4月 16 2013
転換点=加速点or減速点
今朝方の一連のツィートが後から読み返してみたらとんでも無く良いことを言っていたというか私の手法やスタンスを凝縮した内容だったので記事に起こしてみました。
なお左記のツィートキャプチャは私が使っているTwetterクライアントのJanetterの物ですが、国産クライアントとしてはSOICHA AIRと双璧をなす秀悦なクライアントと思っております。お試しの機会がありましたら是非。
さて、最初のツイートは
>>昨日夕刻に “-1σ~-3σの綺麗なバンドウォーク、でも戻りのはみ出しが-1σを超えたのが…”と書いていたその後は、4/8窓レベル(四角で囲んだとこ)でもんだ後、続落どころか雪崩落ちでしたね。
と言うものでしたが、もう一度そこで使ったチャートを見て見ます。
左記に薄オレンジで囲った四角がありますが、向かって左辺が4/8に生じた窓、右辺が上記で書いたもみもみ場となります。
この後のツイートで
>>行きはよいよい帰りは怖い…じゃないですが、サポがレジにレジがサポにと同様に加速点が減速点に減速点が加速点に…の良い見本だな。簡単に言えば平行線か。
と書いた通り、ローソク(レート)がトレンドラインを突き抜けたとき、それまでサポートだったものがレジスタンスに、逆にレジスタンスだったものがサポートになることが往々にしてあります。そして突き抜けるとき跳ね返されるときを別な言葉で言うと私が常ずね言う転換点=加速点となりこれは同時に転換点=加速点or減速点と言うことでもあります。
この辺は過去に特集した「なじらね流 PIVOT トレード」をお読みください。
更に次のツイート
>>てぇことで、同じチャートを4時間で見ますが、現在の落ちきったこのあたりも実は3月上旬の高値ゾーン(黄色い四角)なので、もむか一気に加速するかのどっちかでしょ。と。
最初のツィートでは先週初の窓と昨日のもみ場が同じレベルでの出来事を図辞しただけですが、次のチャートでは今朝の突っ込みレベルが実は3月初旬の高値レベルとほぼ同じ。つまり、3月上旬にレジスタンスだったレベルが今朝はサポートとして機能した。と言うことを言いたかったわけです。
そして、ここまで平行線(平行バンド)に対して言及していたことに加えたのが次のツィート
>>平行線(平行バンド)とチャネルの違いは、そのときのブル/ベアトレンドとしてかかるバイアスの違い。と見てるので。私の中では同じ物。ブル/ベアどちらかにかかるバイアスが強ければ斜めるし、それが均衡(やることやり終えた後)すれば平行線。と。
ツイートのまんまですが、上昇/下降というのは買い勝ちなのか売り勝ちなのかの違いでその偏差がそれぞれの速度(角度)となって現れてくるわけで、ブルベアを加味すれば斜めに描けるチャネル。ブルベアを…例えば買い5の売り2なら3の上昇=売り5の買い2なら3の下落は方向が違うだけで同じ事…というような考えでブルベアの±を取った絶対値=平行線(平行バンド)と見ていることを表しています。妙な表現ですが売り買い同値もも均衡なら、絶対値での売買差同値も均衡という考え方です。
そしてちょうど良いところにコメントが飛んできたのでお答えした内容が
>>だもんでアタリを付けて、レンジ内に逆張り指し値+レンジ外に逆指し値の2段構えもあり。です。 QT @NakasujiDaisaku さすがにソコは揉みそうですが、抜ければ加速するでしょうね。かと言って、加速に賭けたポジションも取れず
PIVOTやボリンやトレンドラインとレートの交差は全て私からは転換点=加速点=減速点であることを踏まえて、そこが転換点となりそうなら逆張りで買い指し値なり売り指し値を入れておく、もし転換せず突き抜けたならそれは加速(新たなトレンド生成)が考えられるので逆指し値を置いておく。
例えば左のチャート。これは今日の昼頃使ったチャートで、既にBB中心線(この時点でなら97.50円あたり)に達してますが、こういう局面(になる1時間くらい前を想定してください)で転換点になるかもしれない97.50円よりも下、例えば97.45円あたりに売り指し値。同時に97.50円を超えた97.55円あたりに新たな買いの逆指し値と、先ほどの97.45円売りをキャンセルする逆買い指し値を入れておくわけです。
そうするとその後どうなるかって言うと…。
21:45時点で約98.00円ですから、97.55円買い→98.00円利確 45pip + 97.45S→97.55円損切り -10pipで都合35pipは取れている。
と言うことになるわけです。
以上、朝っぱらからとても濃い内容の話をした。と言うお話でした。
…追伸、朝もツイートしましたが酒匂さんになったつもりでもう一度。
「皆さ~ん、簡単な事なんですよぉ。(レンジが見えたら)上がったら売れば良いし下がったら買えば良いんです、そしてレンジがはずれたら切れば(出直せば)良いだけなんですからねぇ。」
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5月 20 2013
先週の「102円の意味と…」の修正
左図の上はそのとき上げたチャート、下は修正のために追加させていただく同じ月足チャートです。
先週「頭打ち」と書いた根拠は左図下のチャートで薄赤色の四角に対して左端と中央付近で内接している部分。
これがちょうど101.50円付近(正確には2009年4月高値の101.430円)にあると言うことと、緑線の下降チャネル内に描けるもう一つの下降チャネル(赤線)では上端に接している。と言う理由による物でした。
そして、週中盤まではそれを裏付けるかのように102円で上値の重さを呈していましたが週末になりあっさりクリア。103.30円まで達した次第です。
そこでもう一度月足を見ていたら、103.50円付近(正確には2004年4月頃の安値103.470円)を上限とする左図の薄赤四角が見えて来ました。こちらであれば、当面の高値ラインではなく高値域と言った表現になり、先週末終値103.28円もまだその範囲内と言うことになります。
(※ただ、赤線での下降チャネルは既に上抜けと言うことで失効と言えるかもしれません。)
左図は上から時間足(先週約1週間分)、日足(概ね昨年末から)、最後にもう一回月足(概ね1997年頃から)になります。
まず、時間足では、
5/13高値~5/15高値をつないだ延長線(レジスタンスTL)に頭を押さえられたかのような形で週引けしています。
次に日足でも、
2/7高値~4/11高値をつないだ延長線(レジスタンスTL)に頭を押さえられたかのような形で週引けしています。
更に月足でも、
前段で書いた薄赤四角の上端(正確には200年1月高値,2004年4月安値,2005年4月安値,2008年3月~9月の高/安値,等複数の点をつなぐ平行線)に達したような状況となっています。
つまり、時間足、日足、月足いずれの場合もレジスタンスに達している状態で、順当に考えるなら個々で言った退却した後、折を見て110円(緑線の下降チャネル及び次の直近高値=クリア目標の2008年8月高値の交点)にトライする。
と言う見方になるのではないでしょうか。
もちろんここををあっさり抜けたら108.925円までは過去に多少のモミ場はあってもノンストップのような状況ですが、これだけレジスタンスが集中しているところを抜けたのなら一気にそこまで行くパワーも否定は出来ません。
本命は現在レベルの少し上(103.50円)までか、104円トライのそぶりを見せた後、心理的節目100円~最大95円目処まで反落。
穴馬的には103.50円をあっさり抜けたまま108.925円と109円目前まで急進。と言うところではないでしょうか。
当面見えている材料としては…22日(水)のバーナンキ会見やFOMC議事録公表でのQE3処遇、そして月末月初の重要指標あたりでしょうか。また、ダウも日経も数字は絶対値で”15000″ですが、これが更に上進するのか同じように頭打ちなのかも見逃せないところです。
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By najirane • 分析・相場観・手法, 為替動向と予想 • Tags: FOMC, チャネル, ドル円, バーナンキ, レジスタンス