7月 24 2010
CFTC IMMポジション(07/23集計分)
「円」は、ロングが前週比
-13.4%の減少で 54733枚、ショートは前週比
-12.8%の減少で 13822、結果、売り越しは前週の -47359枚から -40911枚へと、ドバイショック時に次ぐ最高レベルの買い越しだった前週から減少となりました。
前週火曜→金曜のレート落差はミシガン大景況指数が嫌気された事による下落による物ですが、先週は週末に欧州ストレステストを控えていたために売買共に手控えムードがあり、これにより売買共に減少したわけですが、ストレステストの結果発表も終わり、悪材料出尽くしの観がありますので今週以降は決算発表及び株価に依存した売買建玉/レート変動になるかと思われます。
なお、あくまでグラフ上での話しですが、火曜日→金曜日の為替レートを見ると、再度クロスしそうな様相=来週火曜終値に対して週末終値は上昇していそう。に見えます。
続いて「ユーロ」は、ロングが前週比
-2.1%の微減で前週とほぼ同じく 55008枚、ショートは前週比
-4.8%減で 79259枚、結果、売り越しは前週の 27050枚から
24251枚へとさらに買い越し減が進みました。
この売買減少は円に同じく欧州ストレステストを控えての手控えと思われますが、売られ過ぎの観があったユーロも徐々にその売り越し枚数を減少させており、ここ半年間では最低の売り越し枚数となっています。
まだまだ買い越しに転ずるような状況にはありませんが、今週はコンスタントに1.3000台への復帰を果たしそうな予感もします。
■
資料ダウンロード
『7/23公表のIMMポジション』→
IMM_20100720をダウンロード
7月 31 2010
CTFC IMMポジション(07/30集計分)
「円」は、ロングが前週比
-11.4%の減少で 48488枚、ショートは前週比
34.3%の増加で 18567、結果、売り越しは前週の -40911枚から -29921枚へと、2週連続の減少となりました。
ドル円レートから見ると、先週最終日には85.94円と昨年11月以来の85円台の円高となり、金曜終値ベースでは前々週86.59円から前週87.44円と一旦戻すも86.45円で終了という結果になっています。
しかし、建玉と決済のインターバルが概ね3週~5週であることを考えると、前々週から始まった円ロングの減少、今回の円ショート増から出てくる答えは更なるドル円の下落ではなく、反発上昇と言うことになるのではないでしょうか?
もっとも、一時的な反発上昇(ショートカバー)であり、その先には更なる円買い(=ドル円の下落)と言う可能性も当然あります。
しかし、早ければ今週、遅くとも再来週にはこの「年初来最安値」レベルからは「反発上昇」の動きが確認出来るかと思います。
続いて「ユーロ」は、ロングが前週比 2.9%の微増で前週とほぼ同じく 56622枚、ショートは前週比
-1.6%の微減で前週とほぼ同じく 77961枚、結果、売り越しは前週の 24251枚から
21339枚へとさらに買い越し側へシフトしたような形です。
欧州ストレステストが終わり市場に安堵感が拡がるかと思えば、テスト内容に対しての不満がくずぶり、いまいち精彩を欠く若干のユーロ上昇に止まったような形となっております。
しかし、ここ半年間では最低の売り越し枚数を更新したこともまた事実で、週末終値こそ1.3045に止まりましたが、一時は1.3100台も示現しました。
まだまだ買い越しに転ずるような状況にはありませんが、今週は1.3000をサポートとしたような値動きになるのではないでしょうか。
■
資料ダウンロード
『7/30公表のIMMポジション』→
IMM_20100727.pdf をダウンロード
にほんブログ村
為替・FXランキング
By najirane • IMMポジション • Tags: CFTC, IMMポジション, ガイトナー, 中国, 介入, 利上げ, 売り越し, 実需筋, 投機筋, 日銀, 米証券先物取引委員会, 買い越し