2月 4 2010
雇用統計はスーパーサプライズ?
さて、今週金曜日は月に一度の大イベント
米国雇用統計(非農業部門雇用者数変化)ですね。
このブログのメルマガ版「週間 FX_勝てば官軍」を
読んでいる方は既にご存じかと思いますが
私は今週のドル円を「ISM-ADP-雇用統計で、
ホップ-ステップ-ジャンプ」と予想しました。
単純に指標だけの話でなく、色々な要素から、
「そうでなければならない=必然」という筋書きを書いてありますので
まだ読まれてない方はこちらから読んでみてください。
さて、その雇用統計に関して
ブルームバーグからとんでもない情報が
発表されました。
U.S. May Lose 824,000 Jobs as Employment Data Revised: Analysis
要約して書くと、
毎年2月に行われる年次基準見直しが
今回は過去に類を見ない大規模なものとなり
2008年3月にまでさかのぼって計算しなおすと
2009年3月まで12カ月間の雇用者数が
82万4000人程度下方修正される事になる。
と言う内容です。
今回の雇用統計では
前回 -8.5万人に対して
予想 1.3万人と
これだけでも超好感材料ですが、
単純に割り算した場合、
前回は -8.5万人ではなく
-15.4万人と言うことになり、
仮に+にならなくとも
どんな数字が出ようが「格段の改善」
と言うことになります。
はたしてこの前回数字の下方修正が
「吉」と出るのか「凶」と出るのか…、
先月のFOMCや大統領一般教書演説も
各種指標やその他要人発言も
全てキーワードは『雇用』です。
ならばこの下方修正もそのための演出。
と考えるのが自然ではないでしょうか。
さてさて、注目すべき雇用統計は
明日(2/5) 22時30分に発表です。
今年最高の阿鼻叫喚となるか
拍手喝采賞賛の嵐となるか、
目を離すことは出来ませんね。
2月 5 2010
底が抜けた?
昨晩(2月4日)のLDN-FIX後のクライマックスセルオフは
世界の各地から阿鼻叫喚が聞こえたような気がします。
かくいう私も、臨時の売りを入れながら
危なそうな買いポジクリア(L/C)を余儀なくされました。
新規失業保険申請数の数値が思わしくなかったので
ダウも通貨も各種コモディティも
重くなりつつあったところに、
クオモNY州司法長官名でバンク・オブ・アメリカのルイス前CEOらを
「メリルの損失を知っており、200億ドルの救済を得るために虚偽の報告をした」として起訴。
そして一気に空中分解。あれよあれよという間の下落劇でした。
しかし、この下の昨晩のエントリでも触れているように
また、「全ての急変動は仕掛けられたシナリオ通り」のセオリーからも言えるのですが
昨晩の新規雇用保険申請数の数値は、計算期間が違うため、
明日の雇用統計には反映されません。
つまり以前として明日の雇用統計は好数値の期待が残っているのです。
また、州地方長官の提訴なんて事は突然出来ることではなく
側近や一部の人間は十分知り得ていたはず。
そしてその中に機関投資家チームがいたら…。
ところでこれを書いているのは日本時間では午前3時ですが、NY時間でなら午後1時。
画像として上げたチャートには描かれていませんが、
昼食から帰ってNY勢が、昼休み中に積み上がったロングポジションを潰すために
現在散発的に売りを入れているようです。
89.20円付近まで反発したものが88.70円位まで売り込まれて
そして今また、89.10円まで反発しています。
これらのことから、明日(正確には今日ですが)のスーパーサプライズは
予感から確信に変わったような気がします。
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By najirane • 為替動向と予想 • Tags: NY勢, サプライズ, バンカメ, 司法長官, 提訴, 雇用統計