8月 3 2014
CFTC IMMポジション(7/29付集計-8/1公開分)
先週のドル円は、前半じり上げののち後半7/30の米GDPで急騰したものの高値止まりで足踏み、8/1雇用統計で急騰分を帳消しするも前半のじり上げペースは維持と言う形となりましたが、今週のIMM集計は前半のじり上げ中のものとなります。
7/29付IMM集計、対円では共に反転のロング減・ショート増から、売り越しは73069枚へ・売買計は88725枚と共に増化。 対ユーロは2週連続のロング減・3週連続のショート増から、売り越しは108075枚と2012/9/2以来の10万枚台へ・売買計は221199枚へと共に増化。IMM全体では、売り越しは90412枚へ倍増・売買計も685980枚へと共に増加し、ショート方向への偏向が加速しています。
CFTC IMMポジション(7/29付集計-8/1公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140729.pdf
・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数
・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。
データ参照先:CFTC Historical Compressed
※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。
CFTC IMMポジション(7/29付集計-8/1公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140729.pdf
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8月 4 2014
先週(~2014/8/1)の動向と主要通貨4本値及び今週のPivot
先週(7/28~8/1)の動向及び過去4週(7/7~8/1)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(8/4~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
先週のドル円は、週初から日足で描いていたディセンディング・トライアングル・パターンから上抜けしたものの、米GDPを持ってしても103円弱に位置する年初来の上値抵抗帯に阻まれ、更に雇用統計の不振がブレーキ材料となり撤退を余儀なくされているような情況です。
(左図は年初来の日足チャート)
初日7/28(月)日経がプラス圏に浮上するもののドル円は102円にキャップされ101.80円付近を浮動。明けて7/29(火)も日経が堅調ぶりを見せドル円も序盤から堅調、欧州時間に入り欧州株も堅調を見せるとドル円は月初以来久々に102円乗せ、NY時間に入ってもこの流れは続き、102円台での足場を固める。明けて7/30(水)日経が小幅安から始まり下げ幅を拡大するとドル円も102円丁度付近まで軟化、しかしFOMC他米指標への期待が底支えしドル円はじり高、NY時間に入りADP雇用統計はさえない結果だったものの米GDPが予想を上回る好結果だったことを受け、米債利回り上昇にも伴いドル円は5月初旬以来の102.86円付近まで急騰、その後もじり高となり103円を回復するが、FOMC声明にて早期利上げ観測が後退するとドル買いの流れにブレーキが掛かり102.74円付近まで軟化。明けて7/31(木)週末に全米雇用統計を控え、米GDPの好結果とADP雇用統計の不振が交錯してドル円は103円弱を小幅にもみ合い推移、NY時間に発表の週間新規失業保険が安心は出来ないレベルに留まるとそのままもみ合いを継続。最終日8/1(金)予想を下回る米雇用統計の結果を受け、一斉のドル売り。米ISM製造業やミシガンの好数字も歯止め役にはならず、ロンドン終了後に102.40円付近まで続落したが時間切れ週末調整モードに助けられようやく下げ止まりを見せ、102.50円付近で1週間を終了。
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_0801.pdf
■PDF資料(計3p)の内容
●P1:ドル円/ユーロ円/ユーロドル/ポンド円/ポンドドルの過去5日分日足及び過去4週分(週足)の4本値と値幅、及びそこから算出されるWilderピボット/Demarkピボット/Demarkレンジ/フィボナッチゾーン
●P2:IMMで扱われる主要対ドル8通貨とダウ先/日経/金/オイルの過去5日分日足及び過去5週分週足の4本値
●P3:IMM取り扱いの対ドル主要8通貨の先週1週間チャート(1H足&週間Hi-Lo&SuperBollinger+スパンモデルもどき)
■次週(8/4~)用 主要通貨の週間Fibonacci Zone
■次週(8/4~)用 主要通貨のTD Range Projection
先週(7/28~8/1)の動向及び過去4週(7/7~8/1)の主要通貨4本値&チャート、及び次週(8/4~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
資料PDFダウンロード → Pivot_2014_0801.pdf
こちらも併せてご覧ください。『なじらね流 Pivot_Trade (連載4回)』
~pivotの多様な考え方とその応用~
第1回:PIVOTという概念
第2回:WilderのPivotとその概念図
第3回:Wilder “以外の” Pivot
第4回:BollingerBandとの関係
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By najirane • 分析・相場観・手法 • Tags: 4本値, Demark, EUR, Fibonacci, JPY, N225, Pivot, USD, Wilder, フィボナッチゾーン, 日経