12月 4 2009
今日の雇用統計はスーパーサプライズか?
さて本日は今週最大のと言うか、毎月初のお楽しみ「米国雇用統計」ですが、
どうやらスーパーサプライズとなる臭いがぷんぷんです。
1つ目の材料としては、昨晩のNY時間に、ホワイトハウスのギブス報道官が
「明日(金)発表の失業率は悪化する可能性ある」とコメントしている事。
雇用統計を占う材料であるISM非製造業景況指数が、
48.7という悪い数字を出しただけで、十分予想が付きそうなのに
あえてわざわざ雇用統計の前日にこのような見通しを示したのは
単純に「悪すぎて驚かないでください=サプライズ回避」なのでは?
と考えられますね。
2つ目は政府が抱えている経済対策費用、7.1兆円(~10兆円)と
昨晩ブルームバーグが「憶測」として報じた
日本政府による1000億ドル(=10兆円)の米国債売却案が
妙に符合した金額であると言うことと、
政府高官がいずれも「そのような目的の売却は知らない」と、
目的が違えば売却はある得る。とも取れる発言をしていること。
この話のおまけとして、本日15時過ぎ頃に
直嶋経済産業相が「経済対策は出来るだけ今週中にまとめたほうが良い」
と述べている点も見逃せないです。
大方の意見は週明け後に閣議決定ですが、
金~月に取りまとめて実行してしまえば
市場への影響はある程度ワンクッション置いた形になりますからね。
さらには、3つ目。本日のNYカット時をターゲットととした、
87.00円と86.50円の既知の大型ストライクの存在。
どうでしょう。スーパーサプライズの臭いが漂ってきませんか?
12月 5 2009
先週(11/30~12/04)の為替動向
先週の各主要相場は
下記のような流れでした。
■米国株式市場 =
火曜日上昇高値維持するが金曜日に下落。
■WTI原油先物市場 =
火曜日上昇、徐々に下落。
■NY金 =
前半上昇、週末に下落。
■ドル円 =
上昇(円安)
■ユーロドル =
高値維持していたが金曜日に下落。
■ユーロ円 =
上昇(円安)
週初はドバイショック後の様子見から始まりましたが
いずれの通貨も徐々に値を戻しました。
金曜日の米国雇用統計が好感され
ドル円は久々に90円台を回復しました。
金曜日に発表された米国雇用統計は確かに好感される数字でしたが、
つい先頃まで、米国株式上昇⇒原油上昇⇒ユーロ上昇という流れとなるところが
今回は米国株式は瞬間的に上昇するもその後下落、原油、ユーロは連れ安
という結果となりました。
リスク選好による、株買い・金買い・ドル売りが薄れ、景気の底堅さ感からインフレ気配となり、
米国金利上昇への期待感がドル買いを加速し、結果として真っ正直にドル独歩高となった。
と思われます。
■各為替の週足デマーク指標値
(Demark Range Projection / Demark Pivot Points)
ドル円
予想高値 93.57 (DRP) / 93.06 (DPP)
予想安値 87.62 (DRP) / 88.13 (DPP)
ユーロ円
予想高値 137.00 (DRP) / 135.46 (DPP)
予想安値 131.81 (DRP) / 133.35 (DPP)
ユーロドル
予想高値 1.4997 (DRP) / 1.4996 (DPP)
予想安値 1.4672 (DRP) / 1.4674 (DPP)
ポンド円
予想高値 153.82 (DRP) / 152.96 (DPP)
予想安値 144.01 (DRP) / 144.86 (DPP)
ポンドドル
予想高値 1.6597 (DRP) / 1.6585 (DPP)
予想安値 1.6122 (DRP) / 1.6242 (DPP)
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先週の4本値と今週のピボット「Pivot_2009_1204.pdf」をダウンロード
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By najirane • 為替動向と予想