10月 19 2013
先週(~2013/10/18)の主要通貨4本値と今週のPivot
先週(10/14~10/18)及び過去4週(9/23~10/18)の主要通貨4本値と主要通貨チャート、及び今週(10/21~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
先週のドル円は、米財政協議や一部閉鎖(shutdown)の影響が長引き状況の進展に乱高下も見られましたが、全体としてはとしては98円レンジを前半上昇~後半下落と行って来いを描いたような形になっております。
初日10/14(月)は米債務上限問題に進展がみられないことから先週終値98.54円→98.26円と下窓を空けてのスタート。東京市場休場とも重なり動意も見られず、NY時間となってから若干の下攻めがあったものの98円が死守されると、オバマ大統領やリード米上院院内総務などから上院での協議に進展があり今週中の合意成立が見込まれるとの発言が後押しとなり反発を開始、明けて10/15(火)の東京市場は反発しきった98.62円付近からのスタートとなったが利益確保からか昼には98.47円付近まで、東京時間終了頃には更に98.36円付近まで下押しされるも欧州時間以降は再度反発し98.68円付近まで戻すとNYにバトンタッチ直後に米NY連銀指数が嫌気され若干下押し、しかしその直後にリード・米上院院内総務から再度の今週中決着観測が発言されると再び98.68円付近まで反発、しかしその直後にダービン・米上院院内幹事から下院共和党が政府予算や債務上限の計画を策定するまで交渉を中断する旨の発言をするとNY終了頃まで下落が止まらずオセアニア時間にはついに98円割れ。明けて10/16(水)NY引け後に一部通信社から米上院で数時間以内に債務上限引き上げと政府機関の再開に合意する可能性と報じられたことから東京市場ではドル円が一時98.62円まで達する急反発、しかしその後、本日中の合意発表はないとの一部報道から再びの失速、欧州時間終了までかけ98.24円付近まで下落が続いたが、NY時間に入ると合意間近との報道が相次ぎ再びドル買いとなり、日付が変わる頃には98.96円と99円を目前にするまでの急進。その後ベージュブックの公表前に一旦弱含んだが看過できる内容だったために反発継続。明けて10/17(木)、米上院は債務上限引き上げと政府機関閉鎖解除で与野党合意に達し、リスク先行の動きから資源国通貨買いシフト、また欧州勢参入後はユーロ買いも加わり、これによりドル円としては下落要因となり98円も割れ、NY時間早々には97.72円付近。最終日10/18(金)は調整による反発もあったが98円を超えることは出来ると言う確認に留まり、再び98円を割れての97.76円付近で1週間を終了。
資料PDFダウンロード → Pivot_2013_1018.pdf
●P1:ドル円/ユーロ円/ユーロドル/ポンド円/ポンドドルの過去5日分日足及び過去4週分(週足)の4本値と値幅、及びそこから算出されるWilderピボット/Demarkピボット/Demarkレンジ/フィボナッチゾーン
●P2:IMMで扱われる主要対ドル8通貨とダウ先/日経/金/オイルの過去5日分日足及び過去5週分週足の4本値
●P3:IMM取り扱いの対ドル主要8通貨の先週1週間チャート(1H足&週間Hi-Lo&SuperBollinger+スパンモデルもどき)
■今週(10/21~)用 週間Fibonacci Zone
Fibonacci Zone USD/JPY | |||
R2 | 99.58 | ~ | 100.13 |
R1 | 98.86 | ~ | 99.03 |
S1 | 97.41 | ~ | 97.24 |
S2 | 96.69 | ~ | 96.13 |
Fibonacci Zone EUR/USD | |||
R2 | 1.3851 | ~ | 1.3939 |
R1 | 1.3736 | ~ | 1.3763 |
S1 | 1.3505 | ~ | 1.3478 |
S2 | 1.3389 | ~ | 1.3301 |
■今週(10/21~)用 TD Range Projection
TD Range Projection | ||||
USD/JPY | High: | 98.42 | Low: | 96.98 |
EUR/JPY | High: | 133.46 | Low: | 132.08 |
EUR/USD | High: | 1.3809 | Low: | 1.3578 |
GBP/JPY | High: | 159.38 | Low: | 157.47 |
GBP/USD | High: | 1.6360 | Low: | 1.6030 |
先週(10/14~10/18)及び過去4週(9/23~10/18)の主要通貨4本値と主要通貨チャート、及び今週(10/21~)用各種ピボットデータ・フィボナッチゾーン等
資料PDFダウンロード → Pivot_2013_1018.pdf
こちらも併せてご覧ください。『なじらね流 Pivot_Trade (連載4回)』
~pivotの多様な考え方とその応用~
第1回:PIVOTという概念
第2回:WilderのPivotとその概念図
第3回:Wilder “以外の” Pivot
第4回:BollingerBandとの関係
↓ ↓ お役に立ちましたらこちらもよろしくお願いします ↓ ↓ | |||
PIVOTを使ったトレード関連書籍(トレーダーズショップ) | |||
FX最強のテクニカル しろふくろうのPIVOTトレード術 | |||
30年勝ち続けたプロが教えるシンプルFX | |||
トレーダーズショップ 先月の投資関連書/投資DVD 月間総合ランキング |
10月 27 2013
CFTC IMMポジション(10/1集計-10/25遅延公開分)
米国政府機関のshutdownによりCFTC(米商品先物取引委員会)に各取引所の集約データ公開更新が滞っておりましたが、NY時間10/25(日本時間では10/26未明)にようやく10/1集計分が遅延公開されました。
今回お届けするのは、この遅延公開分までのものとなります。
なお、CFTCでは「CFTC Announces Schedule for Publication of Reports Delayed by the Government Shutdown」でのreleaseにおいて、今後の遅延データ公開予定をリリースしておりますが、とりあえず10/25に10/1集計分を公開した後、11/4の週に残り分(10/8,15,22,29?)、11/8からは通常公開スケジュールに復帰する模様です。
10/1付IMM集計、対円では反転ロング増・2週連続ショート減なり、売り越しは8万枚台・売買計は11万枚台に減少。 対ユーロは反転のロング減・4週連続のショート減の双方減となり、買い越しは若干増加・売買計は若干減少。
なお、IMM全体においてはロング傾向移行を継続のようです。
CFTC IMMポジション(10/1集計-10/25遅延公表分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20131001.pdf
■資料PDF内容
・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数
・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)
※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。
データ参照先:CFTC Historical Compressed
※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。
CFTC IMMポジション(10/1集計-10/25遅延公表分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20131001.pdf
にほんブログ村
為替・FXランキング
By najirane • IMMポジション • Tags: CFTC, IMMポジション, 売り越し, 実需筋, 投機筋, 米証券先物取引委員会, 買い越し