1月 16 2011
先週(1/10~1/14)の為替動向
■米国株式市場 = 上昇
■原油先物市場 = 上昇
■NY金先物市場 = 前半上昇・後半下落
■ドル円 = もみ合い
■ユーロドル = 上昇
■ユーロ円 = 上昇
先々週はドル高円高、金ユーロ安でしたが、先週は様相逆転、ドル安円安、欧州通貨高でした。
【週前半】東京は祝日の薄商いの中方向感無く推移、NY時間に入り、米債利回りやダウの低下に伴いドル売り円買いが進み、一時82.67円まで。
しかしそれ以上の突っ込みもなく低空飛行維持。
火曜日に野田財務相がユーロ債購入予定発言をするとクロス円が上昇、ドル円も連れ高し83円台を回復。火曜から3連戦となる米債入札は初日堅調から利回り上昇に陰りが見えると83.20円付近まで押される。
【週中盤】米債入札2日目も入札前から米債利回りが上昇。好調な入札結果から金利低下、ドル円は83円を割り込む。新規失業保険は予想を大きく上回りドル円は82.50円。米債入札3連戦最終日も事前に利回りは反発。
入札結果後利回りは乱高下、82.80円付近で様子見に。
【週後半】指標てんこ盛りの最終日、中国株の軟調からクロス円全体が低迷、ドル円も連れ安から一時82.48円。
ロンドン時間での反発を経てNY時間帯を迎える。小売売上高やミシガン大学消費者景気信頼感指数は予想より弱い結果になると82円50銭付近まで下落、ダウ堅調などを背景に米国債利回りが反発に転じるとドルの買い戻しが促され、一時83円06銭まで上昇。その後小さな調整が続き、一週間を終える。
■先週の材料(キーワード)
・米国の景気回復期待/・米国の経済指標と国債入札
■今週の材料(キーワード)
・方向感の勢い余って暴走(高騰・暴落)も
・米経済指標と企業決算状況
・ユーロ圏の債務問題/・中国の経済政策
・1/17(月) NY市況休場(キング牧師誕生日)
■週足デマーク指標/フィボナッチゾーン
(Demark Range Projection / Fibonacci Zone)
TD Range Projection
USD/JPY Lower: 82.08 / Upper: 83.24
EUR/JPY Lower:109.68 / Upper:110.80
EUR/USD Lower:1.3123 / Upper:1.3708
GBP/JPY Lower:129.91 / Upper:133.56
GBP/USD Lower:1.5667 / Upper:1.6081
Fibonacci Zone USD/JPY
R2 84.11 ~ 84.56 / R1 83.53 ~ 83.67
S1 82.24 ~ 82.37 / S2 81.35 ~ 81.79
Fibonacci Zone EUR/USD
R2 1.3819 ~ 1.4042 / R1 1.3527 ~ 1.3596
S1 1.2872 ~ 1.2942 / S2 1.2426 ~ 1.2649
■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(01/10~01/14)の為替動向』
→ 2011_0114.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF
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1月 18 2011
ドル円。方向性は出るのか?
今日はNY休場と言うこともあり動意薄な展開が続いてますが、このところの相場自体、10月末に突っ込まれた以外は年末年始に多少揺れた程度で明確な方向感という物は出ていません。大雑把に言えば81円~84.50円の中を浮遊しているだけ。
しかし、変動の要因を見てみれば明らかに米国の景況感に左右されていることが解ります。年末年始相場もQE2の行方や逃避先としての債券(=長期金利に影響)、また年明けの雇用統計絡みの思惑から大きく動いたわけですしね。
なぜ年末~年初の相場が波瀾含み~そして凪になるかというと、クリスマス休暇で開店休場だった市場に、一気に"帰省"してくるからです。それもそれぞれの新年の抱負を胸に。
そして新年最初の運試しとばかりに新規ポジションを構築したり、相場の方向性を占うために試し玉を流したりします。もちろん売りもあれば買いもある。そんな交錯が波乱含みな相場を形成し、加えてあまり良い事ではありませんが乱暴な相場に付いていけず、玉を投げたり個人投資家ならロスカットを食らったり。そんな売買までが波乱な相場に更なる振幅を与える。と言うわけですが…、結果としてチャートのように幅広のレンジだったりします。
例年であれば1月中旬か遅くとも後半にはトレンドめいた流れが見えてくることが常でもありますが、遅くなれば遅くなるほど暴発(高騰/暴落)してしまうのも常です。
さて、今週は特に重要指標はありませんが、景況感の要である雇用と住宅指標は要チェックですね。
1/19(水)
22:30 米12月住宅着工件数(季調済・年率) 前回 55.5万件 予想 55.0万件
22:30 米12月建設許可件数(季調済・年率) 前回 53.0万件 予想 55.5万件
1/20(木)
22:30 米新規失業保険申請件数 前回 44.5万件 予想 42.5万件
22:30 米失業保険継続受給者数 前回 387.9万人 予想 398.5万人
24:00 米12月中古住宅販売件数(季調済・年率) 前回 468万件 予想 486万件
24:00 米12月中古住宅販売件数(前月比) 前回 +5.6% 予想 +3.8%
24:00 米12月景気先行指標総合指数(前月比) 前回 +1.1% 予想 +0.6%
24:00 米 1月フィラデルフィア連銀製造業景況指数 前回 +20.8 予想 +20.4
そして今週・来週は指標はもとより決算報告は立て続けに出てきます。これも景況感に直結してきますから予想外な数字は指標サプライズ同等、いきなりの急騰/急落を誘引する場合があります。
明日以降では
1/18 IBM,ウエスタンデジタル,シティグループ
1/19 eBey,ゴールドマン・サックス・グループ
1/20 バンク・オブ・ニューヨーク・メロン,モルガン・スタンレー
1/21 グーグル,ゼネラル・エレクトリック,バンク・オブ・アメリカ
1/24 アメリカン・エキスプレス,マクドナルド
1/25 アップル,ジョンソン・エンド・ジョンソン,テキサス・インスツルメンツ,ベライゾン・コミュニケーションズ,ヤフー
1/26 クアルコム,スターバックス
1/27 シマンテック,ボーイング,マイクロソフト
1/28 アマゾン・ドット・コム,フォード・モーター,P&G,モトローラ
などと予定されています。(2011/01/17現在)
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By najirane • 為替動向と予想 • Tags: 米国 決算発表 ドル円 クロス円 原油 為替 株式 米国 指標 ダウ 介入 日銀 金融緩和 FRB QE2 クリスマス 年末相場 新年相場 中国 Wトップ