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12月 2 2011

経済指標ってどこまで見ますか?その2

昨日、ADPとISMの事を書きましたが、今日はこの後1時間くらいで公表の雇用統計のことを。その前に、雇用統計のことを軽くさらっとおさらいすると、

雇用統計(Employee Situation Report/Job Report/Labor Report)は、米国労働省労働統計局が毎月12日を含む週での雇用状況を調査し3週間後の金曜日に発表する労働市場統計の最重要指標であると同時に、数多ある経済指標中で最も注目される指標となります。
12日が土日以外の場合は翌月第1金曜日、土日の場合は翌月第2金曜日の発表となります。

米国の中央銀行であるFRBは日銀のように金融の管理だけを行うのではなく、「物価の安定」と「雇用の最大化」と言う二大使命を課せられており、雇用は景気の遅行指標であるため、FRBの金融政策判断や各種施策が正しい方向に向かっているのか効果が無いのかの検証材料とも言えます。

調査項目は「非農業部門雇用者数(NFP=Non-farm Payroll)」「失業率」「民間部門雇用者数」「平均労働時間」からなり、NFPと失業率が注目の対象ですが平均労働時間は労働所得の拡大/減少が個人消費の拡大/減少に結びつきやすいため、単独で別個行われる個人所得や個人消費と同等の意義があります。また、民間部門雇用者数は政府事業での臨時雇用が増加した場合、民間雇用の実質的強弱を知るために補正項目として見逃せません。

調査方法は
・失業率=失業者÷労働力人口x100(%)から算出されサンプル数は約6万世帯の家庭を対象に直接の聞き取り調査を行います。
・非農業部門雇用者数(NFP)=自営業と農業を除く全米の事業所の給与台帳を基に集計します。サンプル数は全米約40万社に及び、対象従業員は4700万人と推定されるため、全米労働人口の約1/3を調査対象としていることになります。

NFPは15万人程度の増加が労働市場における適正な景気回復のベンチマークと言われてますが、季節要因や政府事業の一時雇用等での変動があり、場合によっては次回発表時に前月分やそれ以上に遡っての大きな修正を行う場合があります。
また、失業率と非農業部門雇用者数の調査対象が異なるため、両者の数字に整合性が伴わない場合もあります。加えて、失業者の定義が日本で言うハローワークでの求職カード保持者とされているため、景気が悪すぎて就職そのものを諦めたり、景気が回復して来て一時に求職者(失業者)が増加すると言った事もあります。

Image2http://www.bls.gov/news.release/empsit.nr0.htm で
雇用統計は公表されますが、テキストベースのページなのでリロードすることで公表と同時に結果を知ることも可能です。NFP及び失業率は冒頭部分。修正は本分の最後付近に記載されます。

ところで、良く先行指標と言う呼び名で「ADP雇用報告」や「ISM景況指数の雇用指数」また、「12日を含む週の新規失業保険申請件数」が取り沙汰されますが、一昨日(10/30)公表のADP雇用統計では+13万人の予想に対し+20.6万人とスーパーサプライズとなりましたが、昨日(12/1)公表のISM製造業景況指数では構成項目である雇用状況が53.5→51.8と悪化しています。ISMでの雇用指数は50以上あれば順調と言うことになっておりますが、このダイバージェンスはちょっと気になりますね。また、今回の雇用統計ではNFPの予想中心値が12.7万人と言うことになっておりますが、ADPの数字もあり市場は更に上を織り込んでいる向きもありますので、未達であった場合の失望もまた大きな物になるのではないかと思います。予想を超える結果であっても、セルオンファクトで利益確定売りが出るやも知れず…と、どちらに転がっても上値は限定的、下値はドル円で言うなら介入警戒ラインの76円台後半付近。と言う見方が無難なような気もします。

※2011/12/03 22:10追記
画像を昨晩の発表後の物に差し替えました。
で、結果の方は…失業率改善でも上値は限定的って部分であってたようですね。

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By najirane • 分析・相場観・手法 • Tags: ADP, ISM, 雇用統計

12月 2 2011

経済指標ってどこまで見ますか?

FINAL_Report_November_11_212月、師走相場ですね。そして市場は月例重要指標週間。
ところで今更な話ですが、経済指標ってどこまで見てますか?

例えば一昨日発表の「ADP全米雇用報告」は前回+13万人、予想は+13万人、結果は+20.6万人という発表がなされましたが、これはあくまでヘッドラインだけです。

左記の画像が「ADP全米雇用報告(November 2011 ADP National Employment Report)」の全文で、+20.6万人というのは「DERIVED FROM ADP PAYROLL DATA」中の「Employees on nonfarm private payrolls by selected industry sector and size」の先頭行末尾の数字だけです。

11月ADP全米雇用報告全文(PDF)

まぁ、雇用統計であればその増減が解れば良い話かも知れませんが、ISM景況指数ともなると複数の構成項目から総合的な指数(PMI)を算出し、その数字だけが出てきます。

昨晩発表のISM製造業景況指数では前回50.8に対して予想は51.8、結果は52.7と言う数字が発表されましたが、これもPMIのみの話で、実際には「新規受注(New Orders),製造(Production),雇用(Employment),仕入れ(Supplier Deliveries),棚卸資産(Inventories),仕掛り資産(Customers' Inventories),価格(Prices),受注残(Backlog of Orders),輸出(Exports),輸入(Imports)」と、10項目にも及ぶ内部構成項目があり、昨日の数字ではPMIは確かに50.8→52.7に改善されていますが、雇用は53.5→51.8に鈍化しています。
しかしISMの雇用の場合は50を上回っているかどうかが好悪判断基準なので、51.8は十分に堅調であると判断(Growingただしその進捗はSlower)され、全体としては「好感される」内容だったと言えることになります。

11月ISM製造業景況指数全文

重要経済指標で発表直後はほとんど動かなかったのに数分してから大きく動いたり、激しく乱高下する事が良くありますが、これはこの構成項目の何が重要か立場立場で違うため、それぞれ勝手な反応からタイムラグや乱高下といった形になって現れると思っても良いかと思います。

また、その時期により、見どころが雇用なのか新規受注なのかはたまたインフレ度合(価格)なのかでも反応は異なり、好成績なのに動かないとか変化無しなのに大きく動くなどという場合もこの構成項目の何かが重要視された結果だと言えますね。

たがが指標くらいでガタガタ騒ぐんじゃねぇよ!

ってのも一理ある話ですが、市場はヘッドラインで騒いでいるのではなく、構成項目から先行きを予想して、その都度仕切り直しや追撃をするわけですし、未知数部分が多い内容になると思えば事前に手控えます。
けして、「52.7だ」「+20.6万人だ」だけで動いているわけではありません。

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By najirane • 分析・相場観・手法

12月 1 2011

2011/12/01 NY午前

Image1先ほど新期失業保険申請件数/継続受給者数が発表されましたが、申請件数は前回39.6万件に対し予想は39.0万件、そして結果は40.2万件と予想に反し前回にも増して増加。継続受給者数は前回370.5万人に対し予想は365.0万人、そして結果は374.0万人こちらも同様前回よりも増加。そして米指標なのにドル円(瞬間振れ幅約4銭)よりもユーロが敏感に下落(1.3612→1.3485)と、何でも材料にしてしまう凄さを見せてくれましたが、先月数字であるADP/ISM/雇用統計はいずれも改善予想となっておりますが、その先行指標ともなる先週数字の失業保険が悪化となると、先行き期待は一気に意気消沈と言うことなのでしょうか。
今日はこの後24:00にISM製造業景況指数がありますが、期待されているだけにも氏予想割れだったら…。

さて、意気消沈と言えば、夢も希望も無いと言うか世知辛い話で申し訳ありませんが、私のFX口座残高がガクンと落ちる時期というのがありまして、実は今日もそのための出金で残高を減少させてしまった日で、早い話がボーナスの自己捻出です。

実は私、先回(夏)も先々回(冬)もボーナスの支給を受けておりません。今どきボーナスを賞与であるとか大入り袋などと考えるのはごく少数のはずで、やはり夏期一時金/冬期一時金と言う年間収入の一部として予算建てするのが多くの給与所得者の姿だと思いますが、先冬は客先要求に応えるために急遽東京事業所を作ったため、支払い原資無しという理由、今夏は大震災の影響で業績不振と、効いたような理由が付きましたが、賞与引当金の枠をどう考えているのでしょうかね?私の会社は。

ともあれ、今夏は「出せるか出せないか微妙なので6月の数字を見てから…ついては7/7支給を1週間遅らせ7/14まで結論を待って欲しい」の後、なしのつぶてで、今回も「11月の数字を見てから…ついては12/10の支給日を1週間遅らせて…」ヲイヲイ、そのセリフ夏にも聞いたぞ。
と言う事で今冬分ボーナスも自己捻出と言うことでまた残高が減りました。orz

まぁ、ボーナス相当額を自己捻出出来るだけの副収入があるだけ他の社員よりまだましだし、めげずにまた積み増ししていけばいいか…。と自分を慰める今日この頃。

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By najirane • 為替動向と予想

11月 30 2011

やはり隠密介入はあった?

財務省は本日「外国為替平衡操作の実施状況(平成23年10月28日~平成23年11月28日)」を公表しましたが、それによると先般の介入(10/31)を含む同期間の介入額は9兆916円でした。
10/31介入についてはWSJが7.5兆円、REUTERSが7~8兆円、他のメディアにあってもほぼ同様な金額を推定しておりましたが、実際に公表された額とは約1兆円の開きがあります。

最も濃密に疑われている裏付けデータとしては、11月第1週の平日(11月1,2,4日)3日間で日銀の日毎国債保有残高が約1兆200億円増加している事から、10/31に止まらずスムージング(価格誘導)の形で介入を行っていたのでは?と言う推理はかなり当たっていそうですね。

Image1さて、現在の状況は月末調整と週後半の月例重要指標3連戦を睨んでの神経戦の様相ですが、ドル円は微増ながら小じっかり順当に上昇模様なのに対し、ユーロは1.330付近で健闘を続けていたにもかかわらず欧州序盤にイタリア当局者から「ECBの役割が変更されない場合はユーロ崩壊の危険性がある」との発言が為されたことから1.3260付近まで急落。その後フランス10月生産者物価指数やドイツ11月失業率/失業者数の改善などから1.3330付近まで戻し、単にドロップダウンだったような観もありますが、相変わらず要人発言や指標に戦々恐々の状況のようですね。

本日はこの後22:15に月例重要指標の先鋒、ADP雇用統計がありますが、前回+11万人に対し予想は+13万人と強気な予想。また、明日・明後日のISMや雇用統計も強気予想となっており、例年12月中盤まではドルは堅調のセオリーに上手く乗ればドル円は続伸更に加速。となりますが、期待を裏切る結果となった場合は振出しに戻る危険性も大いにありますね。

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