12月 27 2009
先週(12/21~12/25)の為替動向
■米国株式市場 = 上昇
■WTI原油先物市場 = 上昇
■NY金 = 週前半下落、週後半上昇
■ドル円 = 週前半上昇(円安)、後半もみ合い
■ユーロドル = もみ合い
■ユーロ円 = 上昇(円安)
今週は火曜日が東京市場休場、
金曜日がクリスマス休暇で東京以外休場という
変則的な市場開催と年末調整の意味もあり
短期の利益確定が多く見られたように思います。
ここ最近の傾向である
米国株高⇒原油高⇒ドル(クロス円)は見えますが
米国株高⇒金下落⇒ユーロ安とはならず
下落したのはポンドだったと言う感じですね。
もっとも、年末調整+商いも薄いこの時期ですので
調整意図以外のトレンド的な物ではないと思います。
強いてなら、週初に白川日銀総裁がTVにて
「実質ゼロ金利を粘り強く継続、
需給バランス改善を図る」などと述べ、
デフレ克服のために強い意欲を示したことが
米国株や長期金利の上昇に加えた好感材料となり
クロス円の上昇傾向が見られた。ということでしょうか。
さて、今週(12/28~来年 1/01)はクリスマス休暇から帰ってきた欧州勢と
正月休みに入るアジア勢という構図になります。
12月前半とは勢力図は正反対となりますので流れの変化を十分見極めたいと思います。
■各為替の週足デマーク指標値
(Demark Range Projection / Demark Pivot Points)
ドル円
予想高値 93.31 (DRP) / 92.35 (DPP)
予想安値 89.74 (DRP) / 90.70 (DPP)
ユーロ円
予想高値 132.74 (DRP) / 131.89 (DPP)
予想安値 130.39 (DRP) / 131.24 (DPP)
ユーロドル
予想高値 1.4775 (DRP) / 1.4525 (DPP)
予想安値 1.4306 (DRP) / 1.4306 (DPP)
ポンド円
予想高値 146.29 (DRP) / 146.29 (DPP)
予想安値 142.32 (DRP) / 144.65 (DPP)
ポンドドル
予想高値 1.6187 (DRP) / 1.6063 (DPP)
予想安値 1.5696 (DRP) / 1.5819 (DPP)
※デマーク指標の予想にはDemark Range Projection と
Demark Pivot Points の2種ありますので両方を提示しています。
■資料ダウンロード
◎先週の主要8相場チャート:2009_1225_cをダウンロード
◎先週の4本値と今週のPivot:Pivot_2009_1225をダウンロード
◎週間為替リポート保存版PDF:2009_1225をダウンロード
12月 30 2009
大納会は安値引け。加えて格付不安も。
大納会(本年最後の東証株式取引)の本日、
日経平均で見ると、寄り付きこそは 10707.51円と幸先良く見えましたが
終値では 10546.44と、91.62円安の安値引けとなりました。
JAL問題が重しとなっての反落。と各所の報道は伝えております。
また、ロイターでは、「1月4日の大発会に稼動する東証の新売買システム
「アローヘッド」の影響が不透明」という別のリスクヘッジ要因も挙げてますね。
私はそれより本日昼過ぎにS&P及びムーディーズが相次いで出した
日本の各付け引き下げ示唆の方が水を差したのではないかと思っています。
しかし為替の動きでは調子よる上がっていたドル円は逆に下落し
日本市場引け後には92円を切る水準にまで落ちてしまいました。
さて、この後欧州勢米国勢が参入してきたらどうなるのでしょうか。
日本はこれから正月休みですが、欧米勢は休み明けでやる気満々です。
いつもは寝て過ごす年末年始。ちょっと一波乱あるかも。
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By najirane • 為替動向と予想