10月 11 2009
先週(10/5~10/9)の為替動向
■米国株式市場
上昇
■WTI原油先物市場
月曜、水曜に急な下落があったが、いずれも反発。
全体としては上昇。
■ドル円
木曜日に88円切れと思われた間際で反発。
その後上昇(円安)。
■ユーロドル
もみ合い。ドルの下落を受け緩やかに上昇していたが
週末のドル買いから下落。
■ユーロ円
前半は円高による下落、
後半は円安による上昇。
8月初旬頃から同じような下降率で下がってきたドル円は
木曜日に「いよいよ80円切り」と思われたその瞬間、
88.01円の最安値から、中東筋と臆される大量円売りにより
ドルを筆頭にクロス円全般が上昇する形になりました。
その後、週末のバーナンキFRB議長の発言や
3連休前の調整などにより米長期金利が上昇。
為替相場はドル買いに大きく傾き、ドル円は上昇し、
ユーロドルは下落しました。
来週は東京市場休場からスタートします。
また目立った経済指標もないことから
シーズンインした米国の決算発表や、
それから連想される各種の経済活動、
つまりダウに連動した形の相場になると思います。
■各為替の週足デマーク指標値
(Demark Range Projection / Demark Pivot Points)
ドル円
予想高値 91.31 / 90.88
予想安値 88.88 / 88.88
ユーロ円
予想高値 133.10 / 133.09
予想安値 131.42 / 131.42
ユーロドル
予想高値 1.4941 / 1.4891
予想安値 1.4603 / 1.4653
ポンド円
予想高値 143.33 / 143.05
予想安値 138.46 / 138.74
ポンドドル
予想高値 1.5980 / 1.5977
予想安値 1.5623 / 1.5681
※デマーク指標の予想には
Demark Range Projection と
Demark Pivot Points の2種ありますので
両方を提示しています。
先週の為替動向リポート「2009_1009.pdf」をダウンロード
先週の4本値と今週のピボット「Pivot_2009_1009.pdf」をダウンロード
10月 12 2009
FFレート織り込み度
最近、FFレート織り込み度がすごく気になっています。というか未だ良く解りません。
気になる元を作ってくれたのは先週末に、
「景気が十分回復した時に備えて、金融引締政策を採る準備をしている。」
と解釈できる発言をバーナンキFRB議長が行ったからなのですが、
解らないのはその計算式。
CME Groupのサイト
(多くのインターネット上の情報ではCBOTとされていますが、
CBOTはCME Groupに統合されているので、現在はCMEと言った方が正解です。)
※CBOT:Chicago Board of Trade (シカゴ商品取引所)
CME :Chicago Mercantile Exchange (シカゴ(マーカンタイル)商業取引所)
から「30-Day Federal Funds Futures」のデータを取得し、
100から実取引価格をひいた差分をFFレート先物とし、
この差分=利上げもしくは利下げ期待値と、
現行レートと利上げもしくは利下げ後のレート差分の割合から計算されるわけですが、
何処の計算式を見ても、据え置く場合の答えは「0%」になってしまうんですよね。
FFレート織り込み度=利上げまたは利下げ期待とFOMCでの決定金利との差によって
100%織り込み済み=相場は大して動かない。
予想外な結果=サプライズまたはネガティブサプライズ。に成るわけですが、
据え置くと思っていた物が…の場合の計算は一体どうなるんでしょ?
どなたかお解りになる方はいらっしゃいませんか?
にほんブログ村
為替・FXランキング
By najirane • 分析・相場観・手法 • Tags: CBOT, CME, FFレート織り込み度, FOMC, バーナンキ, 政策金利, 誘導金利目標