9月 1 2008
FXのおさらい_02 外国為替市場
外国為替取引を行うのに必要な通貨の交換を行うのが外国為替市場ですが
その外国為替市場とはどこにあるのでしょうか。
株式取引の場合は、東京証券取引所(略して東証)とか大証などと言った
いわゆる証券取引所という場所で取引が行われます。
しかし外国為替市場には、こうした取引所は存在しません。
銀行間の電話、あるいはネットを通じて、相対で取引が行われます。
TVニュースやドラマ等でパソコンのモニター画面がずらっと並べられた
銀行のディーリングルームが登場することがありますが、
このモニター画面を通じて、国内外のさまざまな銀行と通貨の売買を行います。
また、外国為替市場は世界中にあるとも言えます。
1日の動きを追うと、地球の自転が日付変更線を超え新しい日付となり、
オーストラリアからスタートして日本、香港、シンガポールなどのアジアが継ぎ、
中東市場が開き、フランスやドイツなどの欧州経済圏が開き、
最後にニューヨーク市場が開くといった具合に、
地球の自転に従い徐々に取引の中心地が移っていきます。
この間、どこの国の市場でも取引することができるため、
外国為替市場は「24時間眠らないマーケット」になるのです。
9月 1 2008
FXのおさらい_03 円高と円安
ニュースや新聞紙上でごく当たり前のように「円高・円安」の言葉が出てきます。
では、「円高・円安」とはいったいどう高くてどう安いのでしょうか。
高い・安いの表現は、円が他の通貨に対して強くなっているのか
それとも弱くなっているのかを示しています。
たとえば、1ドル=120円が1ドル=110円になったとします。
これなで小売価格が 1ドルの商品は120円で購入していたのが
同じ商品を110円で買えるようになった。と同じ事です。
つまり、同じ1ドルを買うのに、少ない円で買うことができるようになった。
言い換えれば、それだけ円は強くなった。と言え、
もう少し難しい表現をすると「円の購買力が上昇した」と言います。
これを「円高ドル安」といいます。
逆に、1ドル=110円が1ドル=120円になったとしたら、
それだけ多くの円を支払わなければ買うことができませんから、
「円安ドル高」が進んだということになります。
この外国為替レートは24時間休むことなく常に変動しています。
外国為替レートはさまざまな要因で、円高や円安を繰り返しているのです。
そして、そこに外国為替投資で利益を得るチャンスが生まれてきます。
高値安値の差額から生まれる利益を「為替差益」
逆に差額から生まれる損を「為替差損」と言います。
この「為替差益」を効率よく回収することで自己資金を増やすことが
FXの最大の目的になります。
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By najirane • 為替動向と予想 • Tags: 円高 円安 ドル高 ドル安 為替差益 為替差損