3月 16 2011
私の困惑理由
コメントへの返信という体裁で今日のエントリーとします。
何をどう私が苦悩しているのか憂慮しているのか、その理由をようやくある程度説明出来るような展開が出来てきましたのでお話しします。
ニコさん Wrote:実際に会って話したことない人との、ネット上のコミュニケーションは、真に受けてはいけません。
yosnanさん Wrote:東北地震の件で、Twitterでのやりとりでしょうか。
私がそのような扱いを受けたと言うことはありません。
と言うよりも書かれたようなネコミ(ネットコミュニケーション)構図は、既に20年近く前から私にとっては常識なので、3/12の私の最後のツィートの通り、あえてtwitterという媒体上では展開していないだけです。
私が憂慮しているのは、現状多数見られる怒りの矛先や、苛立ち感情の発生とその発散方法です。
解らないでもありませんが八つ当たりとは異質なものを感じます。
当ブログで今週来書いていることは特定の人・特定のやりとりのことではなく散見される色々なことをつなぎ合わせると、その方向性に、違和感を通り過ぎ哀れや切なさを感じてしまうと言うことです。
ネット上のということであれば、阪神大震災の折にNIFTY-serveが GO Earthquakeという特設フォーラムや幾多のフォーラム内に特設会議室を設置したときも、このような災害時の人間模様を見てますが、当時とまったく違います。
FXの人で言えば鈴木隆一(@enshin_fx)さんなどは率先して臆せず出過ぎず自己スタンス表明と前向きな発言をされていますが、前述のNIFTY-Serve各会議室での気運もそう言ったものでした。
ところが今般の地震においては、そのようなものがごく少数で、前向きな人を見ても揚げ足取りはおろか非難までする。マスコミのトンデモ見解やデマを鵜呑みにRTが繰り返される。「誰それが悪い」「何々が甘い」「そうだそうだ」と付和雷同。
自然、非難や批判をすることが正道で、希望や願いを語れば楽観主義者とか対岸の火事なら熱くないとか…荒みすぎです。
まるでスラムと化したネット模様。糾弾こそあれ得る物無し。上手く表現できませんが、それこそが私の葛藤の源なんです。
そしてこのような非常時には特に、人々は意外な面を見せるものですが、前述の阪神大震災や中越地震の頃も、意外に気丈・意外に熱心・意外に前向き等々と、その人が普段見せなかった良い面が見えたものが、今般の各種やりとりではマイナス面ばかり露呈。「あの人がこんなことを?」の大半が見たくない嫌な面だったりするわけです。
私はFXをライフワークと思っていますが、ネットはかけがえのない「The 3rd Place」と思っています。既に20年はここに住まっているでしょうか…。そんな安住の地が荒廃していくことを、土足で踏み荒らされることを、私は看過できないのです。
なお、自分に都合の良い。快いものだけ見たいという意味ではありません。
そのそも「炎上」という言葉以前にあった「火事場」という表現は私たちがPC-VANで作った言葉で、私もその「火事バー」の一味であったり自らが「火元」になってしまったりもしたくらいです。
先に書いたように琴線に触れたことで変貌することは多々あります。しかしそういった、理由がわかれば理解も出来るということではなく、その変貌の仕方が、その部分だけ極めて幼稚な聞きかじりや誤解や偏見による"ダダこね"だったりすることです。それもFXや株をしたり、マクロ経済学まで踏み込んだ話もするような、その辺のガキではない、それなりの基礎知識・一般社会常識を持っているはずの人達が。です。
そして何よりも理解できないのは、互助精神溢れることを書く反動として、その埒外にある人を蔑視するきらいがあるのではないか?と言うこと。そしてまたそのように扇動する人が多いこと。
例えば計画停電は解りやすい痛み分けですが、それを指して、痛み分けをしている首都圏の人間は偉く、痛み分けもせず傍観者に徹していればよい遠隔地の人は発言権無し。などと、自己満足な優位性を楽しんでいるかのようで、更にそれに拍車をかけるような輩までいる始末。
ニコさん Wrote: 感謝される、という見返りが欲しいのですか?
という訳で、そのような話じゃありません。
それなり学識の高いはずの人達の妙な感化のされ方や、それをまた真偽を確かめもせず、捏造ではないにしても衝撃的な一部の切り取りをそのまま鵜呑みに伝導したり、三流スポーツ紙やゴシップ記事のような過激下劣な書き込みをそのままリツィートすることが、はたして被災者やこれから被災する可能性のある人達の助けになっているのかどうか、きちんと考えた上での事なのですか?
もし、リツィートしたくなるような、反応したくなるようなネタが無くなればそのようなことをやめてくれるのなら、例えば原発といった物も、反応を呼ぶような事を書く人も、その存在が無くなれば収まるのでしょうか? 傍観者(と決めつけられた)日本海側住民等、遠隔地に住まう私たちは不快ですか?そんな反応源の根絶こそが解決なんて言う情けない話ならいっそ…。ということの表現が「死ねば良いんでしょうか?」なのです。
追記:
NIFTY-Serveのことを書きましたが、以前他のやりとりで「そんな大昔のことを引き合いに出されてもなぁ…」と返されたことがありました。
話題の共有やそこから解決策を導き出すというのは人間が太古の昔から行ってきたことで、だからこそ、ここまでの歴史があり未来もあり得るのではないかと思っています。
それがTwitterだろうがmixiだろうが2chだろうがNIFTY-Serveだろうが…ピラミッドの象形文字だろうが。
3月 18 2011
そろそろTwitterに復活します。
本日、東日本大震災発生から1週間を経過しました。突然起きてしまった未曾有の災害により不幸にも命を奪われてしまった方々のご冥福をお祈りいたします。
また今なお安否や消息が解らず、訪ね歩こうにもその手段が得られない方も多いとのこと、その御心労を拝察しますに張り裂けんばかりの心痛を抱かざるを得ませんが、朗報の届くことを願ってやみません。
私事ですが、過日の中越地震の際、私の父親の妹が安否不明となり、親類共々心配をしていたところ、何と我が家から数百mの避難所に収容されており、ある日ひょっこりその本人がやってまいりました。
そんなミラクルが無いわけではありません。明日を信じ、明日を共に作っていきましょう。
さて、ここから本題。
過去にTwitterはつぶやきなんだから誰に気兼ねなく好きなことをつぶやけば良いと言っていた人がいました。
その方含め、その言葉通り東日本大震災や福島原発事故以来、ここ最近はそう言った多くの脳天気な似非民力ツィートやデマの拡散が散見されているように思えます。
しかし私が憂慮困惑するのは、それらツィートは純粋に民力想起ツィートであるなら結構なことなのですが、同時に募金や作業参加等の具体的な支援や貢献をしていない人達をバッシングするツィートになっている傾向があるように思えます。
また、ただ単に純粋非難ならそれはそれで理解できるのですが、十把一絡げに(首都圏の我々は計画停電にも協力し、放射能汚染や余震におびえているというのに)日本海側や西日本の人々は安易に電気や燃料を使い放題していると決めつけ、あなた方とは質が違うんだと言わんばかりに「とやかく言う資格がない」とまで言う人までいる始末。
ここ1週間で、「Twitterは無秩序にさえずりまくる烏合の衆」とは言わないまでも、それに近いものとして考えた方が良いのではないかと思えるようになってきました。
政府や団体等のトップレベルの公式見解であっても「どうせ…」でも、政府筋や団体等に勤めている友人から伝え聞いた…なんて嘘か誠か判断付かない、でもショッキングな内容は「隠された真実」などと言って、瞬く間にリツィートされ世界を巡る…そういえば今朝の話ですが「韓国に放射性物質が飛来する」というデマを流した人が検挙されたそうですね。
『東日本巨大地震:原発事故めぐりデマ流した28歳男検挙』
私はこれまで、謝った情報を過信していたり、誤解や見落としで、本意ではない認識を持っている人がいたら、正しい情報入手先に誘導したり、一言二言で簡単に答えられることなら「それは○○です」などとTwitter上の人に接してきましたが、それは他人の子供でも叱り・教え諭すような感覚だったり、雨に降られて困っている人に傘を差し出すといった社会でごく普通に行われていることのような感覚で行ってきました。
でももう、そのようなこれまでの私には看過出来ない・理解し難い書き込みに関しても、もう手出しはしないことに決めました。そして仮にそれが私が長期間フォローしている人だったとしても、あっさり見限る事にしました。
過去に「まぐまぐYesNo世論」というサイトで「バカな行動するからバカなのか。バカだからバカな行動をしてしまうのか」という命題がありました、まさにそれだと思います。
普通の人がたまたま犯すバカではなく、本質的に馬鹿だからバカなツィートをするのではないかと。
だから教え諭しても学習するわけはないし、そもそもまともな人間であればそんな馬鹿なツイートなどはやらないはず。ならば、これ以上フォローしていてもそのうちまたどこかで理解し難いツィートをするだろうと。
このような非常時だからこそ、本人も知らない間に本性が出てしまうのでしょうね。
ここ1週間色々ご心配やアドバイスを頂きましたが、上記のような事が自分なりに考えて得た結論です。関わり方が決まったのでそろそろTwitterに復活します。
再起!
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By najirane • FXに関する雑感, 電網閑話