12月 26 2010
先週(12/20~12/24)の為替動向
■米国株式市場 = 上昇
■原油先物市場 = 上昇
■NY金先物市場 = もみ合い
■ドル円 = 下落
■ユーロドル = もみ合い(下降)
■ユーロ円 = 下落
年末進行に加えてクリスマスウィークだった先週は、騰落傾向に明確な違いが見えました。
ダウ・原油・円が一貫して上昇、ドルとユーロは強弱が交互に現れた結果、大きな振幅(レンジ幅)を描きながら若干ドル優勢。為替だけで言うなら円独歩高と言えます。
なお先週市場が終わった25日(土)中国人民銀行は金融機関の期間1年の預金金利と貸出金利を25bp(ベーシスポイント)引き上げると発表。10月に引き続き約2カ月間で2度目となる利上げによりインフレ抑制に向け一段の措置を講じるとしていますが、これが今週の為替動向にどのような影響(特に週開始時の窓開け等)を与えるか注視が必要です。
■先週の主な変動要因(キーワード)
・半島情勢による警戒感
=円売り/アジア株安材料
・王岐山・中国副首相「EUへの支援準備」発言
・ムーディーズがポルトガル国債を格下げ
・フィッチがギリシャ国債をジャンク級に格下げ
・中国によるポルトガル国債購入用意報道
・中国外務省「EU及びIMFから支援策を受けている
ユーロ圏諸国を支援する」との発表
・フィッチがハンガリーの長期格付け、及び
ポルトガルの長期発行体デフォルト格付け(IDR)を「A+」に引き下げ
・中国、1年物預金金利と貸出金利を25bp引き上げ
■今週の材料(キーワード)
・クリスマス明けは実質新年度スタート
新しいポジションメイクの動き
・中国再利上げの影響
・12/27:オセアニア市場、香港、ロンドン、トロント
クリスマスの振替休日で休場
・12/28:オセアニア市場、ロンドン、トロント
ボクシングデーの振替休日で休場
(米) 10月S&P/ケース・シラー住宅価格指数
(米) 12月消費者信頼感指数
・12/30:(米) 週間新規失業保険申請件数
(米) 12月シカゴ購買部協会景気指数
(米) 11月中古住宅販売保留
■週足デマーク指標/フィボナッチゾーン
(Demark Range Projection / Fibonacci Zone)
TD Range Projection
USD/JPY Lower: 82.21 / Upper: 83.49
EUR/JPY Lower:106.81 / Upper:110.17
EUR/USD Lower:1.3010 / Upper:1.3159
GBP/JPY Lower:126.14 / Upper:129.21
GBP/USD Lower:1.5287 / Upper:1.5509
Fibonacci Zone USD/JPY
R2 84.55 ~ 85.04 / R1 83.91 ~ 84.06
S1 82.48 ~ 82.63 / S2 81.50 ~ 81.99
Fibonacci Zone EUR/USD
R2 1.3272 ~ 1.3329 / R1 1.3198 ~ 1.3215
S1 1.3031 ~ 1.3049 / S2 1.2917 ~ 1.2974
■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(12/20~12/24)の為替動向』
→ 2010_1224.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF
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12月 30 2010
CFTC IMMポジション(12/21集計-12/28順延公表分)
「円」 ロングは前週比 -2.2%の減少で 34243枚(前週:34996枚)、「円」ショートは前週比 -2.5%の減少で 21714枚(前週:22261枚)、共に前週から減少した結果、売買比では買い越し継続。買い越し枚数は前週比 -1.6%の微減で 12529枚(前週:12735枚)。
11/30来、4週連続での買い越し減少という結果となりました。
レー ト変位では、前火曜→前金曜終値では83.63円→83.95円と円安、前金曜→今火曜終値では83.95円→83.73円と円高、今火曜→今金曜では 83.73円 →82.86円と高、2週通算の前火曜→今金曜では83.63円→82.86円で円高と、今回は円高傾向が強まっています。
なお、これを書いている12/30 20:00現在、年末委の大詰め相場を迎えており、一時噂された80円切り=史上最安値更新も視野に入れた方が良いほどの円買い攻勢となっており、波乱の年末年始となりそうな様相です。
レー ト変位では、前火曜→前金曜終値では1.3384→1.3180とユーロ安、前金曜→今火曜終値では1.3180→1.3095とユーロ安、今火曜→今金曜では 1.3095→1.3115とユーロ高、2週通算の前火曜→今金曜では 1.3384→1.3115と前週の急激なユーロ安の影響が残る水準となっています。
なお、これを書いている12/30 20:00時点ではドル円下落のシーソーゲームのような形で1.3250レベルまで持ち直していますが、年末相場(欧米の間隔では新年スタート相場)の影響からか、1.3100~1.3250の大きな振幅を伴っておりますので、変わらず注意が必要かと思います。
個別に見ると円以外はまんべんなく売り買いが盛んで、年末のポジション精算が行われた様子が見て取れます。
■ 資料ダウンロード
『12/21集計-12/28順延公表のIMMポジション』
→ IMM_20101221をダウンロード
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By najirane • IMMポジション • Tags: 米商品先物取引委員会 通貨先物 取組 IMMポジション CFTC CME ドル 投機筋 仮需 実需 円 ユーロ 売り越し 買い越し 円高 円安 日銀 金利 FOMC ADP ISM 雇用統計 欧州 ギリシャ 総選挙 QE3 緩和 緊縮