12月 19 2014
MT4 どうする?(その1)
来年のことを言うと鬼が笑うって話もありますが、私のメインMT4口座であるYJFX! MT4(旧CyberAgent MT4)が来年3月13日(金)の営業時間終了と同時にサービス終了って事で代替になる口座を探してます。
かなり以前に…というかCyberAgentがMT4に参入した直後にも書いたように、日足5本とか値動きが自然とかスプレッド拡大もさほどなく約定率も優秀、それ以前にさすがCyberAgentだけあってネットのバックボーンやサーバー管理もしっかり、また国内業者だけに日本語でのサポートやイベントやセミナー等の顧客サポートもバッチリと、侮れないどころか実に満足この上ない秀悦な口座なので勿体ない話なんですが、こればかりはYJFX!の決定事項なので仕方ないと言えば仕方ないですね。
さて、そこで代替になる口座なんですが、本来筆頭として考えたいFXDDは手数料なしと言えどもスプレッドがドル円で公称2.0pips(実測では~3.0pipsくらい)と結構広くて、スキャには不利かな?ってこと以外に、大昔WindowsMobile用のMT4Mobole(=mtm)のことを書いていたときに、他に書く人間があまりいなかったのかFXDDの営業に粘着されて、結局はタダで宣伝しろ的な都合の良いことばかり抜かしたので、会社として信用できないってとこがあります。
そうするとその次に来るのはFXCMって事になりますが、こちらは会社としては充分に信用してます。それもそのはず、FXCMと言うだけでもビッグネームですがその日本法人FXCM Japanは以前の ODL Japanですからね。
また、このブログやTwitterでよく使っているTrade Inter CeptorではこのFXCMが提供しているレートを使っていますが、マルチプラットフォームってのは有り難いです。
FXCMを語る上で忘れちゃならないのが、グループ会社(?)のDailyFXのアナリスト集団の質の高さです。(DailyFX Japanでなく本家のDailyFXです)各アナリストそれぞれに色々な切り口や手法で傾向と対策をしますが、考え方というかアプローチの仕方が私の好みに合致してるのでMT4口座云々と言うよりも単体で充分お勧めできるFX情報サイトです。
で、肝心のMT4口座なんですが、NDDとも相まってスプレッドが0.4pips平均というのはとても有り難いのですが、ドル円でなら1万通貨当たり20円の手数料ってのがイタイ!数撃ってなんぼなスキャラーには致命傷とも言えるかも知れません。
で、実は今一番気になっているのは最近人気急上昇なForex.com
経営母体は一時期なんやかやあったゲイン・キャピタルですが、ここ数年の業界淘汰で健全化も著しく、その点も評価されているのかも知れないですね。なお、ゲイン・キャピタル自身はFXDDやFXCMと同じくワールドワイド企業ですが、日本国内でForex.comとしてサービスしているのはForex.com Japanという同社の日本法人になります。
スプレッドはドル円で2.0pips平均ですが、手数料は無しで、もちろん1000通貨から使えます。
ユーザーサポートとしては占星術とMT4使い、と同時にiPhoneオタク(笑)のアセンダント社 山中康司さんやPivotトレードと言えばしろふくろうさんによるセミナーをプロデュースなど、セミナーを観るだけの目的で利用するのもアリかな?と言った内容です。
なお、Forex.comでは現在(~2015年3月31日まで)、口座開設キャンペーンとしてシステムトレードの総合提供会社、株式会社テラス製の「逆張り型/トレンドフォロー型/待ち伏せ型」のMT4用EAをまとめて3本もらえるそうです。
代替MT4口座を求める旅は長くなるので続く…。
1月 16 2015
アルパリ(UK) 破産
とんでもないニュースが飛び込んできました。
【重要なお知らせ】アルパリUKより
昨日のSNB(スイス国立銀行)が対ユーロ=1.20を維持するための無制限介入を撤廃したことにより、ユーロスイスを中心にスイスフラン関連の通貨ペアが極めて大きく変動した事はこのブログをご覧の皆さんなら既にご承知かと思いますが、ユーザーの損失がユーザーでまかなえない場合はFX会社(この場合アルパリUK)に引き継がれるため、その結果債務超過となり、本日付をもってアルパリUKは破産、子会社であるアルパリジャパンもポジションを全て強制決済という運びになりました。
(詳しくは冒頭リンク先(アルパリジャパン公式アナウンス)を参照)
これまで、ユーロスイスなら1.20を維持…し続けたことから1.20との乖離状況を見てポジ建てをしてこられた方も多いかと思いますが、昨年春頃は1.22、夏から秋にかけ1.21となり、暮れからは1.20に近づいてきたため、介入期待のロングが優勢となり、それらポジション保有者の損失が莫大なものになったと思われます。
また今回ロスカットルールが機能せず(と言うより全く追いつけず)このような被害拡大となったわけですが、FXCMも200億円からの損失を抱えたと報じられておりますし、アルパリやFXCMの件は氷山の一角。未だロスカットされたことすら気付いていないユーザーもいるのではないでしょうか。
相場の方は未だ波乱含みですが、FX会社とユーザー間の責任分担と言った話は長引きそうな気がしますし、これによりまた何らかの法改正(締め付け)と言うことも考えられますね。
なお、憶測となりますが、ECBが近々実施を画策していると言われるQE(金融緩和)が具体的になったことをSNBがつかみ、ただでさえ介入に介入を重ねB/Sが膨張しGDPの85%にも達する勢いという何かの修行か無理ゲーを強いられ、マイナス金利が返せど返せど減らぬ借金のように重くのしかかり、ここで更にECBがやりださんとする緩和のネタ銭にされてはかなわんと、スイス議会からも要望があり上限撤廃を急遽執行したのではないか?と言うような噂が出ていますが、私もこの辺りが怪しいと思っています。
【1/16 23:50に追記】
別件で書こうかと思った資料ですが、これまでこのブログで「MT4どうする?」のシリーズで書いていたアルパリ/FXCM/Forex.com/OANDAの変遷を1枚にまとめたものを公開しておきます。
外資系FX会社変遷.pdf
これを見るとお解りになるかと思いますが、純血に近いのは OANDA JAPAN で、FXCMがそれに続き、アルパリとForex.comは…前後関係や横つながりをよく見ないと何がどう変わってきたのか解らないような感じですね。
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By najirane • FXに関する雑感, FX業者情報, ニュース • Tags: Forex.com, FXCM, OANDA, SNB, アルパリ, スイスフラン