5月 20 2013
先週の「102円の意味と…」の修正
先週(5/14) 「102円の意味とこの後」と言うエントリーで「月足的に頭打ちではないか?」と言うことを書きましたが、その修正エントリーとなります。 左図の上はそのとき上げたチャート、下は修正のために追加させていただく同じ月足チャートです。 先週「頭打ち」と書いた根拠は左図下のチャートで薄赤色の四角に対して左端と中央付近で内接している部分。 そこでもう一度月足を見ていたら、103.50円付近(正確には2004年4月頃の安値103.470円)を上限とする左図の薄赤四角が見えて来ました。こちらであれば、当面の高値ラインではなく高値域と言った表現になり、先週末終値103.28円もまだその範囲内と言うことになります。 |
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さて、気を取り直して 左図は上から時間足(先週約1週間分)、日足(概ね昨年末から)、最後にもう一回月足(概ね1997年頃から)になります。 まず、時間足では、 次に日足でも、 更に月足でも、 つまり、時間足、日足、月足いずれの場合もレジスタンスに達している状態で、順当に考えるなら個々で言った退却した後、折を見て110円(緑線の下降チャネル及び次の直近高値=クリア目標の2008年8月高値の交点)にトライする。 もちろんここををあっさり抜けたら108.925円までは過去に多少のモミ場はあってもノンストップのような状況ですが、これだけレジスタンスが集中しているところを抜けたのなら一気にそこまで行くパワーも否定は出来ません。 本命は現在レベルの少し上(103.50円)までか、104円トライのそぶりを見せた後、心理的節目100円~最大95円目処まで反落。 当面見えている材料としては…22日(水)のバーナンキ会見やFOMC議事録公表でのQE3処遇、そして月末月初の重要指標あたりでしょうか。また、ダウも日経も数字は絶対値で”15000″ですが、これが更に上進するのか同じように頭打ちなのかも見逃せないところです。
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5月 26 2013
CFTC IMMポジション(5/21集計-5/24公表分)
先週は約50銭の下窓空きから始まったものの、23日(木)未明には103.73円と高値更新。しかし同日日中には100.82円と約3円の大幅下落、金曜日も約2円弱の値幅とダイナミックな動きとなりましたが、今回のIMM集計は再度の103円トライ直前の数字となります。
対円ではロング大量減・ショート減の双方減となり、売り越しは95186枚まで増加・売買計は減少、対ユーロではロング減・ショート大量増の結果、売り越しは80949枚まで倍増・売買計も増となり、5/22(水)には1.2997と1.30に迫るものの翌5/23(木)には1.2820と週最安値を付けてしまいました。
また、IMM全体においては先週の数字で拡大傾向が認められましたが、今回全体にロング減・ショート大量増となったためショート側へ推移しています。
CFTC IMMポジション(5/21集計-5/24公表分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20130521.pdf
■資料PDF内容
・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数
・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。
データ参照先:CFTC Historical Compressed
※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。
CFTC IMMポジション(5/21集計-5/24公表分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20130521.pdf
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By najirane • IMMポジション • Tags: CFTC, IMMポジション, 売り越し, 実需筋, 投機筋, 米証券先物取引委員会, 買い越し