5月 8 2011
先週(5/2~5/6)の為替動向
■米国株式市場 = 下落
■原油先物市場 = 下落
■NY金先物市場 = 下落
■ドル円 = 下落(後半で持ち直し)
■ユーロドル = 後半で下落(ユーロ安)
■ユーロ円 = 下落(ユーロ安)
先週の相場は基調は円高/後半欧州通貨安で、3月中旬以来の低水準まで落ち込んだドル円も欧州通貨安のシーソーゲームで助けられた形です。
【5/2:月】GW中唯一の営業日は81.20円付近から。昼間際にビンラディン死亡の報が伝わると81.68円まで急騰するが、81.40前後で様子見。
欧州時間はロンドン休場で薄商い。NY時間以降はビンラディン死亡が再度材料視されリスクオフモードから資源国・欧州通貨が買われ、ドル売りのあおりからドル円も81円間際まで連れ安。
【5/3:火】GW後半初日は81円付近の攻防から。午後から欧州時間にかけ軟化が進み80.60円台へ。NY時間に発表の指標が好感され81円台に復帰も方向感無く81円弱の狭いレンジにて膠着。
【5/4:水】9時頃に30銭幅程度で急騰急落の大玉の撃ち合いがあったが以降の東京時間は膠着。欧州時間以降、まとまった規模のユーロ買いの噂や英国中銀が近々利上げとの情報からクロス円が上昇。ドル円も連れ高し81.20円付近まで上昇するがNY時間帯にローゼングレン・ボストン連銀総裁のハト派発言をきっかけに81円割れ。その後に発表のADP・ISM非製造業とも予想割れから米債利回り低下。ドル売り・円買いが再燃し、80.42円まで続落。
【5/5:木】未明までに80.60円台まで戻してスタート。午前に豪指標の予想外な悪化から豪ドル円が急落、ドル円も連れ安し80.40円台。その後ジリ安推移。欧州時間以降、原油先物下落から資源国通貨下落、欧州指標の悪化が拍車をかけ欧州通貨も下落、しわ寄せは一気に円に襲来し、円全面高からドル円79.56円と協調介入以来の水準にまで急落。
欧州時間終盤にトリシェECB総裁の発言に早期利上げ暗示の「strong vigilance(強い警戒)」が使用されなかったことでユーロドルが急落。対欧州通貨を中心にドルの買い戻しが優勢になり、NY午後には80円台に復帰。
【5/6:金】ビッグイベント雇用統計を控えた最終日。欧州通貨安の流れ継続からドル円は買い戻しが優勢。80.60円台まで上昇して欧州時間入りするが、原油価格続落から勢いは途切れドル円も80.20円付近。米4月雇用統計では雇用者数増加なるも失業率上昇。瞬間的に80.93円まで急騰後、利益確定売りやギリシャのユーロ離脱疑念報道から80.20円付近まで断続的に下落。その後緩やかに上昇し80.60円付近で1週間を終了。
【週足デマーク指標/フィボナッチゾーン】
■TD Range Projection
USD/JPY High: 81.16 / Low : 79.04
EUR/JPY High:119.81 / Low :118.63
EUR/USD High:1.4629 / Low :1.3999
GBP/JPY High:134.03 / Low :128.82
GBP/USD High:1.6551 / Low :1.6168
■Fibonacci Zone USD/JPY
R2 82.74 ~ 83.55 / R1 81.68 ~ 81.93
S1 79.57 ~ 79.32 / S2 78.51 ~ 77.70
■Fibonacci Zone EUR/USD
R2 1.5152 ~ 1.5392 / R1 1.4837 ~ 1.4912
S1 1.4208 ~ 1.4133 / S2 1.3893 ~ 1.3653
■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(05/02~05/06)の為替動向』
→ 2011_0506.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF
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5月 15 2011
先週(5/9~5/13)の為替動向
先週の各主要相場は下記のような流れでした。
■米国株式市場 = もみ合い
■原油先物市場 = もみ合い
■NY金先物市場 = もみ合い
■ドル円 = もみ合い(上昇基調)
■ユーロドル = 下落(ドル高)
■ユーロ円 = もみ合い(下落基調)
【5/9:月】週明けスタートは80.60円台。東京・欧州とも方向感のない20銭程度のレンジが続くが、NY時間に入りS&Pがギリシャ国債を格下げに反応し米債利回りが低下すると小幅に連れ安するもすぐ戻す。その後ムーディーズがギリシャ国債を格下げ方向で見直すとの報道から今度は大きく80.10円台まで下落。
【5/10:火】東京開始直後は下値模索が継続。底堅さを確認すると欧州時間から上進開始。ギリシャ債務問題懸念も手伝いドル買いが強まると80.80円台まで上昇。NY勢参入後ショートカバーなのか欧州時間の上昇を半値戻し。しかしここでも底堅く徐々に反発。ショートカバー分を全戻し。
【5/11:水】NY市場でのドル高を引き継ぎ上昇スタート。仲値後には81円台に復帰。が滞空時間は短く81.80円台で欧州にバトンタッチ。HF勢による大量のユーロ売りの噂からユーロ円下落、ドル円も80.60円台まで連れ安するが、英中銀の四半期報告からポンド円が急騰、ドル円も連れ高し本日2度目の81円超え、瞬間的に81.30円を示現。NY午後に米債利回りが急低下すると80.70円まで急落。しかしここでも底値は硬く徐々に持ち直し81円前後を維持。
【5/12:木】本邦4月貿易収支状況の悪化などから円売り。正午過ぎには81.33円まで上昇、今週の最高値となる。午後から欧州時間にかけてはじり安で81円割れ。NY時間に入り同時に発表された複数米国経済指標は好悪混じり乱高下した後、80.70円台でしばし膠着。その後米債入札不調による米債利回り上昇から徐々に買い戻され81円目前で東京に交代。
【5/13:金】序盤に一時81円超えをするも動意無くじり安。午後に入り東電賠償問題やタリバンの報復テロなどから日本株下落・円買い優勢となり、80.50円割れまで下落。欧州時間以降一旦持ち直すが再度80.33円まで下落。ただしそれ以上の追撃はなく徐々に持ち直す。NY時間に入り米4月CPIがほぼ予想通りとなり81円目前まで上昇するが直後に折り返し。週最後の指標、ミシガン速報値が予想越えとなるとその後はごく僅かなじり高推移にて1週間を終了。
■今週のポイント
5/16:バーナンキFRB議長講演
5/17:米4月住宅着工/建設許可件数
5/18:FOMC議事録公表(4/26-27開催分)
5/19:米新規失業保険新規申請件数
/々:5月フィラデルフィア連銀景況指数
【週足デマーク指標/フィボナッチゾーン】
TD Range Projection
USD/JPY High: 81.62 / Low : 80.44
EUR/JPY High:123.71 / Low :118.36
EUR/USD High:1.4280 / Low :1.3905
GBP/JPY High:132.35 / Low :128.62
GBP/USD High:1.6354 / Low :1.5984
Fibonacci Zone USD/JPY
R2 81.92 ~ 82.37 / R1 81.33 ~ 81.47
S1 80.15 ~ 80.01 / S2 79.56 ~ 79.11
Fibonacci Zone EUR/USD
R2 1.4583 ~ 1.4727 / R1 1.4396 ~ 1.4440
S1 1.4021 ~ 1.3977 / S2 1.3833 ~ 1.3690
■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(05/09~05/13)の為替動向』
→ 2011_0513.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分
◎先週の4本値と今週のPivot
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By najirane • 為替動向と予想 • Tags: デマーク指標 Demark Range Projection Fibonacci Zone ユーロドル ドル円 クロス円 原油 為替 株式 米国 指標 ダウ 介入 日銀 金融緩和 FRB ECB QE2 QE3 FOMC バーナンキ 出口戦略 ギリシャ イタリア スペイン 緊縮財政 雇用統計