5月 27 2010
今週の週末調整にはご注意を
来週月曜日(5/31)は、米国が「戦没将校記念日」、英国が「春の公休日」で共に休場になります。つまり、今週の週末を過ぎると次の市場は火曜日になってしまいますが、火曜日は月末日と言う難しい日になるばかりではなく、週後半の6/4(金)には米国雇用統計が控えているという大変難しい週になります。
それだけに、今週末の調整はそれらを見越した過剰な調整が見込まれ、その準備は本日(5/27)既に始まっているのではないかと思います。
たとえば、昨晩NY時間後半に「中国国家外為管理局(SAFE)が欧州の政府債保有について再検討を行っている」ニュースや「スペインのソブリン格付けの引き下げ噂」でダウが急落したかと思えば、本日の日本時間になって中国や韓国から「ユーロ有用論」がいきなり出てきて見たり、北朝鮮が「謝罪の意向」を持っている・・・等々の、聞き直したくなるような内容の怪情報(ニュースとは言い切れません)が出てきての各通貨の反発上昇なども操作の一環のようですよね。
先週も先々週も、このように「噂」に振り回される週ですが、目先の怪情報に惑わされることなく数日先/数週間先、どういう状況であることが自然かを考え淡々とトレードしたい物ですね。
ともあれ、冒頭に書いたように今週の週末調整はもう今日から始まっている。と言うことと
来週月曜は米英不在で閑散とする中にも週末の雇用統計を睨んでの攪乱があり得る。ことは留意しておいた方が良いかと思います。
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5月 30 2010
先週(05/24~05/28)の為替動向
■米国株式市場 = もみあい
■原油先物市場 = 上昇
■NY金先物市場 = 上昇(高値止まり)
■ドル円 = もみあい(若干円安)
■ユーロドル = もみあい
■ユーロ円 = もみあい
先週はユーロ懸念が残りつつも月末調整が優先し、火曜日に一斉下落を見せた他は突発急激な大変動も比較的少ない週でした。
クロス円は概ねダウに連動し、米国株高=原油高=リスク選好を誘い、逆にリスク回避先である円は売られる。という非常に解りやすい構図です。
ただ、注意しなければならないのは円と同じリスク回避先である金も、株や原油に連動して上昇している点です。
週初、流動性低下を恐れた投資家が一斉にポジションを解消、その後、様子を見ながら資金の再配分を行う際、リスクテイクとリスクオフが同時に行われ、株式や原油に再投資する一方、金にも配分を行っているような観測が出来ます。
今週は引き続きユーロ懸念に注意が必要ですが、半島情勢にも要注意です。
おそらく今回は中国の仲介により軟着陸という展開が予想されますが、そうなると為替相場での中国の発言力が高まることが予想され、中国の意向次第の相場。になる可能性もあります。
案外、金人気の一因はここにもあるかも知れません。
■各為替の週足デマーク指標値
(Demark Range Projection / Demark Pivot Points)
ドル円
予想高値 92.32 (DRP) / 92.32 (DPP)
予想安値 90.15 (DRP) / 90.15 (DPP)
ユーロ円
予想高値 117.00 (DRP) / 117.00 (DPP)
予想安値 105.14 (DRP) / 108.16 (DPP)
ユーロドル
予想高値 1.2419 (DRP) / 1.2413 (DPP)
予想安値 1.2001 (DRP) / 1.2006 (DPP)
ポンド円
予想高値 135.28 (DRP) / 135.28 (DPP)
予想安値 129.65 (DRP) / 129.65 (DPP)
ポンドドル
予想高値 1.4713 (DRP) / 1.4713 (DPP)
予想安値 1.4360 (DRP) / 1.4360 (DPP)
※デマーク指標にはDemark Range Projection と
Demark Pivot Points の2種ありますので両方を提示しています。
■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(05/24~05/28)の為替動向』
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2010_0528.PDF をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足6ヶ月分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF
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By najirane • 為替動向と予想 • Tags: ギリシャ 中国 朝鮮 韓国 デマーク指標 Demark Range Projection Pivot Points ユーロドル ドル円 クロス円 原油 為替 株式 米国 指標 ダウ 円高 リスク回避 リスク選好