円では3週連続ロング増・2週連続のショート増の双方増となり、売り越しは9万枚台・売買計は13万枚台へ増化。 対ユーロは3週連続のロング減・反転のショート減の双方減、買い越しは2万枚台へ・売買計は15万枚台へ減少。
なお、IMM全体においては、先週(11/5付)でショート側に転回した兆しが見えましたが、今般更に顕著にしております。
CFTC IMMポジション(11/12付集計-11/15遅延公表分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20131112.pdf
・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数
・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。
データ参照先:CFTC Historical Compressed
※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。
CFTC IMMポジション(11/12付集計-11/15遅延公表分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20131112.pdf
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11月 17 2013
先週(~2013/11/15)の主要通貨4本値と今週のPivot
先週(11/11~11/15)及び過去4週(10/21~11/15)の主要通貨4本値と主要通貨チャート、及び今週(11/18~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
先週のドル円は、前週末の雇用統計の好結果を受けやや高値でのオープンとなったものの、利益確定や本邦輸出企業からの売りで99円をわずかに割るレベルまでじり安。しかしそれ以上の安値攻勢もなく、欧州時間からは再び上昇に転じたものの北米市場のベテランズデ-休場により動意は薄くもみ合いのまま初日を終了。明けて11/12(火)は日経平均の上げ幅拡大に連れ高し前場までに99.60円に迫る上昇、午後からも勢いは止まらず欧州序盤には99.80円付近まで上昇したが、NY時間に入るとユーロ買いの攻勢に押されドルはじり安となる。明けて11/13(水)は日経平均の伸び悩みに加え翌日に予定されている次期FRB議長=イエレン氏の議会公聴会にて米金融緩和縮小に対する思惑から様子見含みのもみ合いとなる。明けて11/14(木)は日経平均の上げ幅拡大に連れられドル円も99.50円を超える上昇、更に午後には麻生財務相から「為替介入という手段を有していることは大事」との発言が出され円売りが加速し、ドル円は一時99.70円付近まで上昇、欧州時間もこの流れに乗り100円付近に存在するだろうバリア崩しが意識されたためか、ついに100円の大台に乗る。NY時間に入り新規失業保険等の経済指標の不振とイエレン次期FRB議長の公聴会での強弱入り混じった発言内容に売買が交錯し乱高下するが、途中100.15円付近まで高値を更新。明けて11/15(金)はリスク先行の流れとなったか東京時間早々に100.30円に迫る上昇、東京時間終了頃に一旦は100円を割ってしまうが欧州は高値を指示し100.42円の週間最高値を付ける。NYに入ると、種々の経済指標不振からドル売りが散見されたが、最終的に約17週ぶりに100円越での週引けで1週間を終わる。
資料PDFダウンロード → Pivot_2013_1115.pdf
■PDF資料(計3p)の内容
●P1:ドル円/ユーロ円/ユーロドル/ポンド円/ポンドドルの過去5日分日足及び過去4週分(週足)の4本値と値幅、及びそこから算出されるWilderピボット/Demarkピボット/Demarkレンジ/フィボナッチゾーン
●P2:IMMで扱われる主要対ドル8通貨とダウ先/日経/金/オイルの過去5日分日足及び過去5週分週足の4本値
●P3:IMM取り扱いの対ドル主要8通貨の先週1週間チャート(1H足&週間Hi-Lo&SuperBollinger+スパンモデルもどき)
■今週(11/18~)用 週間Fibonacci Zone
■今週(11/18~)用 TD Range Projection
先週(11/11~11/15)及び過去4週(10/21~11/15)の主要通貨4本値と主要通貨チャート、及び今週(11/18~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
資料PDFダウンロード → Pivot_2013_1115.pdf
こちらも併せてご覧ください。『なじらね流 Pivot_Trade (連載4回)』
~pivotの多様な考え方とその応用~
第1回:PIVOTという概念
第2回:WilderのPivotとその概念図
第3回:Wilder “以外の” Pivot
第4回:BollingerBandとの関係
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By najirane • 為替動向と予想 • Tags: 4本値, Demark, EUR, Fibonacci, JPY, N225, Pivot, USD, Wilder, フィボナッチゾーン, 日経