12月 5 2009
先週(11/30~12/04)の為替動向
■米国株式市場 =
火曜日上昇高値維持するが金曜日に下落。
■WTI原油先物市場 =
火曜日上昇、徐々に下落。
■NY金 =
前半上昇、週末に下落。
■ドル円 =
上昇(円安)
■ユーロドル =
高値維持していたが金曜日に下落。
週初はドバイショック後の様子見から始まりましたが
いずれの通貨も徐々に値を戻しました。
金曜日の米国雇用統計が好感され
ドル円は久々に90円台を回復しました。
金曜日に発表された米国雇用統計は確かに好感される数字でしたが、
つい先頃まで、米国株式上昇⇒原油上昇⇒ユーロ上昇という流れとなるところが
今回は米国株式は瞬間的に上昇するもその後下落、原油、ユーロは連れ安
という結果となりました。
リスク選好による、株買い・金買い・ドル売りが薄れ、景気の底堅さ感からインフレ気配となり、
米国金利上昇への期待感がドル買いを加速し、結果として真っ正直にドル独歩高となった。
と思われます。
■各為替の週足デマーク指標値
(Demark Range Projection / Demark Pivot Points)
ドル円
予想高値 93.57 (DRP) / 93.06 (DPP)
予想安値 87.62 (DRP) / 88.13 (DPP)
ユーロ円
予想高値 137.00 (DRP) / 135.46 (DPP)
予想安値 131.81 (DRP) / 133.35 (DPP)
ユーロドル
予想高値 1.4997 (DRP) / 1.4996 (DPP)
予想安値 1.4672 (DRP) / 1.4674 (DPP)
ポンド円
予想高値 153.82 (DRP) / 152.96 (DPP)
予想安値 144.01 (DRP) / 144.86 (DPP)
ポンドドル
予想高値 1.6597 (DRP) / 1.6585 (DPP)
予想安値 1.6122 (DRP) / 1.6242 (DPP)
週間為替リポート「2009_1204.pdf」をダウンロード
12月 6 2009
ドル上昇は本物か?
先週末の米国雇用統計によるドルの上昇にはすさまじい物がありましたね。
私も、昨晩の「先週(11/30~12/04)の為替動向」では
>>これまで(ここ数ヶ月)のリスク選好による、株買い・金買い・ドル売りが薄れ、
>>景気の底堅さ感からインフレ気配となり、米国金利上昇への期待感が
>>ドル買いを加速し、結果として真っ正直にドル独歩高となった。
などとあっさり軽く定石通りの分析をして見ましたが、
その後色々調べていたら「本当にそうなのか?」という疑問を抱いてしまいました。
左のチャートはCBOTの
30-Day Federal Funds Futures 2010/1月物と
同期間のドル円チャートを上下反転した物です。
似たような動きをするのは米国政策金利と
ドルの価格は連動しているから。としか言えませんが
問題なのはここ数日。
CBOTでの取引を見ると
先週の終値は全て99.86(=FFレートなら 0.14)と
全く変化がありません。
にもかかわらず、ドル円は劇的な高騰。
終値に変化がない。ということは金利改正期待の織り込み度にも変化がない。
ということにならないでしょうか?
FFレートは先々週初(11/21,22)あたりに最低率をつけてますが
ドル円はそれにやや遅れて同週の後半に92.34円を付けています。
その後FFレートは緩やかに上昇(ドル円なら下落)してきており
問題の12/4(金)はFFレートに変化がないにもかかわらず、ドルだけが急上昇?
何かこの後(今週後半くらい~来週前半=FOMC開催)にかけて、
今回、急騰を仕掛けた連中の利食いのための、ドル円の急落が予想される。
と思うのは、私だけでしょうか。
↓ お役に立ちましたらこちらもよろしくお願いします ↓
にほんブログ村
為替・FXランキング
By najirane • 為替動向と予想 • Tags: ドル円 急騰 急落 FOMC 米国 雇用統計 政策金利 FFレート