11月 29 2009
先週(11/22~11/27)の為替動向
■米国株式市場 =
もみ合い。週後半一段安。
■WTI原油先物市場 =
もみ合い。週後半一段安後復調。
■NY金 =
上昇。週後半一段安後復調。
■ドル円 =
下落(円高)
■ユーロドル =
上昇。週後半一段安後復調。
■ユーロ円 =
下落(円高)
先週後半にドバイショックと呼ばれる金融不和から
全ての相場が一斉に下落しました。
相場は既に年末調整時期に入っており
商いが薄い中、このドバイショックの影響は大きく
ポンド円においては、ただでさえ下落基調だったものに
大きく拍車がかかり、約8円の下落劇となりました。
週初からポンド円をはじめ、
クロス円ショートで入っていた方は
大きな利益を上げたかと思います。
逆にドルストレートにおいては上昇基調に水が差され、
大きな乱高下に翻弄された方も多かったことと思います。
週初は未だドバイショックの影響を引きずると思いますので
動向を見極めてからのトレードをお薦めします。
■各為替の週足デマーク指標値
(Demark Range Projection / Demark Pivot Points)
ドル円
予想高値 88.06 (DRP) / 87.80 (DPP)
予想安値 83.16 (DRP) / 83.42 (DPP)
ユーロ円
予想高値 131.84 (DRP) / 131.48 (DPP)
予想安値 126.84 (DRP) / 129.80 (DPP)
ユーロドル
予想高値 1.5228 (DRP) / 1.5214 (DPP)
予想安値 1.4881 (DRP) / 1.4896 (DPP)
ポンド円
予想高値 146.41 (DRP) / 145.34 (DPP)
予想安値 135.30 (DRP) / 136.38 (DPP)
ポンドドル
予想高値 1.6671 (DRP) / 1.6605 (DPP)
予想安値 1.6064 (DRP) / 1.6130 (DPP)
※デマーク指標の予想にはDemark Range Projection と
Demark Pivot Points の2種ありますので両方を提示しています。
週間為替リポート「2009_1127.pdf」をダウンロード
先週の4本値と今週のピボット「Pivot_2009_1127.pdf」をダウンロード
12月 4 2009
今日の雇用統計はスーパーサプライズか?
さて本日は今週最大のと言うか、毎月初のお楽しみ「米国雇用統計」ですが、
どうやらスーパーサプライズとなる臭いがぷんぷんです。
1つ目の材料としては、昨晩のNY時間に、ホワイトハウスのギブス報道官が
「明日(金)発表の失業率は悪化する可能性ある」とコメントしている事。
雇用統計を占う材料であるISM非製造業景況指数が、
48.7という悪い数字を出しただけで、十分予想が付きそうなのに
あえてわざわざ雇用統計の前日にこのような見通しを示したのは
単純に「悪すぎて驚かないでください=サプライズ回避」なのでは?
と考えられますね。
2つ目は政府が抱えている経済対策費用、7.1兆円(~10兆円)と
昨晩ブルームバーグが「憶測」として報じた
日本政府による1000億ドル(=10兆円)の米国債売却案が
妙に符合した金額であると言うことと、
政府高官がいずれも「そのような目的の売却は知らない」と、
目的が違えば売却はある得る。とも取れる発言をしていること。
この話のおまけとして、本日15時過ぎ頃に
直嶋経済産業相が「経済対策は出来るだけ今週中にまとめたほうが良い」
と述べている点も見逃せないです。
大方の意見は週明け後に閣議決定ですが、
金~月に取りまとめて実行してしまえば
市場への影響はある程度ワンクッション置いた形になりますからね。
さらには、3つ目。本日のNYカット時をターゲットととした、
87.00円と86.50円の既知の大型ストライクの存在。
どうでしょう。スーパーサプライズの臭いが漂ってきませんか?
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By najirane • 為替動向と予想 • Tags: ギブス報道官, サプライズ, ドル円, ドル売り, 円買い, 米国債売却, 経済対策, 雇用統計