6月 20 2009
連載:その地合判断、正しいですか? (その3)
さて、久々に研究中のテーマに戻ります。
通貨の指標作成のためにはどうしても統計的手法が必要です。
私も実際のところ専門に研究したことはありませんが、
統計学の基本というか常識として「サンプル数が多い方が精度が高い」わけですが
サンプル数が多くなればそれら比較対象に対し「何らかの補正が必要か否か」
と言う命題も必要になってきます。
例えば、2004年のBISの数字で全通貨取引の86.3%を占めるUSドルと
6.7%のオージー(オーストラリアドル)を同列に取り扱うにはどうしたらよいのか?
と言うことですね。
仮に同じ枚数の買いが入った場合、USドルに対しては"屁"のような枚数でも
オージーにとってはとてつもない変動を呼ぶのではないでしょうか。
これが0.7%のインドルピーだったら、もう大変な状況になるでしょう。
しかし、FX(為替取引)は基本的にゼロサムのはず。
USドルが1万枚買われたと言うことは、
USドル以外の他の通貨が単独もしくは複合で1万枚売られた。と言うことになるはずです。
なんてところで各通貨を同じ土俵に揃える手法をを考えている今日この頃。
6月 21 2009
アメリカ株高⇒原油高⇒ユーロ高
最近のお気に入りの公式です。
先週1週間は米国株,原油,ユーロ共に「落ちてから徐々に上がる」
と言う展開でしたが、まさにこの公式にも当てはまっていたかと思います。
加えて、円独歩高という地合でしたので来週は円の行き過ぎを是正するために
円売りの動きも予想できそうな感じです。
しかし、金曜日終了間際に原油価格が急落したことからユーロ安につながる懸念もあり、
その影響で円独歩高是正も帳消しになってしまうこともあるかも知れませんね。
ところで、為替相場においてはFX会社間で多少の違いはあっても
為替レートは為替レートです。
でも、原油相場って皆さん何処を見ますか?
と言うことで、私自身の後学のために若干調べてみました。
(長いので「続きを見る」からどうぞ)
More
にほんブログ村
為替・FXランキング
By najirane • 分析・相場観・手法 • Tags: 石油先物取引 NYMEX Heating Oil WTI IPE ブレント SIMEX ドバイ原油 スポット市場 バスケット価格 オマーン原油 中東産原油 Brent OPEC バスケット価格 プライスバンド スポット ターム DD原油 GG原油 FOB CIF