10月 25 2009
Demark指標は見直されるのか
FX攻略.com 2009年12月号にデマーク指標のことが出ていますね。
今回執筆されたのはMIGインベストメンツのチーフマーケットアナリスト、ポール・ディ氏です。
ポール・ディ氏曰く「一般的なテクニカル分析指標と完全なシステムの中間に位置するもの」
と、デマーク指標(今回はTD・Sequentialと。TD・Countdown)を紹介しています。
が、しかし、日本においては私はもちろんその信奉者であり実践者ではありますが、
著名な方としてはと平田啓さん、中原駿さん、長尾慎太郎さんくらいしか思いつきません。
もっとも、ローソク足とか移動平均とかMACDのように
どこのどんな本にでも書いてあると言うことでもないので致し方ないのかも知れません。
デマーク指標のバイブルとも言われる
「デマークのチャート分析テクニック―マーケットの転換点を的確につかむ方法」は
6000円もしますので、大きな書店等で「それ」として探さなければ
多くの人は目にすることはないと思います。
でも、使えば使うほど「合理的」と言うことはこういう事なんだ。と解ります。
FX攻略.comなら上記の本と違って、もしかしたらコンビニにもあるかも知れませんので
気になった方は探してみてくださいね。
11月 1 2009
異常な相場は戻る
全国で阿鼻叫喚、嘆きと怒号を生んだ
先週のドル円相場のチャートを見ていましたら
ある言葉を思い出しました。
「異常な相場は必ず戻す」
「急な上昇後は急な下落が来る」
短期的には指標発表時等の
「半値戻し」も同様なことが言えますね。
先週のドル円では、木曜日の米国GDP-3Qにより一段高となり、
金曜日のCITグループ破綻懸念から一段安、
結果として「「行って来い」を更に下抜けた」ような形になりましたが、
一週間を通して見ると上記のようなバンドが描けないでしょうか。
そうなると、「「行って来い」を更に下抜けた」のではなく、
本来進みたいラインバンドに戻っただけ。とも言えます。
ちょっと気になったので、直近に似たような物は
ないかと探しましたら、それは前週にありました。
週をまたいではいますが、10/15(木)の、
米国9月消費者物価コア指数が予想を上回る
+先週分の米新規失業保険申請件数が
予想を下回ったことからの一段上昇は、
翌週 10/20(火)に、米国9月生産者物価指数と
米国9月住宅着工件数が市場予想を下回ったことや、米国債利回りの低下
加えて、実需のドル売りから、これもやっぱり元の鞘に収まっています。
私はこのブログで1週間分のチャートと、同期間のニュースや指標を使用して
相場動向についてあれこれ書いていますが、
今更ながらにその重要性を見直してしまいました。
おそらくは、1ヶ月とか3ヶ月(1Q)とか1年といったスパンで見れば
それはそれとしてまた見えてくる物やアノマリーはあるでしょうが、
私のトレードスタイルがスキャルピング~超短期デイトレードなので
1週間というスパンは必要十分であり、また必須。なのではないかと思いました。
「目先の行方が解らなくなったら、PC画面を遠くから見てみる。」
とても重要なことを再確認しました。
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By najirane • 分析・相場観・手法 • Tags: 異常な相場 戻す 急な上昇 急な下落 半値戻し 行って来い