5月 20 2009
価値ある授業料:今日の実質GDP-1Q速報値
今日の実質GDP-1Q速報値には本当にやられてしまいました。
今日はたまたま、10時頃に休憩が取れたので
(おしっ 仲値取りっ!)なんて思って
MT4 Mobileでチャートを確認したわけです。
(左のチャート左(5分足))
ここで私が描いたシナリオは
①4月第2週と、5月第3週(先週)で
ダブルトップの形成が見られるので
(左の下のチャート(日足))
基本的には下落するはずだが、
今週に入って再度上げに入っているのは
豚インフルの日本への伝播と
米国株高(=原油高=ユーロ高)に
よる物だろう。
②9時頃から下げが入っているのは
予定より高い水準にあるため
仲値調整のために下げているのだろう。
③仲値も決まった現在、案の定上昇に転じている。
と言う物でした。
そう。今日のGDP速報値を確認することなどすっかり忘れていたのです。
と言うのも、日本の経済指標が為替に与える影響なんぞは
ゴックン中川が全世界に醜態をさらすよりも少ない。と言う思い込みがあったことと
重要指標であればなおさら、相場は織り込み済み。と言う思い込みがあったのです。
ところが蓋を開けてみれば、予想値 前期比 -4.3%(年率 -16.1%)に対して
前期比 -4.0%(年率 -15.2%)と言った予想よりはよい数字。
ところがこれが逆サプライズとなり、一気に円買いが進んだ。と言うことになります。
さらに運が悪いことには建玉をした直後に来客があり
2本建てたうち、1方にはストップを入れておいたものの
もう1本の方にはストップを入れる余裕がなかったんですね。
惨状に気付いたのはもう正午前の話です。
あわてて損切りしたのは言うまでもありません。
今日の教訓「日本の指標を侮るな!+ 逆サプライズには要注意!」
5月 22 2009
今夏から 上限を25倍とする規制開始の模様?
本日(5月21日)の日本経済新聞によると、
金融庁が各FX会社に最高倍率上限を25倍とする規制案を提示した。と言うことです。
そして早ければ今夏から実施とのこと。
平均的なFX取引の場合、1枚(1万通貨)あたり4万円を用意する必要があります。
つまり、1枚建てる毎に最低4万円の証拠金を要することになります。
繰り返し訴えますが、USDJPYの現値(BID)が100.00円だったときに
買いを1枚、建玉したとします。
このとき、100.00円で買ったUSDJPYが99.95円に下落した場合、
レバレッジが1倍でも1千倍でも、同じ1万通貨であれば、
もれなく500円の損になります。
証拠金として100万円積んだ人も1000円積んだ人も同じです。
割合で言うなら、100万円に対する500円は 1/2000
1000円に対する500円なら 1/2 です。
仮に2000倍というレバレッジがあったとしたら、同じ下落時に 全額飛ばします。
しかしそれはあくまで割合の話。
確かにレバレッジが高ければ高いほど全損はあっという間となります。
が、しかし。持ち金全額かける馬鹿が何処にいますか?
最低でも、もう1本建てるだけの余裕資金を持って参加している人が大多数でしょう。
となると、今夏以降は最低資金が8万円必須。と言うことになります。
瞬間ロスカット回避のためには実質10万円というところでしょう。
「庶民や主婦でも参加できるFX」でなくなることだけは確かですね
ところで、この件を報じた日本経済新聞にも少し不満が
>>証拠金倍率規制を厳しくすればFX取引のうまみも落ち~、
うまみではなく裾野を広げた原動力と言って欲しいものですが、
所詮、日本経済新聞も金満投資家の味方ですから、
庶民の目など持っていないことはこういった表現からも解るという物です。
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By najirane • FX業者情報 • Tags: ハイレバ規制 金融庁 25倍 庶民 主婦 日本経済新聞