12月 6 2010
ツボは意外と患部と関係なさそうなところにある
昨晩一昨晩と、ぼやきのようなつぶやきを連発しておりましたが、ここで私の真意を書いて終わりにしたいと思います。
某所で、ある規則性がありそうな値動きを検証するためにデータを探していた人がいました。実は私は、その規則性の有無に対する答えが解っていたのですが、あえてその人が探しているデータを提供せず、当該データの入手方法とその加工利用法を誘導する作戦に出ました。
というのも、過去に私自身まったく同じ事を行い試行錯誤した結果、
その人が希望するデータ範囲では『片手落ち』であることが解っていたからです。
希望するデータの提供だけではおそらく現象の確認に止まり、予測材料になり得るかどうかまで辿り着けないだろうことを、徒労に終わることを、私自身の経験から知っていたからこそ、本当の答えがある範囲を含むもっと広範囲なデータを、自ら取得し加工し、発見することで、納得と自信を持ってもらいたかったのですが・・・。
その人はただのクレクレ君だったようです。挙句の果て「お前は役に立たない」と言う旨の書き込みまでされました。
しかし答えはタイトルの通りです。
「ツボは意外と患部と関係なさそうなところにある」ものなんです。
その人も何度もトライアンドエラーとデータ範囲拡大を繰り返しいつか発見するかも知れませんし、むしろそのほうがよほど本人のためになると思います。自ら発見し、自ら検証しなければ実力にはならないからです。
「米百俵」ではありませんが、すぐに材料になる米だけもらっても食いつぶせばそれまでです。しかし、育てる方法を知れば、それは何度でもいつまでも使え、いつまでも米を手に出来るようになるんです。
皆さんも安直に良いとこ取りしていませんか?例えば、日柄というか一目均衡表の基本数値が何故 9,17,26,33,42,51,65,76・・・となるか、考えたことや実際の値動きから数えてみたことがありますか?
基本数値を知っていればそれはそれで役に立つでしょう、しかしその成り立ちを知っていればもっと多くのことが見えてきます。
システムトレードでシステムそのものに感情移入というか、自身のクローンとして育てているような尊敬すべきシステムトレーダーさんもいらっしゃいますが、多くは「楽して金儲け」の広告に釣られた不労所得願望者でしょう。
不労所得なんてこのようにある訳はありません。
自ら悩んで苦労して、失敗と試行錯誤を繰り返して、ようやく納得できるものを見つけるのです。しかしそれとて最良ではないかも知れません。しかし果てしない努力・精進は、あなたをけして裏切らないと思います。
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12月 12 2010
CFTC IMMポジション(12/07集計-12/11公表分)
12/7 NYクローズ時点集計の米商品先物取引委員会(CFTC) IMM通貨先物取組(IMMポジション)が日本時間12/11朝、公表されました。
「円」 は、ロングが前週比 -14.6%の減少で 47661枚(前週:55791枚)、ショートは前週比 -5.5%の減少で 24373枚(前週:25785枚)、共に前週から減少した結果、買い越しは前週比 -22.4%の減少となり 23288枚(前週:30006枚)へと、前週までの2週連続増加分を帳消しにしたような数字となっております。
レートから見ると前火曜→前金曜終値では83.67円→82.62円と円高、前金曜→今火曜終値では82.67円→83.48円と円安、今火曜→今金曜では83.48円→83.91円と円安、2週トータル前火曜→今金曜では83.67円→83.91円と若干の円安と、IMM取り組み枚数変化にほぼ準じており、こちらも前2週分ほぼ帳消しといった数字となっております。
「ユーロ」 は、ロングが前週比 -31.6%の減少で 32322枚(前週:47264枚)、ショートは前週比 -12.7%の減少で 47612枚(前週:54512枚)、共に前週から減少した結果、売り越しは前週比 111.0%の大量増となり 15290枚(前週:7248枚)へと、売り越し転から3週連続、増加方向へは7週連続で増加している形となります。
レートから見ると前火曜→前金曜終値では1.2977→1.3414とユーロ高、前金曜→今火曜終値では1.3414→1.3263とユーロ安、今火曜→今金曜では1.3263→1.3233とユーロ安、2週トータル前火曜→今金曜では 1.2977→1.3233とユーロ高になっており、IMM取り組み枚数としてはロング減少による売り越し増にあってもレートとしてはユーロ高が進んでいるといった状態です。
CFTCで扱われる通貨全体(MXN除く)では、ロングが前週比 -3.16%の減少で 234816枚(前週:242479枚)、ショートは前週比 -11.21%の減少で 135416枚(前週:152518枚)、双方減少の結果、買い越しは前週比 10.49%の増加で 99400枚(前週:89961枚)と、前週に引き続き10万枚の大台を割ってはいますが、若干買い越し方向に戻った形になっています。
個別に見ると円/ユーロ/ポンドの(ドルを含めて)4大通貨がロングショートとも減少し、手仕舞いが伺えますが、それ以外では変わらず売り買いがあると言った模様です。
■ 資料ダウンロード
『12/7集計-12/11公表のIMMポジション』
→ IMM_20101207.pdf をダウンロード
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By najirane • IMMポジション • Tags: 米商品先物取引委員会 通貨先物 取組 IMMポジション CFTC CME ドル 投機筋 仮需 実需 円 ユーロ 売り越し 買い越し 円高 円安 日銀 金利 FOMC ADP ISM 雇用統計 欧州 ギリシャ 総選挙 QE3 緩和 緊縮